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2016年9月 『赤に染まる大雪山』 September 2016 "Red Mountains"
カープの優勝を祝福するように、大雪の山々が赤く色づいた。今年の紅葉はいつもより「赤が濃い」、気がする・・・・

秋分の日、白雲岳避難小屋に泊り、赤岳、白雲岳、緑岳、そして高原温泉沼巡り。
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ウラシマツツジの紅葉
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ナナカマドの紅葉
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3日後の週末、旭岳温泉「アートヴィレッジ杜季」に泊り、姿見の池から裾合平、中岳温泉、間宮岳、旭岳と巡った。
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裾合平、チングルマの紅葉
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紅葉に囲まれる中岳温泉
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旭岳噴火口の赤い岩壁
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帰りに立ち寄った美瑛の素敵なレストラン「ビ・ブレ」も赤で迎えてくれた、気がした・・・・
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紅葉はこれからゆっくりと里に下りてくる。札幌の町に下りるころ、カープは日本一、・・・・・・
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by kobayashi-skin-c | 2016-09-29 18:35 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2016年9月 『カープ、カープ、カープ広島、広島カープ!』 September 2016 "Hiroshima Carp!"
2016年9月10日、東京ドームにおいて巨人に勝利し、広島カープが25年ぶりのセリーグ優勝を果たした。
1975年の初優勝の時も後楽園球場。巨人を破ってつかんだ栄冠だった。あの時も、そして今回も、勝利に涙した。
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         (9月11日『日刊スポーツ』)


好調カープの試合を、広島のマツダスタジアムで観戦したいと、7月から旅行の手配を行っていた。しかし、必ず優勝するとは思っていても、「もし応援に行って負けづいてしまったらどうしよう」の思いがぬぐいきれず、観戦の決心がなかなかつかなかった。というのも20年前のこと。今も伝説として語り継がれる長島巨人の「メイク・ミラクル」。その大逆転優勝は、札幌円山球場での対広島戦3連勝からスタートした。その三連戦を私は応援していたのだ。以来、私が観戦・応援するたび、カープは目の前で負けた。今年の対ファイターズとの交流戦は珍しく2勝1敗と勝ち越したが、私が応援したのはその1敗の時だった。友人であり、現広島球団オーナーの松田君からは「頼むけー来てくれるなよ」と言われていた。

しかし、あろうことか、今年のカープは「神ってる」。どんどんとマジックナンバーを減らしていった。予定どおり9月7,8日、故郷広島に帰ることとした。松田君には帰る前日に「明日帰るけー、席を頼む」と伝えた。松田君も「だめじゃ」とは言わなかった。
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北海道広島県人会の赤いはっぴを着て、マツダスタジアムのオーナー室に乗り込んだ。松田君は「わしも優勝が信じられん、ほいじゃけど、これでやっとたくさんの人達に恩返しができるような気がするんじゃ」とつぶやいた。

応援した9月7日、8日は中日ドラゴンズに快勝。真っ赤なマツダスタジアムで私たちも燃えた。目の前の胴上げを見ることはできなかったが、優勝を確信させるマジック1まで到達した。
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広島中が真っ赤に燃え、面白いものも発見した。
「赤いローソン!」
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赤い「カープの鯉人」(明らかに、北海道の『白い恋人』のパクリ!)
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カープ坊やの「カープカレー」、黒田の「男気カレー」
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心なしか赤く見える「お好み焼き」
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そう言えば「宮島さん」も赤い!
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次は日本一!
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他球団を応援される読者の皆さま、さぞ不愉快な記事であったことと思います。25年ぶりの無礼をなにとぞご寛容ください。この記事を掲載している今日、北海道日本ハムファイターズがパリーグ優勝を決めた。凄い!!、おめでとう。
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by kobayashi-skin-c | 2016-09-29 16:58 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2016年9月『乾癬学会に付随して、日光、男体山』 September 2016 "Nikko & Mt Nanntai-san"
第31回日本乾癬学会が宇都宮市において開催された。
「日光を見ずして、結構ということなかれ」の言葉があるくらいなのだから、死ぬまでに一度は訪れておくべきなのだろう。華厳の滝、中禅寺湖、そして男体山もずっと気になっている。

かくして、乾癬学会の2日前から宇都宮を目指した。東京までは飛行機、東京からは新幹線で宇都宮、そして日光線に乗り継いで日光へ。途中宇都宮の駅では「焼餃子」、「水餃子」をさっそくいただいた。どうして宇都宮名物なのか理解に苦しむ。
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日光では「金谷ホテル」に宿をとった。なんでも日本最古の西洋式ホテルとのこと。明治時代、外国人の避暑地として人気を博したらしい。
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私たちが案内された部屋には、1922年、アインシュタインが滞在したそうな。外観も内装も古めかしく、アインシュタインが今でも歩いていそうな雰囲気である。
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日光といえば東照宮。東照宮こそが「日光を見ずして、結構ということなかれ」のはずであったが、現在「平成の大改修工事中」。あの陽明門も、本殿もビニールシートで覆われ、「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿と、あの眠り猫にいたってはレプリカに置き換えられていた。まあ、その情報は知っていて訪れたのだが・・・・・・
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東照宮から「パワー」を感じることはなかった。伊勢神宮では強烈なパワーを感じ取った。出雲大社でも敬虔な気分に浸った。故郷の厳島神社とその背景の弥山では幽玄な気持ちになるのだが、ビニールシートと、大勢の外国人観光客に囲まれた日光東照宮は、「残念!」(徳川東照大権現様、ごめんなさい)。

翌日には華厳の滝を見物して、男体山に登った。日光には東照宮以前、奈良時代に開山したと伝えられる二荒山(ふたらさん)神社があり、背景に御神体である男体山(2,486m)、女峯山(2,464m)、太郎山(2,368m)があり、男体山(古名は二荒山)は二荒山神社の奥宮となる。華厳の滝を含め、こちらはパワースポットであった。
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男体山の登山口は神社境内の奥から。入山料ではなく参拝料500円をおさめて出発した。中禅寺湖から一気にせり上がる男体山は意外に厳しい山道で、修験の場であったことを実感する。
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下山後は中禅寺湖の美しい景色に癒された。明日から乾癬学会。
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by kobayashi-skin-c | 2016-09-29 11:25 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2016年9月教室『第31回日本乾癬学会の話題から』
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第31回日本乾癬学会が宇都宮市において開催されました。学会会長は自治医科大学皮膚科教授、大槻マミ太郎先生です。学会のテーマは『乾癬、その深淵へ』。乾癬の原因追求、乾癬の治療開発、乾癬患者さんへの思いやり、すべてに通じるテーマです。全国から1000人をこす参加者があり、入りきれないぐらいの聴衆で溢れた会場もありました。第1回は、学会に発展する前の乾癬研究会の名で、大分県別府市の郊外にある城島高原ホテルで30年前に開催されました。講演・発表が行われたのはホテルの大広間の畳の上でした。隔世の感があります。

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学会プログラムは盛りだくさんで、5つの会場に分かれて同時進行のため、すべてを聴くことはとてもできません。

プログラムの中でもとくに目立つのが『生物学的製剤』関連のシンポジウム、セミナー、一般演題が多かったこと。この数年の傾向ですが、とくにスポンサード・セミナーのほとんどがそうでした。思い返せば、1999年、米国サンフランシスコで開催された国際会議で生物学的製剤の存在を知りました。当時は『標的療法』と呼ばれていました。乾癬発症の免疫学的メカニズムの解析が進み、当時主流の考えであったヘルパーT細胞を標的とするモノクローナル抗体が、米国で治療として使われ始めていました。「あまりに実験的過ぎて乱暴な治療法である」と当時は感じました。

乾癬発症の免疫学的メカニズムの解析は飛躍的に進み、2012年に開かれた国際会議では「TH17経路」が主役であると結論付けられました。同時に、この経路で重要な役割を演じるIL17をブロックする生物学的製剤が乾癬に大変よく効くことが報告されました。そして昨年、今年と、相次いでこれらの抗IL17治療薬がわが国でも上梓されました。
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第三世代と呼ばれる抗IL17治療薬(コセンティクス、ルミセフ、トルツ)ではPASI90改善率(全身のほとんどの乾癬が目立たなくなる)が5割の患者さんでみられるということです。

しかしながら、同時に頭をよぎるのは「薬剤費」が高すぎるということです。「オプジーボ問題」という話題をご存知ですか。京都大学の本庶先生が発見し、ノーベル賞に値するとも言われる抗がん剤「オプジーボ」。この夢のような抗がん剤が国を滅ぼすというのです。
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夢のようによく効く乾癬の治療薬「生物学的製剤」も同じような問題を含みます。
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乾癬の患者さんも、そして私たち皮膚科医も、優れた働きを持つ「生物学的製剤」の使い方を真剣に考えなければなりません。

大きな感銘を与えてくれた講演が、特別セッション『乾癬が身近にあるということ』でお二人の先生からありました。
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現在の治療の主体となっている「免疫抑制作用を持つ治療薬(とくにステロイド)」に警鐘を鳴らす講演がありました。
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ステロイド外用治療で起こるリバウンド現象が理論的に説明されました。大きな課題が自分に突きつけられた、そんな思いで塩原先生の講演を聴きました。

学会の最後には、今は恒例となった全国の乾癬患者友の会主催による学習懇談会がありました。
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福島乾癬の会の相談医であり自らも乾癬を持つ佐藤守弘先生、大分乾癬の会の相談医であり、やはり乾癬を持つ佐藤俊宏先生が、「医師として、患者として」どんなふうに乾癬と関わりあってきたか、向き合ってきたかを全国から集まった100名をこす患者さん、医療関係者にお話しくださいました。「乾癬を持ってつらいと思ったことはない」(佐藤守弘先生)、「正直つらかった」(佐藤俊宏先生)と本音を語りながら、「家族への感謝」、「乾癬を持つことでしか得られなかった貴重な経験」を共通して述べられました。講演の後には聴衆の方々からの質問コーナーがありました。全国の相談医が勢ぞろいして考え、答えを出していく光景は圧巻でした。「心強い」と心の芯から思いました。

小生も、今では乾癬学会のマイナーとなってしまった「ビタミンD3外用剤」について、そして長年の課題であった「豊富温泉湯治効果」について報告を行いました。
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「乾癬の深淵」を垣間見ることができた学会でした。ここで学んだことをクリニックの中で、また患者会の中で皆さまと共有したいと思います。
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by kobayashi-skin-c | 2016-09-28 18:32 | 「皮膚の健康教室」抄録 | Comments(0)