沢登りを始めるきっかけとなったのは、日高幌尻岳額平川コースを辿るためだった(2017年7月 『幌尻岳・七つ沼カール』 July 2017 "Mt Porosiri & Nanatsu-numa Curl")。一度覚えた沢登りは楽しく爽快で、とくにノマド時代の佑さんに連れていってもらった日高の沢でのイワナ釣りと河原でのテント泊は、一生モノの思い出として残っている(2017年8月 『鹿が落ちる、熊が吼える』 August 2017 "Falling Deer, Roaring Bear")。その沢キャンプの時、山スキー、釣りの師匠Tさんから、夢のような滑滝が続く「クワンナイ沢」のことを聞き、私の憧れとなった。
![]() まずは、天人峡にある清流橋のたもとからクワンナイ沢へと入渓。広い河原に透き通った水がとうとうと流れる。ひんやりとした感覚が心地よい。川のほとりには柱状節理の崖が続く。大雪山系は巨大な火山であり、過去の火山活動で流れた溶岩が冷え固まってこの柱状節理が形成された。 ![]() ![]() 「魚留の滝」を越えて、いよいよ滑(ナメ)滝の始まり。舗装道路のような滑らかな岩盤には分厚い苔が張り付き、ふかふかの絨毯を踏んで歩くようだ。夢見心地の遡行は1時間以上にわたって続いた。「滝の瀬十三丁」の名が付けられているとおり、約2㌔、サラサラ、キラキラと流れる滑滝の中で、私の心は子供に返ったようにはしゃいでいた。 やがて「ハングの滝」が現れ、滑滝は終了した。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
by kobayashi-skin-c
| 2021-08-19 09:28
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