北海道に住んでいると、内地の山に登るのは遠くてなかなか難しい。
新潟の同窓会後にせっかくのチャンス、10月も半ば過ぎ、谷川岳、尾瀬の山々へ、紅葉を愛でることができればラッキー、最悪の場合は積雪、の覚悟で向かった。ダウンのジャケット、ヒートテックの下着、さらにはスパイクアイゼンも準備した。
谷川岳と言えば「魔の山」、クライマーだけの世界と想像していた。しかし行ってみると半ば観光地、天神平へと登るロープウェイは観光客でごった返していました。それでも天神尾根を登る山道は静かで紅葉の錦。鋭い山容と美しい紅葉に感激しました。


一日目の夜は「肩の小屋」泊まり。私たち以外にはお一人だけ。その夜の寒かったこと

夜が明けると外は霧氷と霜で真っ白。-6°Cまで冷え込んだとのこと。トマの耳、オキの耳山頂は私たちの独り占めでした。谷川岳の岩壁を見下ろしながら、ずいぶん草付きなのだと驚きました。あの草を掴んだがために落ちたクライマーもいたのだろうな。




オキの耳山頂から見る一ノ倉岳と岩壁

山容といい、紅葉といい、素晴らしい谷川岳でした。寒さを除いて!
尾瀬の山々は次回に続きます。