カテゴリ:PHOTO & ESSAY( 187 )
2017年7月 『大雪山のお花畑』 July 2017 "Alpine Flowers in Mt Taisetsu, Hokkaido"
Facebook仲間、山ガイドのショウヘイ君、ミッチーさんの「今年の花は素晴らしい!」の投稿に触発されて、大雪銀泉台から、赤岳、小泉岳、緑岳へと歩いた。

ところが、しょっぱなから大きな雪渓。朝の早い時間、雪面は硬く、トラバースはおっかなかった。この雪渓の下が第一花園のはずなのだが。
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第三雪渓に至っては、まるでスキーゲレンデ並みの広さ、長さ。
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下りでは思いっきり尻セードを楽しんだが、スプーンカットの雪面がお尻にガツンガツンとぶつかり、痛かった。
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雪渓上部の黒い影は、熊ではありません。衣子です。

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第四雪渓にて、「お花畑やーーい、どこにあるの?」



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第四雪渓を登り越してから、いました、いました。花々が迎えてくれました。まずは見渡すかぎりのチングルマ。
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いつ見ても可愛いチングルマ。

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ピンク色が珍しいイワウメ。

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名前はいかついが、清楚で可憐なイワヒゲ

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鮮やかな黄色のタカネスミレ

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笑いかけてくれているようなエゾコザクラ

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可愛いぼんぼり、エゾノツガザクラ


そして今日お目当てのホソバウルップソウが小泉岳から緑岳への稜線に咲いていた。そこは楽園だった。

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少し盛りは過ぎていたのかも知れないが、コバルトブルーの花が美しい
ホソバウルップソウ

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向こうには残雪を被るトムラウシ山、そして十勝連峰。

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ホソバウルップソウ、タカネスミレ、エゾオヤマノエンドウ、・・・、まさに楽園

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そして高山植物の女王、コマクサ

そして、

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今日一日、ありがとう。


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by kobayashi-skin-c | 2017-07-17 12:57 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2017年7月 『夏、岩壁に遊ぶ。小樽赤岩』July 2017 "Red Cliff in Otaru, Hokkaido"
山の基本は「クライミング」である、と思う。昔スイスでトレッキングをしていた時、スイス人から山は好きですか?とたずねられて、"Yes, I like climbing!"と答えたら、驚嘆の目で見られた。アルプスでclimbing(クライミング)とは岩登りであり、私が歩いていたのは、トレッキングでもない、ましてやクライミングではない、「ハイキング」なのだそうだ。いささかがっかりした。

北海道に穂高や谷川岳のような大岩壁はないが、素晴らしい岩ゲレンデがある。小樽赤岩だ。昨年、ノマドの宮下親分に何度か連れられて赤岩で練習をした。そのときは、昨夏のモンブラン・マッターホルン遠征のための練習であったが、もう少し山の基本のクライミングに慣れ親しみたいと思った。なんせ、私は高所恐怖症なもんだから。

コバルトブルーの海、最近は積丹ブルーと呼ぶのだそうだ。その海から岩壁が聳えている。なんとも素晴らしい景色だ。
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5級の岩壁「火の見櫓」(5.9)は攀じ登れたが、5.10aは登り始めのオーバーハングをクリアすることができず敗退。宮下親分は5.12の岩壁を、スパイダーマンのごとく軽々と攀じ登った。かっこいい!
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ところで、札幌藻岩山に頻繁にこの看板がかかっている。クワバラ、クワバラ
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by kobayashi-skin-c | 2017-07-17 12:24 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2017年6月 『初夏、生き物溢れる北大キャンパス』 June 2016 "Early Summer, Hokkaido University"

初夏、北大キャンパスには夏の匂いが漂っている。夏草が生い茂り、芳香を放つ。少し、暑苦しい匂いだ。これが生きる匂いなのだろう。北大キャンパスに命が溢れている。

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オオハナウド

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ピンク色のハマナス、芳香が強い

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クロユリ

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・・・アヤメ

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オオウバユリ

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新渡戸稲造とヤマボウシ


そして、草木に育まれ生きる動物たち。
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キタキツネ、やはり野生の顔をしている。

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オシドリの子育て。12羽が孵化したが、10羽に減ってしまった。

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中央ローンにて、満開のヒナギクの中で女学生が本を読む。
学生たちも、この北大の自然に育まれながら大人になる。

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ポプラ並木でこんな生き物にも出会った、・・・・・
いや失礼! 第106代北海道大学応援団西尾和真君である。

北大は素敵である。つくづくと思う。

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ただ、こいつは厄介だ。とくに子育て中の初夏、親カラスは気が立っていて、そばを通るヒトに襲い掛かる。散歩中、執拗に威嚇され、私が足早に去ろうとした瞬間、後ろから頭をガツンとつつかれた。出血はなかったが、けっこう痛かった。カラスも必死に生きている。



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by kobayashi-skin-c | 2017-07-17 11:46 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2017年6月 『蕎麦懐石と八ヶ岳縦走』 June 2017 "Soba Dinner & Mt Yatsu"
上ホロカメットク山へ行ったとき、ノマド宮下親分から「八ヶ岳縦走」の計画があることを聞いた。何でも宮下親分のガイド仲間が、八ヶ岳の山麓に蕎麦のお店を開き、そこで美味しい蕎麦と酒を楽しむことができるとのこと。八ヶ岳はまあ「蕎麦のお供」程度とのお誘いであった。一にも二にも「ご一緒します!」。

かくして穂高からたった2週間後、ふたたび札幌から東京へ飛び、そして新宿駅から中央本線特急あずさ号に乗車していた。八ヶ岳山麓の茅野駅で下車。霧が峰ビーナスロード沿いにその蕎麦屋があった。
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その名は「六方庵楓林」。花々に囲まれた風情ある庵である。八ヶ岳の麓、美しい田園。そしてご主人の楓林さんが丹精をこめた料理の数々に舌鼓を打ち、美味しい蕎麦をたぐった。もちろん酒も進んだ(進み過ぎた)。
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翌朝、楓林さんも一緒に山に向かった。夏沢鉱泉からオーレン小屋、さらに夏沢峠を経て根石岳に登り、硫黄岳山頂を経て硫黄岳山荘に。
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根石岳山頂にて。後列の中央が、蕎麦名人であり名ガイドの楓林さん。

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硫黄岳山頂。そして鞍部の硫黄岳山荘に宿泊した。なんとも快適な山小屋であった。
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翌日、山は強風が吹き荒れていた。硫黄岳山荘から横岳へと向かう途中、ときおり突風が吹き抜ける。そのたびに身をかがめたが、前を歩く衣子の体が突然フワリと浮き上がり、左側に数メートル吹っ飛んでいった。しばらく起き上がれなかったが、頭も打っておらず何とか無事の様子であった(後で分かったが左側肋骨骨折の模様)。これが稜線上であれば命はなかったかも。

今回の八ヶ岳縦走には「蕎麦懐石」のほかに「満開のつくも草」の目玉もついていたが、寒さと強風で花弁は閉じたままであった。残念。
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八ヶ岳の最高峰赤岳山頂にて。

赤岳山頂を越えてからの稜線歩きが面白かった。こんなにスリリングとは!「蕎麦」と「つくも草」のお供のはずの「八ヶ岳」がこうも凄い山とは想像だにしていなかった。靴は軽登山用、バックパックにはほんの少しの着替えのみのハイカーなみ。それにしてもクサリ場、梯子の連続は楽しかった。
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キレットを越えて今日歩いた稜線を振り返る。迫力あるな。この写真に、今回の山行で一枚だけの自分が映る。左下に見える靴だ。

三日目の宿は「青年小屋」。5代目小屋主の竹内さんは、やはり宮下親分のガイド仲間。その夜、竹内さんからお酒の差し入れを受けた。「わしが國」。この「青年小屋」をお訪ねになった浩宮殿下も痛飲されたとか。有難く頂戴した。
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左:ノマド宮下親分、右:青年小屋主の竹内さん
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最終日は快晴。まさに梅雨の晴れ間。青年小屋から八ヶ岳南端の編笠山に登り、小淵沢に下山した。素敵な山々に、木々に、草花に、そして山仲間に感謝、感謝。
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by kobayashi-skin-c | 2017-07-16 22:54 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2017年4月 『氷雪の三段山夫婦岩ルンゼ、上ホロカメットク』April 2017 "Ice climbing to Tokachi Mountains"
厳冬期ではないが、まだ山が雪と氷で包まれるころ、訓練を兼ねて十勝連峰の三段山夫婦岩ルンゼ、上ホロカメットク山を目指した。ガイドはもちろん、ノマド宮下親分。

一日目、快晴。まずは十勝岳安政火口から三段山夫婦岩ルンゼを登った。気温が上がり、雪はざらめに近かった。
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三段山山頂、スキーでは三段山に幾度となく来ているが、山頂を踏むのは初めてであった。後ろは十勝岳。
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後ろに聳え立つのが上ホロカメットク山。昨年の4月にも、モンブラン、マッターホルン訓練のため宮下親分に連れられて登ったが、そのときは吹雪で何も見えずじまいだった。こんなきれいな山だなんて! 頂上やや左側、一直線にそそり立つのが明日目指す北西稜。闘志を掻き立てられる。

しかし翌朝。安政火口で装備を始めるころには山頂から雲が降りてきた。北西稜の核心部に近付くころには吹雪。雪も深い。宮下親分から「視界が悪く、雪を踏み抜くと危ないですね、引き返しましょう」との指示。すぐさま、大きな声で「ハイ!」と返事した。「また来るぞ!」
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by kobayashi-skin-c | 2017-07-16 21:59 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2017年5月 『残雪の穂高岳』 May 2017 "Mt Hotaka with spring snow"
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上高地河童橋からみる奥穂高岳。青い空、白い峰々、黒い岩壁、木々の新緑、そして透きとおった梓川。なにもかもが、心を満たしてくれる。憧れの上高地、そして穂高連峰。秋の西穂、夏の奥穂・北穂に登ったが、残雪期の穂高は初めてである。ノマドが企画した「残雪の穂高連峰縦走」に参加した。ガイドはYOUさん。
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上高地から徳沢へ、緩やかな道が続く。この季節、林床はニリンソウで埋め尽くされていた。その森でサルたちが遊んでいる。

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梓川と前穂高の岩壁。胸がわくわくする。
そして横尾から涸沢へ。本谷橋から向こうは全部、雪。アイゼンを履き、ピッケルを握る。そしてガイドの寺沢さんと、そして衣子とザイルで結ばれた。寺沢さんは横浜在住。YOUさんとは山岳ガイド試験の同期生とか。
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誰が呼んだか、涸沢劇場。そのU字谷が全部雪で埋まり、黒い岩壁に囲まれる。美しい。
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ザイテングラートの脇の急斜面を登った。アイゼンがしっかりと効き、ピッケルも気持ちよく刺さる。


そして穂高岳山荘に泊まった。我々ノマドチーム以外には二人しか泊まっていなかった。さて、翌朝。じつは、今までの写真はすべてこの朝からのもの。前日、涸沢から上はミゾレ、ときおり吹雪。そして一晩中、ゴーッゴーッと風が吹き荒れ、吹雪いていた。写真など写す余裕もなかった。この日は快晴。しかし気温は零下5℃。昨晩のミゾレ、雪はすべて氷化。奥穂高岳、前穂高岳への縦走は諦めざるを得なかった。YOUさんの判断で、穂高岳山荘から涸沢岳を往復し、ふたたび涸沢に下り上高地に戻った。
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朝の穂高岳山荘前で、アイゼンの準備を整える。



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涸沢岳山頂にて。山頂からは眼下に穂高岳山荘が望まれる。そして奥穂高岳がどっしりと聳え、ギザギザとした山稜が続く。右端がジャンダルム。
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目を転じると北穂高岳へ続く稜線、さらに遠くには槍ヶ岳の黒い岩塔が天を衝く。ずっとずっと向こうに真っ白な立山連峰、白馬連峰も見晴らすことができた。縦走はできなかったが、この展望を得ることができただけで満足とすべし。
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さらに翌々朝。ふたたび空は晴れ渡り、上高地の景色を満喫した。
大正池に映る朝焼けの焼岳とシルエットの穂高連峰。
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  いつかまた。







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by kobayashi-skin-c | 2017-07-16 21:23 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2017年5月 『雌阿寒岳・雄阿寒岳』 May 2017 "Mt Me-Akan & Mt O-Akan"
記事の書き込みが遅れてしまった。この間、どんよりと停滞していたわけではない。素晴らしい山行がいくつもあった。そんな中でも初夏の雌阿寒岳、雄阿寒岳は思い出に残るものであった。
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雌阿寒岳は日本有数の活火山で、数年前まで長く入山規制が行われていた。登山口からしばらくはエゾマツ、トドマツの森の中を進み、森林限界から上は月面のような火山地形となる。そして山頂には大きな噴火口が口を開け、活発に噴煙を上げている。私が知る火山の中で一番火山らしく、一番神秘的だ。
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下山すると大好きな野中温泉(雌阿寒温泉)が待っている。オンネトーと同じ翡翠色をした温泉である。
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翌朝は雄阿寒岳に登った。湖畔の登山口にとつぜん遊覧船が現れ驚いた。
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雄阿寒岳は想像以上に手ごわい山だった。なんせ登山道に倒木が多く、くぐったり、跨いだり、迂回したり、随分と時間がかかり、おまけに六合目から上の登山道はすっかりと雪に覆われてしまった。ここで撤退。無念!咲き乱れていたエゾオオサクラソウに心を癒される。
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札幌への帰り道、十勝川温泉に立ち寄った。十勝川の向こうに、日高の白い山峰が連なっていた。
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by kobayashi-skin-c | 2017-07-16 18:23 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2017年5月 『残雪の暑寒別岳』 May 2017 "Spring Ski in Mt Shokanbetsu"
暑寒別岳(しょかんべつだけ)標高1492m。

暑寒別天売焼尻国定公園内にある。増毛山地の主峰で第三紀(約400万-200万年前)に活動した火山。山名の由来はアイヌ語で「滝の上にある川」を意味する「ソー・カ・アン・ペツ」より。冬の季節風が厳しいため積雪が多く、初夏でも残雪が多い。山頂には一等三角点(点名は「暑寒岳」)が設置されており、平成20年の三角点標高改訂により1491.4mを1491.6mに変更された[Wikipediaから引用]。

それにしてもなんとロマンチックな名前。アイヌ語の名に、この漢字をあてた先人のセンスに敬服。

羊蹄山と、大雪旭岳の合間に、ノマド宮下親分の案内で増毛町の山小屋『暑寒荘』に泊まり、暑寒別岳に登頂、春スキーを満喫した。

札幌をお昼に出発し、暑寒荘に到着。
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ポンショカンベツ川に架かる橋の上で、増毛の町で買った「たこテン」、「えび天」をつまみに、まずは乾杯。
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夜は宮下親分・シェフが料理した「イタリアンサラダ」、「チーズフォンデュ」に舌鼓を打ち、もちろんお酒もたっぷりと頂いた。
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翌朝は0500起床。朝食(宮下親分が作った「チャンプルー」)を食べて、0615に山小屋を出発した。山小屋上からすぐにスキーを装着。
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途中、軽く藪漕ぎはあったものの、快適な尾根歩きへ。ゆるゆるとダケカンバの林を登る。
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森林限界を過ぎて、通称「ドーム」に到達するころから強烈な風。途中引き返して来る人もいる。昨日は、ほとんどの人が爆風のため、登頂を断念したとの事であった。
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強風を避けるように隊列を組み、前かがみの姿勢で頂上下の斜面を登る。

頂上直下まで来ると、なんと無風。宮下親分いわく「ムフッ❤」
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雪の暑寒別岳に初登頂!
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山頂から望む浜益岳、浜益御殿、雄冬山、西暑寒別岳(左から)、そして日本海。
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真っ白な雨竜沼湿原も見える。その向こうは大雪・十勝連峰。遠く遠くに真っ白な浮島(利尻)も見えていた。感謝、感謝、大感激。
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そして、そして大斜面を滑り降りた。しっかりとしたザラメ雪をかっ飛ばす。
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そして大斜面に描かれたシュプールを振り返る。
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暑寒別の山に、宮下親分に、一緒に登った仲間に、そして今日の天気に感謝。名残を惜しみつつ、日本海に向かって最後の滑降。また半年もするとパウダーの季節がやってくる。北海道って、なんて素晴らしい。
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by kobayashi-skin-c | 2017-05-07 14:24 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2017年5月 『オカマと地獄を滑る』 May 2017 "Ski in the Volcano Pot and the Hell"
ザラメ雪となり、雪崩の危険も少なくなった羊蹄山、大雪旭岳を滑った。
オカマ(お釜)は、羊蹄山の山頂にある火口。地獄は、大雪旭岳の今も活動を続ける爆裂火口(地獄谷)。

羊蹄山にはパウダースノーを求めて冬に訪れているが、山頂を踏むことは難しい。この残雪期がチャンスとなる。昨年、比羅夫登山口から山頂、お釜滑走を13時間をかけて果たした。今年は残雪量が多く、真狩登山口からふたたびチャレンジした。

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ゴールデンウイーク後半、素晴らしい晴天の日が続いた。青空の下、羊蹄山がすっくと立つ。目指せ山頂。

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登山口の雪は消えていたが、1合目半あたりからはスキーを履いて登った。4時間で避難小屋のある9合目まで辿り着いた。雪はザラメから表面がクラストした硬い雪面となる。

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外輪山に到達。お釜を見下ろす。

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やったね!一気にお釜の底へ滑り込む。クラストした表面の氷がスキーに切られて降り落ちる。ザザザザーーッと凄い音だ。滑りの模様は動画をご参照ください。https://youtu.be/XwsHSgSkCEM

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お釜の底で歓喜!

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お釜から外輪山へ登り返し、一気に麓をめがけて滑り降りる。眼下には洞爺湖、噴火湾。遠くに駒ヶ岳が望める。

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途中、第2テラスの沢は雪崩のデブリで埋まっていた。これだけ大きなのに遭遇したら、とても助からないだろうな。

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7時間で下山。昨年の約半分の時間。この日の天気、そして雪に感謝。
麓の真狩村では畑起こしの真っ最中。春だ。



そして、大雪旭岳へ。
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旭岳山頂からのスキー滑降はすでに3回果たしているが、いずれも裾合平方向への北斜面だった。いつも気になっていたのが「地獄谷」。山頂直下からまっすぐに切れ落ち、「姿見の池」に向かって大きな地獄の口を開けている。今も大きな噴気を活発にあげている。晴天、しまったザラメ雪。小さな雪崩痕はいくつも観察されたが、今日は大丈夫そうだ。「旭岳地獄谷、行けますよ」と、ノマドの宮下親分からも背中を押されていた。親分の指示通りに、「金庫岩」の脇から地獄の底へ向かって真っ逆さま。

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緊張した!それにも増して面白かった!

ところが斜面が緩くなるにしたがってストップ雪に悩まされ、脚はパンパン。噴気孔脇を滑りぬけるころはよれよれだった。止まってしまうとイオウガスで命にかかわる。必死でこらえたが、噴気で喉がヒリヒリとした。
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お疲れさん。

下山後は、ロッジ・ヌタプカウシのお世話になった。露天風呂とビールが最高だった。念願だった「地獄谷」滑降。一緒にチャレンジしてくれた衣子に感謝。
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by kobayashi-skin-c | 2017-05-07 12:40 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2017年5月 『北海道大学、春の妖精たち』 May 2017 "Fairies of the Spring in Hokkaido University"
冬から春へ。劇的な四季の移ろいが北国にはある。
今年も春を告げる妖精たちが、北海道大学のキャンパスに現れた。

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a couple of mandarin duck 毎年訪れるオシドリ夫婦。ただ同じつがいなのかどうか、私には見分けがつかない。

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skunk cabbage (Lysichiton camtchatcense) 水芭蕉。いつ見ても可憐で清楚。

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magnolia kobus and silver birch 満開のキタコブシとシラカバの若葉。

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Corydalis ambigua 今年のエゾエンゴサクは当たり年!?野にも山にも青い絨毯を作っている。

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wild cherry blossoms エゾヤマザクラ。

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Trillium kamtschaticum 真白に、高貴なオオバナノエンレイソウ(大花延齢草)。また春が巡ってきた。
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by kobayashi-skin-c | 2017-05-07 11:36 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)