真冬に羊蹄山が晴れることは少ない。その数少ないチャンスに巡りあった。
林道のどんずまりから、シールをスキーに貼って、さあ出発。空は快晴、雪を被った木々の間から、山が垣間見える。
しばらく歩いたところで、一気に視野が開けて、真っ白な羊蹄山が目に飛び込む。ヤッホーーー!
高度を次第に上げて、傾斜がきつくなる。登る尾根は益々細くなり、両側の沢は深い。今日は1,400mまで。
ここから沢地形に入りパウダー狙い。この日は前々日の強風で雪はパック状態。
麓に降りる頃、太陽ははや羊蹄山の稜線に隠れようとしていた。雪原に描かれたシュプールに、名残を惜しみ、今日一日を感謝する。今日ガイドしてくださったノマドの宮下さん、ユー君にも感謝、感謝。