2016年2月 『藻岩山北壁』 February 2016 "Mt. Moiwa, North Face"
藻岩山北壁、「ほくへき」とは読まないで「きたかべ」と呼ぶ、そこがミソ。
札幌市内から藻岩山を見上げるとき、正面を向けているのが北壁だ。冬、雪がすっかりと山肌を覆ってから、この北壁を登る踏み跡がつけられる。観音寺の登山口から登り始め、三番地蔵の脇から踏み跡が始まる。そして北壁らしく陽の当たらない黒い斜面を目指す。
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カツラやエゾマツの大木の間を緩やかに登る。深山の趣がある。こんな間近に大自然があるなんて、札幌はつくづく幸せな街だ。
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岩場こそないが、北壁はけっこうな斜度を登らなければならない。踏み跡がしっかりするまでは、雪を踏み抜いて腰まで下笹の中に落ちることもある。晴天をバックに北壁スカイラインで斜度を知る。40度ぐらいだろうか。
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山頂ハウスの展望台から札幌の街を見るとき、その真下が北壁だ。
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札幌の真冬の素敵な散歩道、それが藻岩山『北壁』。

でもご用心、1月の天気の荒れた日。若者が一人、幾人かのハイカーに介抱されていた。全身を細かく震わせていた。見るからに「低体温症」。「手伝えることはありませんか?」と声を掛けたところ、「もう間もなく救助隊がきます」とのこと。救急車の音が登山口の方から聞こえてきた。登山口まで下りつくと、パトカー、救急車、それになぜか大型の消防車も2台、消防指揮車なども含めると10台近くが集まってきていた。「こんな大袈裟なことになるなんて、山で遭難するもんではないな」と不謹慎にも思ってしまった。
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by kobayashi-skin-c | 2016-02-07 12:33 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
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