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2016年4月 『北海道大学早春賦』 April 2016 "Spring has come to the campus"
アルプスを歩いている最中、熊本の地震のことをネット情報で知らされた。突然に襲う天変地異。熊本は私の亡き母の故郷であり、多くの類縁者が暮らす。何もできない(しない)自分が腹立たしい。

アルプスからの帰国後、北海道大学キャンパスには今年も変わらぬ春が訪れていた。

正門をくぐった脇に咲いていた可憐なフッキソウ
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中央ローンのヤナギはいちはやく新緑にまとわれていた。
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農学部前ローンにはキタコブシの並木がある。まさに早春の純白。
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もう一つの早春の純白の花、大野池たもとのミズバショウ。
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そして今年もオシドリの夫婦が池に訪れていた。変わらぬ夫婦なのか、相手が変わっていないのか、下衆の勘ぐりはやめておこう。オシドリ夫婦なのだ。早春の生命の躍動のひとこま。
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# by kobayashi-skin-c | 2016-04-27 04:41 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2016年3月 『氷雪の上ホロカメットク』 March 2016 "Ice and Snow Climbing to Kami-Horokamettoku"
65歳の誕生日、新たな挑戦が始まった。今夏のマッターホルンを目指して、氷雪クライミングの訓練を『上ホロカメットク』で行った。指導はノマド宮下氏。

訓練にふさわしい天候であった。全山ガス、昨夜来の低気圧の影響下で風も強い。宿の窓越しにガスに包まれた森を写した。窓は氷に覆われ開けることができなかった。キタキツネも見つけた。
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ガスの中、宮下さんに導かれて、スノーシューで登り始める。
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上ホロカメットク山(かみホロカメットクやま)は、北海道上富良野町・南富良野町・新得町にまたがる標高1,920 mの山。十勝岳と富良野岳の中間にあり、夏は縦走の一環として登られることが多い。安政火口から屹立した岩山で、冬季に氷りついた爆裂火口壁が格好の氷雪クライミングルートを数多く提供する。


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壁の手前で、アイゼンに履き替え、ザイルで結ばれるのだが、準備に手間取り、「この時間ではもうアウト!」と宮下さんから厳しい一言。


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ガスと強風の中、頂上に立つ。途中、写真を撮る余裕は皆無。ただひたすら、アイゼンを氷雪壁に蹴り込み、ピッケルを打ち込み、そして寒さに耐えた。65歳、新たな挑戦はこれからも続く、のだろうか。

正直なところ、「非常に楽しかった」。


何も見えなかった上ホロカメットクだが、宮下さんが晴れた日の写真を提供してくれた。正面に突き上げるのが、この日登った北西稜だ。すごく、かっこいいルートであると思う。
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# by kobayashi-skin-c | 2016-03-31 17:53 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2016年3月 『うらら、春の山』 March 2016 "Mountains under the Spring Sunshine "
うららかなり、春の山。
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いつもの塩谷丸山に登り、春霞の日本海に向かって滑り降りた。
遠くに真っ白な積丹・余別の峰々が美しい。
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のんびり、まったり、素晴らしい春の一日ではあったが、やっぱり、・・・・・・。

また来年のパウダーを待とう。


うららかな春霞の中に、陽が沈んでいった。
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# by kobayashi-skin-c | 2016-03-17 15:16 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2016年3月 『今年最後のパウダースノー、でも嵐』 March 2016 "The last powder snow of the season"
すっかり春めいてきた。札幌の街の雪が急速に消えている。
でも、山にはまだ粉雪が残っている。嵐がもたらした粉雪だ。おそらく今シーズン最後のパウダースノーを、漁岳、羊蹄山で楽しんだ。


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朝、札幌は快晴だった。目指す漁岳(1317.7m)は札幌・支笏湖間にある山で、かつては夏道がなかったため冬~春の山スキーヤーだけが知る超絶景ポイント。眼下にオコタンペ湖、その向こうに恵庭岳が聳え、支笏湖が横たわっている、らしい。胸をときめかせながら、春の日差しの中へ、初めての漁岳を目指して、Youさん(ノマド・ガイド)の案内で飛び出していったつもりなのだが、・・・・・・。眺望も何も、強風と吹雪だった。しかし、粉雪はあった!



さらに、羊蹄山(1898m)。ご覧のとおり超絶景(京極登山口にて)。
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でも、山頂付近には吹き飛ばされた雪煙が立ち昇っている。


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まずは山を望みながら、オダッチ(ノマド)からガイダンスを受ける。「今日は山頂付近は強風が吹き荒れています。予報では風速25m/秒の風です。まあ、行けるところまで行きましょう」。
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「行けるところまで行きましょう。願わくば山頂まで」の心意気で出発したが、次第に山頂は雲に覆われ、登るにしたがって風が強くなった。1200m付近で断念。立っていられないほどの突風が吹きつける。風の少ない斜面を選んで、粉雪、モナカ雪、ときにアイスバーンの斜面を楽しんだ。
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振り返ると羊蹄山頂は強風にたなびく雲で覆われていた。今年のパウダーは今日で終わりかな。
# by kobayashi-skin-c | 2016-03-16 18:52 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2016年2月 『三寒四温』 February 2016 "Three Cold Days, Four Warm Days"
NHKの天気予報で、「『三寒四温』はもともと中国では冬の天気を表す言葉だった」、と天気予報士の南さんが説明していた。「シベリアから張り出す寒気団も、ずっと居座り続けるわけではなく、また寒さが緩む」の意らしい。日本では春先の天気として使われることが多い。語呂あいもよく、春の訪れが感じられる良い言葉だ。

立春を過ぎて、北海道にも南からの低気圧が入れ替わり北上し、いったん暖気が入り込み、後に冬型の気圧配置をもたらし、大荒れの天候となる。北海道では荒れる『三寒四温』、と言ったところか。

このところ週末ごとにこの荒れた天気がやってくる。例の藻岩山北壁(きたかべ)に今日もハイキング、のつもりだったのだが、今日の北壁コースには昨夜からの降雪で踏み跡がなかった。膝までのラッセルを強いられたが、冬山登山の気分を味わうことができた。いや確かに冬山なのだが。
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暖気が影響したのか、木々の梢は霧氷で飾られていた。美しい。
# by kobayashi-skin-c | 2016-02-21 16:33 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)