山スキーの醍醐味は、何と言っても「新雪、深雪」であるが、春、雪の表面がザラメに変わると春山スキーも楽しい。日は長くなるし暖かい。山は登りやすく、どこまでも歩くことができる。「魔法の白い絨毯」と呼ぶのだそうだ。それに雪崩の心配が減るので、ガイドツアーに参加しなくとも、私たちだけで天候をみながら、雪山に登ることができる。
しかし、山親爺(ヒグマ)が冬眠から覚め、山を歩き始める。札幌近郊でも目撃情報が相次ぎ、遭遇してけがを負ったとのニュースも流れた。
晴天の札幌国際スキー場から朝里岳へ。上々の天気、素晴らしい見晴らしを楽しみながら、斜面を登っていたら、なんとスコップよりでかいヒグマの足跡が・・・・・・・・・
続いて、春定番のニセコ、羊蹄山で、春山スキー。
チセヌプリから下山後は、これまた定番のニセコ五色温泉の自炊棟で、温泉につかり、持参のジンギスカン鍋を楽しんだ。最近、いつも貸切状態なのが気になる。コロナの影響だろうか。閉業にならないことを祈る。


続いて翌日は羊蹄山。強風注意報が出ており、風下側のマッカリ登山口から登り始めた。


1000㍍テラスを過ぎて稜線に出ると風が強く、前日の疲れも感じたので、1200m地点で下山を始めた。雪山羊蹄山3年連続の敗退。もうスキーでの羊蹄山は無理になったのかな。風のない1000㍍テラスでのんびりとお昼を食べた。
滑りの動画は下記のYouTube:

年々歳々移ろう季節も、自然の姿も変わらない。確実に変わっていくのは我が年齢。山は美しい。山への憧れには今も強いものがあり、まだまだ執着があるものの、気力・体力に合った山行を心がけなければならない、のかな。