『黒田!』、『くーろーだーーー!!』
大谷を打ち取った投球が黒田の最後の姿となった。あらんかぎりの声をふりしぼり、溢れる涙をふきふき、マウンドを降りる黒田に手を振りつづけた。
そして、孫まで動員した応援空しく、32年ぶりの日本一を目前にしてカープは日ハムファイターズに敗れ去ってしまった。10月29日、目の前では栗山監督が胴上げされていた。
しばらくは立ち上がることもできず茫然として、これが夢であることを願った。
翌日広島の街に出ると、こんな横断幕、そしてお店のメニューもあった。みんな同じ気持ちなんだろうな。
少し気は早いが、宮島さんに『来年こそ日本一』の願をかけに行った。
日ハムは一度流れをつかむと、一気に勝ち続け、日本一を手にした。栗山監督の大胆な采配に脱帽であった。
私は北海道に棲みはじめてからすでに46年も経とうというのに、『赤児の魂、百まで』と言うのだろうか(「三つ児」の間違い?生まれた時から赤ヘル?)、これからもずっとカープを応援し続ける。25年ぶりのセリーグ制覇を果たし、来年からは少し誇らしい気持ちで・・・・・