2016年11月 『晩秋から初冬』 November 2016 "in the Late Autumn"
今年の北海道はあっという間に秋が通り過ぎていった。

中島公園の紅葉
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初雪も早く、10月20日には一度街が真っ白となった。二日前には11月上旬としては異例の大型寒波が押し寄せ、札幌市内でも20㌢を超える積雪となり、初氷もはった。クラーク博士も寒そう。
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もう40年以上も前、私が北海道大学に入学した年の初冬のこと、広島からきたばかりの私に先輩が冬の注意として、「凍れる(しばれる)日に外で小用をたすときは、トンカチ(金槌)を持っておくのを忘れないように。出る端から小便が凍るのでトンカチで割りながらしなくてはならない」と教えてくれた。「なるほど」。またもう一つ冬の知恵としてこんなことも教えてくれた。「初冬のころ、鴨が簡単に獲れるぞ。凍ったばかりの池に行くと動けなくなった鴨がいるので、鉄砲はいらない。鎌を持っていって脚を刈ればいいんだ」と。

初氷のはった大野池。「いたいた、凍った池にじっと動かぬ鴨が数羽」。
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「しまった。鎌を持ってくるのを忘れた、残念!」

でも、よく見ていると鴨は薄氷を割りながら、歩いたり、泳いだり。どうやら氷に閉じ込められてはいないようだ。
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その後、先輩の忠告は笑い話であることを身をもって実証したが、凍った鴨の話しはまだ少し信じている。

大野池の氷に閉じ込められた鴨ではなく、落ち葉。
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銀杏並木は黄葉の最盛期の前に雪で落ちて、黄色の絨毯を作った。
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錦模様の絨毯も。
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足早に去っていった秋。晩秋から初冬、いやな季節だが新雪と残り葉の美しい一瞬がある。
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そして、モンブランが美味しい(レストラン「プティ・サレ」にて)。
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# by kobayashi-skin-c | 2016-11-10 17:47 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2016年10月 『さようなら、黒田。そしておめでとう日ハムファイターズ』
『黒田!』、『くーろーだーーー!!』
大谷を打ち取った投球が黒田の最後の姿となった。あらんかぎりの声をふりしぼり、溢れる涙をふきふき、マウンドを降りる黒田に手を振りつづけた。
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そして、孫まで動員した応援空しく、32年ぶりの日本一を目前にしてカープは日ハムファイターズに敗れ去ってしまった。10月29日、目の前では栗山監督が胴上げされていた。
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しばらくは立ち上がることもできず茫然として、これが夢であることを願った。

翌日広島の街に出ると、こんな横断幕、そしてお店のメニューもあった。みんな同じ気持ちなんだろうな。
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少し気は早いが、宮島さんに『来年こそ日本一』の願をかけに行った。
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日ハムは一度流れをつかむと、一気に勝ち続け、日本一を手にした。栗山監督の大胆な采配に脱帽であった。

私は北海道に棲みはじめてからすでに46年も経とうというのに、『赤児の魂、百まで』と言うのだろうか(「三つ児」の間違い?生まれた時から赤ヘル?)、これからもずっとカープを応援し続ける。25年ぶりのセリーグ制覇を果たし、来年からは少し誇らしい気持ちで・・・・・
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# by kobayashi-skin-c | 2016-11-06 17:54 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2016年10月 『北海道大学、秋の異変』 October 2016 "A Surprising Change in Hokkaido University"
この秋、北海道大学の構内から子供の姿が消えた。秋の好日にもかかわらず中央ローンはひっそりと静まり返っている。
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いっけん親切な看板にも見えるが、これが子供が消えた元凶。
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「子ども走ると芝傷む」北大が立ち入り規制 幼稚園や保育園困惑 | どうしん ...
dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0324046.html

北海道大学当局は、子供を締め出すことを決意した。クラーク博士は淋しそうに見えるのだが、・・・・・・・・
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人の世の移ろいを無視するように、秋は深まり行く。
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この素晴らしい北海道大学を、子供たちにもう一度開放してほしい。
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# by kobayashi-skin-c | 2016-10-20 12:28 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2016年10月『天晴れ、日本晴れ、里の紅葉』 October 2016 "Glorious Autumn Day"
天晴れなほどの日本晴れの日、札幌の里にも紅葉が降りてきた。来週には真っ赤なカープが日本一をかけた戦いのため札幌に来る。
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まばゆいほどの青空に、紅葉の八剣山が聳える。岩山の八剣山は低山だが登り甲斐があり、岩壁の紅葉がこの上もなく美しい。
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下山後は札幌の街に戻った。道庁前庭の紅葉に迎えられた。
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道庁に続く赤レンガテラスには素敵なレストラン『プティ・サーレ』がある。素敵な秋の味覚に迎えられた。前菜の茸(ポルチーニとシャンピニオン)のスープ、メインはエゾシカのヒレロースト、そしてデザートは夕張メロンスープの中に共和メロンの果肉と道産の梨、そしてミルクアイスが浮かぶ。顔がほころぶ。
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# by kobayashi-skin-c | 2016-10-19 20:10 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2016年10月 『赤の季節』 October 2016 "The Season of the Red"
紅葉が美しい。晴天の日曜日、十勝連峰の富良野岳、上ホロカメットクを巡った。1週間前の大雪山に負けず劣らぬ『赤』を堪能した。
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そう私の心の中は真っ赤赤なのである。

10月1日、土曜日の診療を終えて向かったのは、夕張岳登山口に建つ夕張岳ヒュッテ。2年前に改築があいなった。林道を車でつめると札幌から約2時間のところにあるので、土曜日の診療後からでも利用できる最適の山小屋。
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ところが、ところが、美しい夕張岳を望む地点まで車は到達したものの、その先の橋は無念にも通行止め。先般の台風のため林道の路肩が崩れているのだとか。夕張市のホームページには「8月25日から林道開通」と掲載してあったのに・・・・。車の中には、山小屋宿泊のための一式をそろえた大きなバックパックが収まっている。空しく札幌に帰るのも悔しい。そのまま道路を三笠桂沢湖方面に進み、富良野から上富良野へ。十勝岳・富良野岳登山口にある自炊宿泊施設「白銀荘」に向かった。

美しい朝が迎えてくれた。朝日で「赤く」染まる富良野岳。
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富良野岳山頂にて。
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富良野岳から三峰山、上ホロカメットクへと青空の稜線を歩いた。十勝岳に向かって、ハイマツの香りに包まれながら空中漫歩。ナナカマドの葉は散っていたが「真っ赤」な実が残っている。
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上ホロカメットク山頂から富良野岳を振り返る。
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上ホロカメットクは今年3月に、冬山訓練で登った山である。参考までにそのときの写真。ずいぶんと違うものだ。
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山の紅葉は、少しずつ裾野に下り始めている。紅葉と青空と、そして火山の白い山肌が絶妙のコントラスト。やはり、今年の紅葉は、「赤が濃い」。
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普通、紅葉は木々・草々の葉であるが、山肌を埋める綺麗な実の紅葉?(紅実)は初めてであった。
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まさに『赤の季節』
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下山後、十勝岳安政火口を訪れてみた。黄色の硫黄で染まるむき出しの山肌、溶岩ドームの黒い塔、白く立ち上る火山蒸気、そして青い空。異世界が広がっていた。
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ウン、青?!ファイターズも頑張れ!
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# by kobayashi-skin-c | 2016-10-02 16:06 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)