2017年5月 『オカマと地獄を滑る』 May 2017 "Ski in the Volcano Pot and the Hell"
ザラメ雪となり、雪崩の危険も少なくなった羊蹄山、大雪旭岳を滑った。
オカマ(お釜)は、羊蹄山の山頂にある火口。地獄は、大雪旭岳の今も活動を続ける爆裂火口(地獄谷)。

羊蹄山にはパウダースノーを求めて冬に訪れているが、山頂を踏むことは難しい。この残雪期がチャンスとなる。昨年、比羅夫登山口から山頂、お釜滑走を13時間をかけて果たした。今年は残雪量が多く、真狩登山口からふたたびチャレンジした。

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ゴールデンウイーク後半、素晴らしい晴天の日が続いた。青空の下、羊蹄山がすっくと立つ。目指せ山頂。

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登山口の雪は消えていたが、1合目半あたりからはスキーを履いて登った。4時間で避難小屋のある9合目まで辿り着いた。雪はザラメから表面がクラストした硬い雪面となる。

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外輪山に到達。お釜を見下ろす。

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やったね!一気にお釜の底へ滑り込む。クラストした表面の氷がスキーに切られて降り落ちる。ザザザザーーッと凄い音だ。滑りの模様は動画をご参照ください。https://youtu.be/XwsHSgSkCEM

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お釜の底で歓喜!

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お釜から外輪山へ登り返し、一気に麓をめがけて滑り降りる。眼下には洞爺湖、噴火湾。遠くに駒ヶ岳が望める。

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途中、第2テラスの沢は雪崩のデブリで埋まっていた。これだけ大きなのに遭遇したら、とても助からないだろうな。

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7時間で下山。昨年の約半分の時間。この日の天気、そして雪に感謝。
麓の真狩村では畑起こしの真っ最中。春だ。



そして、大雪旭岳へ。
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旭岳山頂からのスキー滑降はすでに3回果たしているが、いずれも裾合平方向への北斜面だった。いつも気になっていたのが「地獄谷」。山頂直下からまっすぐに切れ落ち、「姿見の池」に向かって大きな地獄の口を開けている。今も大きな噴気を活発にあげている。晴天、しまったザラメ雪。小さな雪崩痕はいくつも観察されたが、今日は大丈夫そうだ。「旭岳地獄谷、行けますよ」と、ノマドの宮下親分からも背中を押されていた。親分の指示通りに、「金庫岩」の脇から地獄の底へ向かって真っ逆さま。

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緊張した!それにも増して面白かった!

ところが斜面が緩くなるにしたがってストップ雪に悩まされ、脚はパンパン。噴気孔脇を滑りぬけるころはよれよれだった。止まってしまうとイオウガスで命にかかわる。必死でこらえたが、噴気で喉がヒリヒリとした。
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お疲れさん。

下山後は、ロッジ・ヌタプカウシのお世話になった。露天風呂とビールが最高だった。念願だった「地獄谷」滑降。一緒にチャレンジしてくれた衣子に感謝。
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by kobayashi-skin-c | 2017-05-07 12:40 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
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