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2020年 03月 13日 ( 2 )
2020年2月『イタリア・ドロミテスキー その3:食事編』 February 2020 "Dolomiti Ski: Food and Wine"
イタリア・ドロミテスキー

その3:食事編


山の楽しみの一つがご飯!そしてもちろん、お酒も。

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日本でもとりわけ北アルプスの山小屋に泊まると、それぞれの山小屋に名物料理があり、山小屋ならではの美味しさ、楽しさがある。イタリアの山小屋はそのレベルが一段と高く、他国を圧倒する(と私は感じている)。スイス、フランスの山小屋にも何度か訪れたが、食事ははっきり言って「まずい」。イタリア人の食に対する思い入れ、人生の楽しみ方には敬服する。

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晴天に恵まれ、ランチは外で食べることが多かった。これが素晴らしい。ドロミテの岩壁、青い空、白い雪を見ながらの食事は一段と美味しかった。

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Tofana Ski Areaの"Baita Pie Tofana"

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LagazuoiからArmentrolaへ向う途中のRifugio Scotoni


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ラヴィオリ

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トルテッリ

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生の鹿肉タルタル

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ウサギの煮込み

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ラズベリーのトルテ、ジェラート

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焼パイナップルとイチゴ



北イタリアでは、パスタといっても麺よりも餃子風のラヴィオリ、トルテッリ、また団子風のニョッキ、カーネデルリといったものが多い。もちろん魚よりお肉。牛よりも、鹿、カモシカ、ブタ、イノシシ、ウサギが多く使われていたようだ。どこに行っても生肉のカルパッチョ、タルタルが供され、あとはスペックと呼ばれる風乾させて熟成したハム・ソーセージ。ワインとの相性がとても良い。
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上左から時計回りに、鹿肉ラグーソースのタリアテッレ、鹿肉のラヴィオリ、赤カブのラヴィオリ、スペックとチーズのニョッキ、鹿肉とチーズのリングイネ、鹿肉のトルテッリ


夢のような一週間が終わり、山から下りると新型コロナウイルスの嵐がイタリアにも押し寄せていたのでした。帰りに立ち寄ったヴェネチアではすべての寺院・教会、美術館が閉鎖され、コルティーナ・ダンペッツォでは一人として見かけなかったマスク姿の人々が街を行きかっていました。無事に日本に帰国できることを切実に望みました。

それでも、

「またドロミテへ行きたいな」


by kobayashi-skin-c | 2020-03-13 11:40 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2020年2月『イタリア・ドロミテ・スキー その2: Enrosadira』 February 2020 " Dolomiti Ski: Enrosadira"
イタリア・ドロミテスキー、その2

「エンロサディラ(バラの伝承)」、燃える朝日・朝焼け、夕日・夕焼け

ドロミテスキー初日、コルティーナ・ダンペッツォの朝はMt Tofanaの朝焼けから始まりました。
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なんとここから一週間、毎日晴天が続き、美しい朝日、朝焼け、そして夕日、夕焼けに見惚れました。

どれも同じような写真ばかりで申し訳ありません。
でもドロミテの朝焼け、夕焼けは特別に感じます。『エンロサディーラ - バラの伝承』と呼ばれます。
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『エンロサディーラ Enrosadira - バラの伝承 La Leggenda delle Rose』
【しばしば夕暮れ時の数秒間、ドロミテの山頂は素晴らしいバラ色に染まります。これは、
Enrosadiraと呼ばれる現象で、その「バラ色になる」を意味する言葉通り、ドロミテ特有の鉱物質を含む岩壁が、日没とともにピンク色を帯び、そして徐々に紫色に変わっていきます。また、古くからある伝承には、小人たちが住む魔法の王国の話があります。この王国を治めるラウリン王は、ドロミテ・カテナッチョ山にバラが一面に咲き誇るたいへん美しい庭を持っていました。人の良いラウリン王には、ラディーナという名の美しい娘がいました。ある日、ラテマル山の王子は、荒涼とした未開の土地に咲く見事なバラに興味を持ち、ラウリン王の王国に踏み入りました。そこでラディーナを見た王子は激しい恋に落ち、彼女をさらってラテマル山に連れ帰り、妻にすることしました。娘がいなくなってうちひしがれたラウリン王は、王国の場所を教えることとなったバラの花を呪い、昼も夜も二度と咲かないように命じました。しかし、夕暮れ時のことは忘れていました。これが、現在でもなおその時間にドロミテの山でEnrosadiraが見られることとなったのです。(コルチナ・ダンペッツォガイドブック、日本語版から引用)】

Rifugio Averauからの夕日。Mt Marmolada 3342mの右側に沈んでいきます。日が昇り、日が沈む、当たり前の一日が、山では特別に感じられます。

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Rifugio Scoiattoliから
の朝焼け、朝日。東雲が怪しく染まり、そして朝日が顔を覗かせると、一瞬、照らされた岩山が赤く輝く。
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Rifugio Lagazuoi ラガツォイ小屋2752mからの朝日、朝焼け。
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眩しい陽がMt SorapisMt Antelao の間から昇ってきた。

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朝日が一筆でドロミテの峰々を朱に染めた。



Rifugio Lagazuoiの夕日、夕焼け。山が、山小屋が夕日に照らされる。
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Mt Pelmo3168mの夕焼け。

この山の夕焼けを、山を愛し、哲学者であり詩人でもある串田孫一は『若き日の山、夕映え』でこう表現している。

「その夕映えは、山をあんなにも大きく見せ、そればかりかではなく、多色の、しかもそこに立派な調和のある色彩で、山のさまざまの美徳を飾っていたからである。山の美徳という言葉が滑稽だと思われても、私はそう名附けることをやめないだろう。美徳とは、常にその内部にひそんでいる力である。」




日が沈んだ後もドラマは続きます。
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茜色の山の端に夜の帳が下り、山小屋も黄昏を迎えます。
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そして、山の楽しみ、夕食が始まります。


次回は、山の食事について、報告いたします。



by kobayashi-skin-c | 2020-03-13 09:14 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)