カテゴリ:PHOTO & ESSAY( 170 )
2016年12月 『新雪、雪鳴り』 December 2016 "Weeping New Snow"
冬至も近い、冷え込んだ札幌の朝。
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新雪に纏われた北大キャンパスを歩くと、キュキュ、キュキュッと雪が鳴る。「雪鳴り」あるいは「雪泣き」。俳句の季語となっている。
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雪の帽子を被ったクラークさん、どうして雪が鳴るの?
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「それは、私の後輩の中谷宇吉郎君に聞いてごらん、雪の博士だよ」。
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中谷宇吉郎博士が教鞭をとった旧理学部。玄関前の「クロフネツツジ」は雪吊で守られている。
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農学部、古河講堂、そしてポプラ並木。
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そして十勝連峰の三段山。マイナス20度まで冷え込んでいた。雪を被った針葉樹のクリマスツリーの間を、雪を鳴らせながら登り、雪煙を蹴立てながら滑り降りる。
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仲間と滑る至福の時。
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by kobayashi-skin-c | 2016-12-17 16:26 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2016年11月 『新雪!初滑り!!ヤッホー!!!』 November 2016 "New Snow, First Ski, Yahoo!"
気温が下がり、新雪が地面をおおった。待ちに待ったパウダーのシーズン到来!
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札幌国際スキー場で初滑り。
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札幌国際スキー場には「グランドシニア」なるチケットカテゴリーがある。晴れて!二人とも有資格者となった。一日券¥3000。20本近く乗りこなすグランドシニアには大変お得である。お昼はゲレンデ食堂で「国際カレーラーメン」。
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いよいよスキーシーズンの幕開けである。
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by kobayashi-skin-c | 2016-11-30 16:43 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2016年11月 『晩秋、落穂ひろい』 November 2016 "Des glaneuses"
「Des glaneuses(落穂ひろい)」、フランスの印象派画家ミレーの代表作。「晩鐘」とともに晩秋の農村風景として名高い。
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『落穂ひろい』??

いたいた、カラスの『落穂ひろい』!!。ポプラ並木横の実験田圃に落穂を探すカラスが群れていた。
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晩秋の北海道大学で「坂本直行さんのスケッチブック展」が開かれていた。
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坂本直行は昭和初期、北海道大学山岳部草創期に学生時代を過ごし、卒業後は日高地方で牧場開拓にあたった。貧しい開拓生活の中、日高の山々を描き、やがてその画才に目覚め、画家として独立した。坂本直行の作品としてもっとも有名なのは、あの「六花亭(旧名帯広千秋庵)」の包み紙を彩る野の草花の絵である。
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展示物の中に、日高の坂本直行の開拓地を訪れた客人の芳名録(随筆集)があった。有馬 洋、有馬 純兄弟の2ページが開かれていた。
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私の学生時代の同級生有馬君の伯父・父君のものである。有馬 洋は北海道大学山岳部在学中に日高で遭難死した。有馬 純、いや有馬先生は私の学生時代、北海道大学結核研究所(現免疫研究所)の所長で、実は私たちが学生時代に結婚式を挙げたとき仲人をつとめてくださった。残念なことに有馬先生は先年天国に召された。その有馬先生の若々しい、そしてロマンティックな文章に感激した。展示物の撮影は禁止であったが、周囲に人がいないことを確かめてカシャリした。

晩秋、言葉以上に物寂しい。もうすぐに本格的な冬が来る。
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by kobayashi-skin-c | 2016-11-20 16:39 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2016年11月 『晩秋から初冬』 November 2016 "in the Late Autumn"
今年の北海道はあっという間に秋が通り過ぎていった。

中島公園の紅葉
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初雪も早く、10月20日には一度街が真っ白となった。二日前には11月上旬としては異例の大型寒波が押し寄せ、札幌市内でも20㌢を超える積雪となり、初氷もはった。クラーク博士も寒そう。
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もう40年以上も前、私が北海道大学に入学した年の初冬のこと、広島からきたばかりの私に先輩が冬の注意として、「凍れる(しばれる)日に外で小用をたすときは、トンカチ(金槌)を持っておくのを忘れないように。出る端から小便が凍るのでトンカチで割りながらしなくてはならない」と教えてくれた。「なるほど」。またもう一つ冬の知恵としてこんなことも教えてくれた。「初冬のころ、鴨が簡単に獲れるぞ。凍ったばかりの池に行くと動けなくなった鴨がいるので、鉄砲はいらない。鎌を持っていって脚を刈ればいいんだ」と。

初氷のはった大野池。「いたいた、凍った池にじっと動かぬ鴨が数羽」。
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「しまった。鎌を持ってくるのを忘れた、残念!」

でも、よく見ていると鴨は薄氷を割りながら、歩いたり、泳いだり。どうやら氷に閉じ込められてはいないようだ。
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その後、先輩の忠告は笑い話であることを身をもって実証したが、凍った鴨の話しはまだ少し信じている。

大野池の氷に閉じ込められた鴨ではなく、落ち葉。
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銀杏並木は黄葉の最盛期の前に雪で落ちて、黄色の絨毯を作った。
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錦模様の絨毯も。
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足早に去っていった秋。晩秋から初冬、いやな季節だが新雪と残り葉の美しい一瞬がある。
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そして、モンブランが美味しい(レストラン「プティ・サレ」にて)。
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by kobayashi-skin-c | 2016-11-10 17:47 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2016年10月 『さようなら、黒田。そしておめでとう日ハムファイターズ』
『黒田!』、『くーろーだーーー!!』
大谷を打ち取った投球が黒田の最後の姿となった。あらんかぎりの声をふりしぼり、溢れる涙をふきふき、マウンドを降りる黒田に手を振りつづけた。
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そして、孫まで動員した応援空しく、32年ぶりの日本一を目前にしてカープは日ハムファイターズに敗れ去ってしまった。10月29日、目の前では栗山監督が胴上げされていた。
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しばらくは立ち上がることもできず茫然として、これが夢であることを願った。

翌日広島の街に出ると、こんな横断幕、そしてお店のメニューもあった。みんな同じ気持ちなんだろうな。
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少し気は早いが、宮島さんに『来年こそ日本一』の願をかけに行った。
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日ハムは一度流れをつかむと、一気に勝ち続け、日本一を手にした。栗山監督の大胆な采配に脱帽であった。

私は北海道に棲みはじめてからすでに46年も経とうというのに、『赤児の魂、百まで』と言うのだろうか(「三つ児」の間違い?生まれた時から赤ヘル?)、これからもずっとカープを応援し続ける。25年ぶりのセリーグ制覇を果たし、来年からは少し誇らしい気持ちで・・・・・
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by kobayashi-skin-c | 2016-11-06 17:54 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2016年10月 『北海道大学、秋の異変』 October 2016 "A Surprising Change in Hokkaido University"
この秋、北海道大学の構内から子供の姿が消えた。秋の好日にもかかわらず中央ローンはひっそりと静まり返っている。
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いっけん親切な看板にも見えるが、これが子供が消えた元凶。
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「子ども走ると芝傷む」北大が立ち入り規制 幼稚園や保育園困惑 | どうしん ...
dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0324046.html

北海道大学当局は、子供を締め出すことを決意した。クラーク博士は淋しそうに見えるのだが、・・・・・・・・
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人の世の移ろいを無視するように、秋は深まり行く。
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この素晴らしい北海道大学を、子供たちにもう一度開放してほしい。
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by kobayashi-skin-c | 2016-10-20 12:28 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2016年10月『天晴れ、日本晴れ、里の紅葉』 October 2016 "Glorious Autumn Day"
天晴れなほどの日本晴れの日、札幌の里にも紅葉が降りてきた。来週には真っ赤なカープが日本一をかけた戦いのため札幌に来る。
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まばゆいほどの青空に、紅葉の八剣山が聳える。岩山の八剣山は低山だが登り甲斐があり、岩壁の紅葉がこの上もなく美しい。
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下山後は札幌の街に戻った。道庁前庭の紅葉に迎えられた。
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道庁に続く赤レンガテラスには素敵なレストラン『プティ・サーレ』がある。素敵な秋の味覚に迎えられた。前菜の茸(ポルチーニとシャンピニオン)のスープ、メインはエゾシカのヒレロースト、そしてデザートは夕張メロンスープの中に共和メロンの果肉と道産の梨、そしてミルクアイスが浮かぶ。顔がほころぶ。
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by kobayashi-skin-c | 2016-10-19 20:10 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2016年10月 『赤の季節』 October 2016 "The Season of the Red"
紅葉が美しい。晴天の日曜日、十勝連峰の富良野岳、上ホロカメットクを巡った。1週間前の大雪山に負けず劣らぬ『赤』を堪能した。
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そう私の心の中は真っ赤赤なのである。

10月1日、土曜日の診療を終えて向かったのは、夕張岳登山口に建つ夕張岳ヒュッテ。2年前に改築があいなった。林道を車でつめると札幌から約2時間のところにあるので、土曜日の診療後からでも利用できる最適の山小屋。
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ところが、ところが、美しい夕張岳を望む地点まで車は到達したものの、その先の橋は無念にも通行止め。先般の台風のため林道の路肩が崩れているのだとか。夕張市のホームページには「8月25日から林道開通」と掲載してあったのに・・・・。車の中には、山小屋宿泊のための一式をそろえた大きなバックパックが収まっている。空しく札幌に帰るのも悔しい。そのまま道路を三笠桂沢湖方面に進み、富良野から上富良野へ。十勝岳・富良野岳登山口にある自炊宿泊施設「白銀荘」に向かった。

美しい朝が迎えてくれた。朝日で「赤く」染まる富良野岳。
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富良野岳山頂にて。
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富良野岳から三峰山、上ホロカメットクへと青空の稜線を歩いた。十勝岳に向かって、ハイマツの香りに包まれながら空中漫歩。ナナカマドの葉は散っていたが「真っ赤」な実が残っている。
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上ホロカメットク山頂から富良野岳を振り返る。
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上ホロカメットクは今年3月に、冬山訓練で登った山である。参考までにそのときの写真。ずいぶんと違うものだ。
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山の紅葉は、少しずつ裾野に下り始めている。紅葉と青空と、そして火山の白い山肌が絶妙のコントラスト。やはり、今年の紅葉は、「赤が濃い」。
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普通、紅葉は木々・草々の葉であるが、山肌を埋める綺麗な実の紅葉?(紅実)は初めてであった。
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まさに『赤の季節』
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下山後、十勝岳安政火口を訪れてみた。黄色の硫黄で染まるむき出しの山肌、溶岩ドームの黒い塔、白く立ち上る火山蒸気、そして青い空。異世界が広がっていた。
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ウン、青?!ファイターズも頑張れ!
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by kobayashi-skin-c | 2016-10-02 16:06 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2016年9月 『赤に染まる大雪山』 September 2016 "Red Mountains"
カープの優勝を祝福するように、大雪の山々が赤く色づいた。今年の紅葉はいつもより「赤が濃い」、気がする・・・・

秋分の日、白雲岳避難小屋に泊り、赤岳、白雲岳、緑岳、そして高原温泉沼巡り。
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ウラシマツツジの紅葉
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ナナカマドの紅葉
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3日後の週末、旭岳温泉「アートヴィレッジ杜季」に泊り、姿見の池から裾合平、中岳温泉、間宮岳、旭岳と巡った。
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裾合平、チングルマの紅葉
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紅葉に囲まれる中岳温泉
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旭岳噴火口の赤い岩壁
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帰りに立ち寄った美瑛の素敵なレストラン「ビ・ブレ」も赤で迎えてくれた、気がした・・・・
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紅葉はこれからゆっくりと里に下りてくる。札幌の町に下りるころ、カープは日本一、・・・・・・
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by kobayashi-skin-c | 2016-09-29 18:35 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2016年9月 『カープ、カープ、カープ広島、広島カープ!』 September 2016 "Hiroshima Carp!"
2016年9月10日、東京ドームにおいて巨人に勝利し、広島カープが25年ぶりのセリーグ優勝を果たした。
1975年の初優勝の時も後楽園球場。巨人を破ってつかんだ栄冠だった。あの時も、そして今回も、勝利に涙した。
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         (9月11日『日刊スポーツ』)


好調カープの試合を、広島のマツダスタジアムで観戦したいと、7月から旅行の手配を行っていた。しかし、必ず優勝するとは思っていても、「もし応援に行って負けづいてしまったらどうしよう」の思いがぬぐいきれず、観戦の決心がなかなかつかなかった。というのも20年前のこと。今も伝説として語り継がれる長島巨人の「メイク・ミラクル」。その大逆転優勝は、札幌円山球場での対広島戦3連勝からスタートした。その三連戦を私は応援していたのだ。以来、私が観戦・応援するたび、カープは目の前で負けた。今年の対ファイターズとの交流戦は珍しく2勝1敗と勝ち越したが、私が応援したのはその1敗の時だった。友人であり、現広島球団オーナーの松田君からは「頼むけー来てくれるなよ」と言われていた。

しかし、あろうことか、今年のカープは「神ってる」。どんどんとマジックナンバーを減らしていった。予定どおり9月7,8日、故郷広島に帰ることとした。松田君には帰る前日に「明日帰るけー、席を頼む」と伝えた。松田君も「だめじゃ」とは言わなかった。
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北海道広島県人会の赤いはっぴを着て、マツダスタジアムのオーナー室に乗り込んだ。松田君は「わしも優勝が信じられん、ほいじゃけど、これでやっとたくさんの人達に恩返しができるような気がするんじゃ」とつぶやいた。

応援した9月7日、8日は中日ドラゴンズに快勝。真っ赤なマツダスタジアムで私たちも燃えた。目の前の胴上げを見ることはできなかったが、優勝を確信させるマジック1まで到達した。
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広島中が真っ赤に燃え、面白いものも発見した。
「赤いローソン!」
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赤い「カープの鯉人」(明らかに、北海道の『白い恋人』のパクリ!)
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カープ坊やの「カープカレー」、黒田の「男気カレー」
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心なしか赤く見える「お好み焼き」
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そう言えば「宮島さん」も赤い!
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次は日本一!
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他球団を応援される読者の皆さま、さぞ不愉快な記事であったことと思います。25年ぶりの無礼をなにとぞご寛容ください。この記事を掲載している今日、北海道日本ハムファイターズがパリーグ優勝を決めた。凄い!!、おめでとう。
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by kobayashi-skin-c | 2016-09-29 16:58 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)