2006年に続いて2回目のストックホルム。美しい街だ。
氷河が削った複雑な入り江、湖の水辺に街並みが広がる。街は整然として、緑も多い。
対岸の街並みは旧市街ガムラスタン。「魔女の宅急便」のモデルの街となったと言われている。
福祉国家で有名なるスウェーデンは、なんと今も王国。カール16世グスタフ国王が統治する。橋の欄干には王冠の飾り、対岸の大きな建物が王宮。
メーラレン湖の向こうに建つ赤いレンガ造りの市庁舎。ノーベル賞授与式のあと、ここで晩餐会、舞踏会が催される。
旧市街大広場、早朝。朝日を浴びた建物が美しかった。広場にはまだ日が射していないが、16世紀半ば、デンマークの侵攻に抵抗したスウェーデン貴族・高官がここで処刑された。「血の広場」とも呼ばれる。
世界乾癬・関節炎会議の会場となったウォーターフロント会議場の大会議室。前面は壁いっぱいがガラス窓で、正面に市庁舎、メーラレン湖が眼前に広がる。そのパノラマは映画のスクリーンを見ている様。
本当に水辺が美しい。水面に映る古色ゆかしい建物、汽船。
ハマナスが咲いているのを見つけた。そういえば6年前のストックホルムではライラックが満開だった。そう、ストックホルムは札幌に似ているのだ。