今日は一人登山。目指すはあの山。
一人なので「自撮棒」なるものを使ってみた。初めての経験に緊張して顔がこわばる。
9合目避難小屋に着いてみると、なんと小屋の入口は板が打ち付けられ閉鎖されていた。まだ冬季閉鎖中なのであった。2階の冬季緊急用のドアから入った。あたりは霧に包まれ、誰一人いない避難小屋で、「自撮棒」を構えて、まあ、一人乾杯。
としているうちに、地元のガイドさんに率いられた4人の大阪のおじちゃん、おばちゃんグループが到着し、一気に賑やかに。そしたら霧が一掃されて、避難小屋は夕日に照らされた。恐るべし、大阪のど根性!
避難小屋のそばに咲くキバナシャクナゲと羊蹄山外輪山が夕陽を浴びる。
そしてニセコアンヌプリが雲海の中に浮かび、夕陽が沈んでいった。羊蹄山ならではの広大な景観。しばし感動に胸を震わせる。
翌朝02:45、避難小屋を出発して羊蹄山山頂を目指す。お目当てはもちろんご来光。
頂上には、01:00に麓を出発し、3時間足らずで登ってきたという若夫婦がいた。若いって、すごいな!!
下山中、素敵な人に会う。
御年85歳。もう35年以上も、羊蹄山山小屋開き、終いのお手伝いを続けておられる大ベテランのTさん。今日もこれから登っていくところ。そうか、今日が山小屋開き!!
Tさんからは、たくさんの元気をいただいた。自分にもまだ17年の山行が残されている!