2015年5月『残雪を求めて、その2 -大雪北鎮岳-』 May 2015 "Spring Ski No.2"
「大雪山を滑って山のデカさを語れ!」とアルパインガイド・ノマド社のパンフレットに書かれていた。ノマド社社長の宮下さんに連れられて、層雲峡から黒岳へ、石室でテントを張って、翌日は北鎮岳に登った。

5月1日午前11時過ぎ、層雲峡に着いて唖然!「黒岳ロープウェイは強風のため運休中」。係員からは「午後3時ごろから風がおさまる予報ですが、このまま終日運休もあり得ます」と伝えられた。「ロープウェイ下の崖の夏道を、スキーかついで登ろうか、2時間!」との案も出たが「却下!」。運行を祈るように待った。午後1時前、まだ強風の中、我われ4人だけを乗せて、ロープウェイはゆっくりゆっくりと進んだ。感謝感激であったが、ただ不満に思ったのは、ロープウェイの中に「出前のアルミ箱」が鎮座していたこと。上で働く職員のためなのだろうが、「出前のついで」に乗せてもらった、ような気がした。
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何はともあれ、層雲峡対岸の北大雪の山々を望みながら、無事出発できたことに感謝した。

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「大雪マッターホルンです」、と宮下さんが黒岳山頂をバックにポーズ。

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急角度の雪斜面を喘ぎながら登りついた黒岳山頂(1984m)の先に、真っ白な大雪の山々が眼前に広がっていた。

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黒岳山頂からは風衝地のため雪がまったくない。ここからスキーを担いで石室に向かった。

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石室は屋根だけが雪の上に出ていた。

風が強いので、石室の冬期用の出入り口を掘り出して中に入り込み、テントは石室の中に張らせていただいた。おかげさまで、テントの中は暖かく快適であった。c0219616_6112067.jpgc0219616_6114896.jpg
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宮下さん手作りの晩ご飯をいただいた後、トイレのため石室から這い出ると、すばらしい光景が広がっていた。
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5月2日、快晴の朝を迎えた。石室からスキーにシールをはり、誰もいない真っ白な雪原を、北鎮岳の山頂目指し、ゆっくりと歩いた。
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雪原の向こうに大雪の峰々が続く。


北鎮岳は北海道第2の高峰(2244m)。山々の見晴らしは、一番高い旭岳(2290m)よりも優れている。
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北鎮岳山頂から安足間岳、比布岳、愛別岳を望む。

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旭岳、後旭岳。

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お鉢の向こうに、白雲岳、北海岳、ずっと向こうに忠別岳、トムラウシ山もみえる。遠く阿寒の山も見渡すことができた。

そして北鎮岳の頂上から滑り降りた。
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そして、また登り返す。
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そして、また滑り降りた。
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石室で荷物を回収してスキーを担ぎ、黒岳山頂から、重い荷物を背負って慎重に滑り降りた。
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山に、好天に、そして宮下さんに、仲間に感謝。
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by kobayashi-skin-c | 2015-05-05 05:49 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
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