2016年6月 『夏の思い出、空沼岳、北大祭』 June 2016 "Memory of the summer, Hokudai Festival"
夏が来れば思い出す、はるかな、
わが青春。

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1970年6月、大学1年生の時、空沼岳万計沼に筏を浮かべる。


毎年のように、残雪の空沼岳を訪れる。あまりに雪が多く、雪渓で道を失ったこともあった。雪解け水で山道が冠水し、膝まで水に浸かることもあった。今年、リラ冷えの肌寒い日が続き、オホーツク海側では6月というのに雪が降った。そんな中、ある日晴天が広がった。
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登山口から1時間あまりで万計沼に着く。ほとりには北海道大学の「空沼小屋」が立つ。が、今は老朽化のため閉鎖されている。1970年6月、この小屋に泊まり、翌朝空沼岳に登り、札幌岳へ縦走した。それが私の北海道の初めての山だった。魅せられた。
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真簾沼。1970年、雪渓が残るこの沼で、M君とともに泳いだ。A君の「もし泳げたら、生協のランチ!」の賭けにのった。「はるかな、思い出」である。
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新緑と残雪の山(余市岳)が眩しい。
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低山だが360度の展望は素晴らしい。
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羊蹄山をバックにする65歳。あれは、46年前か。
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山の初夏、ゼンマイが葉を開き始め、
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可愛らしい蕗の薹が雪渓の脇で顔を出す。
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ツツジの赤も濃い(ムラサキヤシオ)。
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シラネアオイ(「この花は日本にしかない」、とNHKで言っていた)
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キャベツ畑と見紛うミズバショウの群落。可憐な水芭蕉も暖かくなると巨大なキャベツへと化す。英語ではその名も"Skunk Cabbage"
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地味だけど美しい、オオカメノキ(ムシカリ)
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山で見つけると嬉しいオオバナノエンレイソウ
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いまや、札幌の初夏の風物詩となった「北大祭」。晴天となった日曜日、多くの市民が訪れていた。普段は学生・教師だけが行きかう道の両側には屋台のテントが立ち並び、人で埋め尽くされていた。
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今の北大には大勢の留学生が訪れている。各国・各地の屋台が眼を引いた。なんとも、楽しそう。
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今の平和で楽しい北大祭と違い、1970年当時の北大は学生紛争の真っ只中。全学封鎖が解除され、やっとのことで入学試験が行われたが、入学式はなかった。大学祭と言っても、「革マルだ」、「民青だ」、「中核だ」のヘルメット姿と、拡声器のアジ演説の声だけだった。そんな大学祭を逃れて行ったのが「空沼岳」だった。
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夏が来れば思い出す、はるかな、わが青春。
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by kobayashi-skin-c | 2016-06-05 21:54 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
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