2010年1月26日教室 抄録 『これからの医療 -民主党政権になって変わること-』
 2009年のキーワードは、「政権交代」でした。8月に行われた衆議院選挙で、わが国で初めてといわれる「民意による政権の交代」が成し遂げられました。マニフェスト政治を旗印に選挙を勝ち抜いた民主党ですが、わが国を覆っている財政不況が、理想の実現を困難にしており、さらには鳩山総理大臣自身の献金問題から政治基盤を弱めており、今後の連立政権の維持さえも危うい気配が感じられます。
 わが国の医療は、世界随一とも言えるレベル、国民の高い満足度を保っていましたが、相次ぐ医療費の削減、ことに小泉内閣以来の政策により「崩壊寸前」とまで言われるようになってしまいました。救急病院での搬送拒否、産科・小児科医師の激減、病院・病棟の閉鎖などが地方のみならず、大都市でも進行しています。この「崖っぷちの日本の医療を救う」と名うった民主党のマニフェストでしたが、最近決定された診療報酬改定では0.19%増だけにとどまり、20%増をうたっていた鳩山総理の約束はまったく実現されませんでした。とにもかくにも、これからの2年間はこの数字の中でやりくりする以外にはありませんが、日本の医療の未来は、民主党政権下でも明るくないようです。
[PR]
# by kobayashi-skin-c | 2010-01-29 13:42 | 「皮膚の健康教室」抄録 | Comments(0)
2009年冬、雪景色
秋から冬へ、初雪は景色を一変させます。
寒く厳しい冬ですが、雪の白さに心はときめきます。
c0219616_18345820.jpg
c0219616_1835145.jpg
c0219616_18352879.jpg

[PR]
# by kobayashi-skin-c | 2010-01-15 18:36 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2009年秋、羊蹄山、北海道大学構内
2009年は雨が多く、山行の機会が少なかった。秋、ほんの一瞬の色のきらめきをみつけた。

羊蹄山の山麓にて
c0219616_16164099.jpg

c0219616_1617821.jpg

c0219616_16173584.jpg


北海道大学構内
c0219616_16185313.jpg

c0219616_16181411.jpg

[PR]
# by kobayashi-skin-c | 2009-12-27 16:20 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2009年8月14-16日、利尻島、礼文島周遊
利尻山への登山、そして礼文島の散歩。
利尻山へは鴛泊登山口から登った。頂きまでの道のりは険しく長くつらいものだったが、山に咲く花々は美しく、雲間にのぞく頂上付近の岩壁、そして眼下の大海原は雄大であった。

7合目付近から、リシリブシの花の向うに頂きを望む。
c0219616_14502440.jpg


山頂に着いたときは強風と霧。

頂上付近を彩る花々、ノコギリソウの群落が天然のブーケを作る、イワギキョウは凍えてフリーズドライされた押し花のよう。
c0219616_14562326.jpg

c0219616_14565475.jpg


利尻山を下山後、再びフェリーに乗り込み礼文島へ向かった。青空が広がり、夕暮れ時、一瞬ではあったが海の向うに利尻山が全貌を見せてくれた。その頂きは意外なまでの高みに達し、凛々しく聳えていた。翌日は夏の終わりの花々に彩られた礼文島の海岸線を周遊した。
c0219616_1548960.jpg

c0219616_15482965.jpg


人伝に聞いてはいたが、利尻山頂上付近の登山道の荒廃に心を痛めた。いつまでも変わらないと思っている大自然の脆さ、繊細さ、そして人間の身勝手さに気付き考えさせられる。謙虚な気持ちと態度で、自然に接したい。利尻山には保存のための手立てが必要だ。
[PR]
# by kobayashi-skin-c | 2009-12-27 16:03 | PHOTO & ESSAY
2009年12月22日教室 『アトピーでお悩みの方に、-脱ステロイド、脱軟膏ってどういうことなの?-』
 アトピー性皮膚炎の治療は長期にわたることが多く、使用している薬の副作用も大きな気懸かりとなります。アトピーの症状をもっとも適確に、すばやく改善するのはステロイド外用剤です。しかし長年使い続けることによって、皮膚が薄くなってしまい、かえって刺激症状を起こしやすくなり、痒みに対して敏感になってしまうこともしばしばです。このステロイド外用剤の副作用が社会問題となり、なんとかステロイド外用剤から抜け出すことはできないか、さまざまな工夫がなされています。脱ステロイドです。また最近ではステロイドではない保湿剤・ワセリンなどの外用も、自分自身の皮膚の保護力を弱めるので、いっさいの外用をしない方が良い、といった考え方も出てきています。
 どの方法が良いのか、模範解答はありませんが、その人その人の皮膚症状に、またライフスタイルに、そして考え方に合ったものを選ぶのが最良の道と言えるでしょう。成人型アトピーの方達がもつお悩みについて語り合いましょう。
 脱ステロイド、脱軟膏・脱保湿といわれる治療法は、「成人型アトピー性皮膚炎とは、ステロイド依存性皮膚症(皮膚が外用ステロイドなしには普通に機能しない状態)を合併するアトピー性皮膚炎で、その9割の患者は保湿環境に適応した皮膚の状態である保湿剤依存症(MD)を伴う。従って、ステロイド外用剤の副作用を伴ったアトピー性皮膚炎であり、ステロイド外用剤を中止しない限り本症からの離脱はあり得ない」といった考え方、あるいは「汗、垢、皮脂が自然の保護膜であり、保湿をすることで正常な保湿機能を喪失し、かえって自然の回復力を弱めるので、過度な保湿治療は避けるべきである」との考え方から始まった「アトピー性皮膚炎の治療法の一つ」です。しかしながら、これらの意見は偏った見方だと思います。アトピーにおける皮膚バリア機能の低下、あるいは遺伝子レベルで天然保湿成分のフィラグリン産生低下は明らかな事実であり、すべてのアトピー患者さんで、現在の保湿ケアが否定されるものではありません。むしろ冬季の乾燥した時期には、積極的な保湿ケアは推奨されるべきと思います。
[PR]
# by kobayashi-skin-c | 2009-12-25 14:53 | 「皮膚の健康教室」抄録 | Comments(0)