
新緑の若葉が目に眩しい。中央ローンには「サクシュコトニ川」が春の日差しをうけ、きらきらと流れている。昔(明治の初めころ)、この川では鹿が遊び、鮭が遡ってきていたとか。いつの日か、地下水をくみ上げすぎたためか、この川は涸れていた。近年のこと、大学構内を貫く環状通りエルムトンネルの開通に併せて、わざわざ藻岩山浄水場の余った水をここまで引いて、川を蘇らせた。札幌市と北海道大学の間で何らかの取引があったのだろうと推測している。何本ものポプラ、エルムの木々を犠牲にして貫かれたトンネルの代償か。
オシドリ夫婦が河畔で休んでいた。

河畔の草原には、ヒナギク、タンポポ

「恵迪の森」に向かうと、林床はニリンソウの花で埋め尽くされていた。
エゾエンゴサクの淡い青が色を添える。

飽きさせられることのない被写体、オオバナノエンレイソウ。
悲しいかな、今年のあのクロフネツツジは、「塀の中」。

大学本部の工事が進行中。北海道大学、どこへ行く。最近、建物増えすぎではありませんか?