北海道の山は素晴らしい。大雪の山々をはじめどちらかと言うと女性的でなだらかな山容が多いのだが、芦別岳はアルプス的な岩山で、多くの人を魅了する。本格的な岩稜に挑むクライマーの姿をみることもある。そんな芦別岳に、雪が残る初夏、日帰りの山行をこころみた。数えてみると、もう6回目の芦別岳だ。その思い出を画像でたどってみた。
麓から見る芦別岳。その山容を見るだけでもわくわくする。2011年10月錦秋の頃、この時は上部の積雪量が多く途中で引き返した。
2013年6月30日 快晴の日曜日、札幌を5:00amに出発し、7:30am新道登山口から入山した。針葉樹の深い森の中、初っ端から急勾配の山道に息が切れる(「呻吟坂」と名付けられている)。やがて鴬谷、そして半面山。ここから初めて芦別岳の頂を望むことができる。
1972年6月上旬、初めての芦別岳、同じ半面山から
2013年6月30日 残雪が多く雪渓を登った(下りでは尻滑りをたのしむことができた)
2013年6月30日 頂上を眼前に望む雲取山から。
2009年6月、次男と一緒に。
1972年6月、初めての時。
2006年10月、こんな霧氷の時にも登った。
2005年10月、東尾根(旧道)から山頂を望む(北海道の「マッターホルン」はちょっと言い過ぎ?)
2009年の山頂
そして今回2013年の山頂。家内にとって芦別岳初登頂であった。
今回の天気がもっとも素晴らしかっただろう。旭岳からトムラウシまで、そしてさらに十勝岳、富良野岳へと大雪・十勝連峰の全貌が、そして真っ白な暑寒別の山々、さらに札幌方面の山々、遠くに羊蹄山、指呼の間に夕張岳があり、そして日高山脈が北から南まで頂を連ねていた。家内は「一生で最初で最後の芦別岳」と言うが、私はやめられそうもない。