上ホロカメットク山へ行ったとき、ノマド宮下親分から「八ヶ岳縦走」の計画があることを聞いた。何でも宮下親分のガイド仲間が、八ヶ岳の山麓に蕎麦のお店を開き、そこで美味しい蕎麦と酒を楽しむことができるとのこと。八ヶ岳はまあ「蕎麦のお供」程度とのお誘いであった。一にも二にも「ご一緒します!」。
かくして穂高からたった2週間後、ふたたび札幌から東京へ飛び、そして新宿駅から中央本線特急あずさ号に乗車していた。八ヶ岳山麓の茅野駅で下車。霧が峰ビーナスロード沿いにその蕎麦屋があった。 翌朝、楓林さんも一緒に山に向かった。夏沢鉱泉からオーレン小屋、さらに夏沢峠を経て根石岳に登り、硫黄岳山頂を経て硫黄岳山荘に。 翌日、山は強風が吹き荒れていた。硫黄岳山荘から横岳へと向かう途中、ときおり突風が吹き抜ける。そのたびに身をかがめたが、前を歩く衣子の体が突然フワリと浮き上がり、左側に数メートル吹っ飛んでいった。しばらく起き上がれなかったが、頭も打っておらず何とか無事の様子であった(後で分かったが左側肋骨骨折の模様)。これが稜線上であれば命はなかったかも。 今回の八ヶ岳縦走には「蕎麦懐石」のほかに「満開のつくも草」の目玉もついていたが、寒さと強風で花弁は閉じたままであった。残念。 赤岳山頂を越えてからの稜線歩きが面白かった。こんなにスリリングとは!「蕎麦」と「つくも草」のお供のはずの「八ヶ岳」がこうも凄い山とは想像だにしていなかった。靴は軽登山用、バックパックにはほんの少しの着替えのみのハイカーなみ。それにしてもクサリ場、梯子の連続は楽しかった。 三日目の宿は「青年小屋」。5代目小屋主の竹内さんは、やはり宮下親分のガイド仲間。その夜、竹内さんからお酒の差し入れを受けた。「わしが國」。この「青年小屋」をお訪ねになった浩宮殿下も痛飲されたとか。有難く頂戴した。 #
by kobayashi-skin-c
| 2017-07-16 22:54
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厳冬期ではないが、まだ山が雪と氷で包まれるころ、訓練を兼ねて十勝連峰の三段山夫婦岩ルンゼ、上ホロカメットク山を目指した。ガイドはもちろん、ノマド宮下親分。
一日目、快晴。まずは十勝岳安政火口から三段山夫婦岩ルンゼを登った。気温が上がり、雪はざらめに近かった。 三段山山頂、スキーでは三段山に幾度となく来ているが、山頂を踏むのは初めてであった。後ろは十勝岳。 しかし翌朝。安政火口で装備を始めるころには山頂から雲が降りてきた。北西稜の核心部に近付くころには吹雪。雪も深い。宮下親分から「視界が悪く、雪を踏み抜くと危ないですね、引き返しましょう」との指示。すぐさま、大きな声で「ハイ!」と返事した。「また来るぞ!」 #
by kobayashi-skin-c
| 2017-07-16 21:59
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上高地河童橋からみる奥穂高岳。青い空、白い峰々、黒い岩壁、木々の新緑、そして透きとおった梓川。なにもかもが、心を満たしてくれる。憧れの上高地、そして穂高連峰。秋の西穂、夏の奥穂・北穂に登ったが、残雪期の穂高は初めてである。ノマドが企画した「残雪の穂高連峰縦走」に参加した。ガイドはYOUさん。
そして横尾から涸沢へ。本谷橋から向こうは全部、雪。アイゼンを履き、ピッケルを握る。そしてガイドの寺沢さんと、そして衣子とザイルで結ばれた。寺沢さんは横浜在住。YOUさんとは山岳ガイド試験の同期生とか。 そして穂高岳山荘に泊まった。我々ノマドチーム以外には二人しか泊まっていなかった。さて、翌朝。じつは、今までの写真はすべてこの朝からのもの。前日、涸沢から上はミゾレ、ときおり吹雪。そして一晩中、ゴーッゴーッと風が吹き荒れ、吹雪いていた。写真など写す余裕もなかった。この日は快晴。しかし気温は零下5℃。昨晩のミゾレ、雪はすべて氷化。奥穂高岳、前穂高岳への縦走は諦めざるを得なかった。YOUさんの判断で、穂高岳山荘から涸沢岳を往復し、ふたたび涸沢に下り上高地に戻った。 #
by kobayashi-skin-c
| 2017-07-16 21:23
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記事の書き込みが遅れてしまった。この間、どんよりと停滞していたわけではない。素晴らしい山行がいくつもあった。そんな中でも初夏の雌阿寒岳、雄阿寒岳は思い出に残るものであった。 #
by kobayashi-skin-c
| 2017-07-16 18:23
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ピンク色できれいな爪ですね。正常な爪の構造は次の図のように表され、それぞれに名称が付けられています。 1.色の異常 2.形の異常 3.伸びの異常 として目で捉えられます。その異常からどんな爪の病気なのか、また全身の病気と関係はないか、などを正確に診断することが大切です。 1.色の異常 そのほかの色の異常として、次のような全身疾患と関連があることもあります。 2.爪の形の異常 次の写真にあげるような変化が多くみられます。ほとんどが爪だけに生じる変化であり、心配はありませんが、他の皮膚の病気(たとえば乾癬、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症など)の一部症状であったり、全身の病気と関連がある場合があります。 #
by kobayashi-skin-c
| 2017-07-16 12:34
| 「皮膚の健康教室」抄録
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