1月17日、いつものように北海道大学のキャンパス内を散歩した。
今日が特別な日なのは、新雪に覆われているからだけではない。今日は「大学入学共通試験」が行われている。自分も51年前にはこの中にあった。キャンパスを歩きながら、いまさらに「この大学を選んで良かった」と思う。受験生たち「がんばれ!」。春には共に「都ぞ弥生」を唱和せん。
旧恵迪寮跡に立つ「北大寮歌 都ぞ弥生」歌碑。

春を謳った「都ぞ弥生の雲紫に ……………」で始まる一番を知る人は多いが、二番~五番まで歌える人は少ない。三番には冬が謳われている。
寒月懸(かか)れる針葉樹林 橇の音(ね)凍りて物皆寒く
野もせに乱るる清白の雪 沈黙(しじま)の暁霏々(ひひ)として舞ふ
ああその朔風飊々(ひょうひょう)として 荒(すさ)ぶる吹雪の逆巻くを見よ
ああその蒼空(そうくう)梢聯(つら)ねて
樹氷咲く 壮麗の地をここに見よ
農学部時計塔
旧昆虫学教室
第二農場、モデルバーン
第一農場 ポプラ並木
冬枯れのオオウバユリ。好きな被写体である。

新雪の第一農場に点々と続くキツネの足跡。