「光陰矢の如し」、「少年老い易く学成り難し」
もはやこの歳で少年もありませんが、年齢とともに過ぎ行く時の速さは加速度的です。
「チコちゃんに叱られる」で、「歳をとるとなぜ時が早く過ぎるのか」の質問がありました。答えは「大人になるとワクワクすることが少なくなるから」でした。この歳になってもじゅうぶんに「ワクワクしているのに!」と思うのですが、とにかくあっという間の1月、2月でした。
2024年の思い出写真、もう少しご紹介したい景色が残っていましたのでご覧ください。
美ヶ原に先立って富山の東岩瀬を訪ねました。初めての「ズワイガニ体験」。「香箱がにの内子、外子」の美味しかったこと!生の蟹卵の卵かけご飯は今まで味わったことがない桁外れの美味しさでした。さらに「毛蟹の卵かけご飯」。毛蟹と言えば、北海道の特産品ぐらいに思っていましたが、富山湾、日本海でも獲れるのですね。ところが、北海道ではメスは禁漁。網にかかったメスの毛蟹はすべて海に返されるそうです。ところが富山湾で獲れる毛蟹は、ズワイガニ漁で混獲されるもので、メスも食べられるそうなのです。毛蟹の卵かけご飯も生涯初めての衝撃の美味しさでした。


東岩瀬は、江戸時代から明治、大正にいたるまで「北前船」で栄えた港町です。昔の廻船問屋が連なる町並みが残り、旧家を訪ねるだけではなく、リノベーションされた家屋、土蔵を使って地ビール醸造所、バー、レストラン、ギフトショップなどたいへん魅力的な町が創られています。

富山からは糸魚川へ、そして糸魚川線で白馬村。新雪の白馬三山と麓の紅葉の競演はまさに白眉の彩り。


美ヶ原の朝日に向かって万歳をした後は、松本に下って「特急あずさ号」。到着した東京駅の夜景も、またこれも感激的でした。そんな晩秋の旅でした。
