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2020年3月『利尻の五日間』 March 2020 "Five Days in Rishiri"
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利尻島は北海道北部、日本海に浮かぶ離島。向い側の礼文島とともに、利尻礼文サロベツ国立公園に指定されている。利尻の語源はアイヌ語で「リ(高い)・シリ(島)」。その名のごとく島には円錐形の利尻山が聳え立っている。日本百名山として、また離島ならではの固有の植物で有名であり、夏には多くの観光客、登山者が集まる。最近では、バックカントリースキーの山・島として名をはせ、海外でも「Rishiri」が知られるようになり、海外からも多くのスキーヤー、冒険者がこの山に魅せられて来島する。
 冬の利尻山を全国、全世界に広めた仕掛人であり、カリスマガイドであり、全国どんぶり選手権優勝者である渡辺敏哉さんのペンション「レラモシリ」に5泊し、敏哉さんのガイドで、バックカントリースキーを堪能した。

利尻は札幌から意外と近い。午前中の診療を終えて丘珠空港へ。
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約40分のフライトでもう利尻。眼下に利尻山。
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あららもう利尻、感激!敏哉さん曰く「ニセコより近いからね!」
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翌朝からは晴天に恵まれ、俊哉さんの案内でバックカントリースキー。青空にすっくと立つ利尻山を望みながら、「小林さん、サイコーでしょ!」
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「敏哉さん、利尻最高、世界一!」
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海が近い!海も空も青く、新雪が眩しい。


そして、シールをはずして長大な新雪の斜面を、粉雪を蹴立てて滑り降りる(敏哉さん撮影)。
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そしてまた登る。
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時には仲間たちと隊列を組んで、敏哉さんたちガイドの方々に守られながら雪と氷の急斜面を登り、そしてまた海に向って粉雪を蹴立てる。滑りながら感激の雄叫びを上げる。
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スキーの滑りつく終点は、
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5日間すべて晴れていたわけではない。一日は強風でほとんど前に進むことができず、突風に煽られて何度も転び硬い雪の斜面にたたきつけられた。一日は雨のため宿から出ることもできなかった。それでも絶景に心を癒され、敏哉さんが作る地元産の食材に舌鼓を打った。
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雨があがったころを見計らって利尻鴛泊港のぺシ岬に登り、島の絶景に触れた。


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ペンション「レラモシリ」から見た夕焼けの利尻山。


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ぺシ岬灯台から観た朝日と、朝焼けの利尻山。


上は「うにめし丼」。全国どんぶり選手権グランプリに輝いた一品。下はイタリアンな夕食。ヒラメのカルパッチョ、リシリ風ピザ、スパゲッティカニの爪ポモロードトシヤ風(勝手な命名ですけど)美味しかった。
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山頂に立つことは叶わなかったけれど、利尻を堪能した五日間でした。敏哉さんはじめガイド、スタッフの皆さま、ありがとうございました。たくさんの打ち身・内出血を負いながらも衣子さん、よく頑張りました。「また来よう、そして頂きへ!」。
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by kobayashi-skin-c | 2020-03-27 12:40 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2020年2月『イタリア・ドロミテスキー その3:食事編』 February 2020 "Dolomiti Ski: Food and Wine"
イタリア・ドロミテスキー

その3:食事編


山の楽しみの一つがご飯!そしてもちろん、お酒も。

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日本でもとりわけ北アルプスの山小屋に泊まると、それぞれの山小屋に名物料理があり、山小屋ならではの美味しさ、楽しさがある。イタリアの山小屋はそのレベルが一段と高く、他国を圧倒する(と私は感じている)。スイス、フランスの山小屋にも何度か訪れたが、食事ははっきり言って「まずい」。イタリア人の食に対する思い入れ、人生の楽しみ方には敬服する。

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晴天に恵まれ、ランチは外で食べることが多かった。これが素晴らしい。ドロミテの岩壁、青い空、白い雪を見ながらの食事は一段と美味しかった。

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Tofana Ski Areaの"Baita Pie Tofana"

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LagazuoiからArmentrolaへ向う途中のRifugio Scotoni


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ラヴィオリ

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トルテッリ

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生の鹿肉タルタル

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ウサギの煮込み

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ラズベリーのトルテ、ジェラート

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焼パイナップルとイチゴ



北イタリアでは、パスタといっても麺よりも餃子風のラヴィオリ、トルテッリ、また団子風のニョッキ、カーネデルリといったものが多い。もちろん魚よりお肉。牛よりも、鹿、カモシカ、ブタ、イノシシ、ウサギが多く使われていたようだ。どこに行っても生肉のカルパッチョ、タルタルが供され、あとはスペックと呼ばれる風乾させて熟成したハム・ソーセージ。ワインとの相性がとても良い。
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上左から時計回りに、鹿肉ラグーソースのタリアテッレ、鹿肉のラヴィオリ、赤カブのラヴィオリ、スペックとチーズのニョッキ、鹿肉とチーズのリングイネ、鹿肉のトルテッリ


夢のような一週間が終わり、山から下りると新型コロナウイルスの嵐がイタリアにも押し寄せていたのでした。帰りに立ち寄ったヴェネチアではすべての寺院・教会、美術館が閉鎖され、コルティーナ・ダンペッツォでは一人として見かけなかったマスク姿の人々が街を行きかっていました。無事に日本に帰国できることを切実に望みました。

それでも、

「またドロミテへ行きたいな」


by kobayashi-skin-c | 2020-03-13 11:40 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2020年2月『イタリア・ドロミテ・スキー その2: Enrosadira』 February 2020 " Dolomiti Ski: Enrosadira"
イタリア・ドロミテスキー、その2

「エンロサディラ(バラの伝承)」、燃える朝日・朝焼け、夕日・夕焼け

ドロミテスキー初日、コルティーナ・ダンペッツォの朝はMt Tofanaの朝焼けから始まりました。
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なんとここから一週間、毎日晴天が続き、美しい朝日、朝焼け、そして夕日、夕焼けに見惚れました。

どれも同じような写真ばかりで申し訳ありません。
でもドロミテの朝焼け、夕焼けは特別に感じます。『エンロサディーラ - バラの伝承』と呼ばれます。
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『エンロサディーラ Enrosadira - バラの伝承 La Leggenda delle Rose』
【しばしば夕暮れ時の数秒間、ドロミテの山頂は素晴らしいバラ色に染まります。これは、
Enrosadiraと呼ばれる現象で、その「バラ色になる」を意味する言葉通り、ドロミテ特有の鉱物質を含む岩壁が、日没とともにピンク色を帯び、そして徐々に紫色に変わっていきます。また、古くからある伝承には、小人たちが住む魔法の王国の話があります。この王国を治めるラウリン王は、ドロミテ・カテナッチョ山にバラが一面に咲き誇るたいへん美しい庭を持っていました。人の良いラウリン王には、ラディーナという名の美しい娘がいました。ある日、ラテマル山の王子は、荒涼とした未開の土地に咲く見事なバラに興味を持ち、ラウリン王の王国に踏み入りました。そこでラディーナを見た王子は激しい恋に落ち、彼女をさらってラテマル山に連れ帰り、妻にすることしました。娘がいなくなってうちひしがれたラウリン王は、王国の場所を教えることとなったバラの花を呪い、昼も夜も二度と咲かないように命じました。しかし、夕暮れ時のことは忘れていました。これが、現在でもなおその時間にドロミテの山でEnrosadiraが見られることとなったのです。(コルチナ・ダンペッツォガイドブック、日本語版から引用)】

Rifugio Averauからの夕日。Mt Marmolada 3342mの右側に沈んでいきます。日が昇り、日が沈む、当たり前の一日が、山では特別に感じられます。

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Rifugio Scoiattoliから
の朝焼け、朝日。東雲が怪しく染まり、そして朝日が顔を覗かせると、一瞬、照らされた岩山が赤く輝く。
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Rifugio Lagazuoi ラガツォイ小屋2752mからの朝日、朝焼け。
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眩しい陽がMt SorapisMt Antelao の間から昇ってきた。

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朝日が一筆でドロミテの峰々を朱に染めた。



Rifugio Lagazuoiの夕日、夕焼け。山が、山小屋が夕日に照らされる。
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Mt Pelmo3168mの夕焼け。

この山の夕焼けを、山を愛し、哲学者であり詩人でもある串田孫一は『若き日の山、夕映え』でこう表現している。

「その夕映えは、山をあんなにも大きく見せ、そればかりかではなく、多色の、しかもそこに立派な調和のある色彩で、山のさまざまの美徳を飾っていたからである。山の美徳という言葉が滑稽だと思われても、私はそう名附けることをやめないだろう。美徳とは、常にその内部にひそんでいる力である。」




日が沈んだ後もドラマは続きます。
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茜色の山の端に夜の帳が下り、山小屋も黄昏を迎えます。
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そして、山の楽しみ、夕食が始まります。


次回は、山の食事について、報告いたします。



by kobayashi-skin-c | 2020-03-13 09:14 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2020年2月『イタリア・ドロミテ・スキー その1』 February 2020 "Skin in Dolomiti, Italia"

イタリア・ドロミテ・スキー その1

山宿、山小屋で過ごした1週間

美しい岩壁の山々、白く輝く雪、緑濃い針葉樹の森、長大なスキースロープ、麓の村々、すべてに魅了され、ドロミテに恋をしてしまった私たちは、今冬もイタリア・ドロミテ・コルティーナ・ダンペッツォを訪れました。2018年に泊まった3軒の山小屋の再訪と、山の中腹にある山宿に計6泊し、1週間、ドロミテの山中に浸りきりました。
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Faloria Ski Area, 背景はt Mt Cristallo

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コルティーナ・ダンペッツォの街からMt Tofana, Tofana Ski Areaを望む

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スキーコースからスキーでそのまま滑り込んだ山宿 Locanda del Cantoniere

まず、その山宿・山小屋、そしてスキーコースの紹介からいたしましょう。

最初に三泊したのが、山宿 ”Locanda del Cantoniere”

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スキーコースを外れて山道を滑り、山宿へ向う。

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コルティーナ・ダンペッツォの町から車で行くことも可能ですが、車を持たない私たちはスキーを履いて、そして6泊分の着替え、日用品をリュックに担ぎ、スキーコースの途中から、山宿 ”Locanda del Cantoniere” へとスキーで向かいました。何ともお洒落でしょう。山宿は針葉樹の森の中。部屋からはTofanaの岩壁を間近に見ながら、プロセッコで乾杯。
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家族経営の宿はとても暖かな雰囲気。ご主人は英語がたどたどしく少し無愛想。でも笑顔が優しく、まったくの働き者。宿内の掃除、ディナーの配膳、スキーコースと宿を結ぶ道の雪の整備にと余念がなかった。このお陰で私たちはスキーのままで宿に滑り込むことができる。

奥さんは英語が達者でとても明るい人。ビールを注いだり、エスプレッソを淹れたり日中はとにかく大忙し。それにランチも、ディナーも格別に美味しかった。(下はLocandaのレストラン。注文を取っているのがご主人)

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山宿 ”Locanda del Cantoniere”に泊まりながら、コルティーナ区域のスキーコースをほぼ滑りつくしました。
コルティーナ区域で一番大きいのがTofana Area1956年の冬季オリンピックでは滑降、回転コースとして使われ、2021年にはFISアルペン世界選手権が、さらに2026年には二度目の冬季オリンピックのアルペン種目がここで行われる予定です。世界屈指のスキーコース。

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Tofana Ski Areaの最上部2828mからスキーコースを俯瞰する。コルティーナ・ダンペッツォの街は遥か下。


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Pomedes山頂2303mへのリフト。前方二つの岩壁で日陰になった部分のコース斜度は40度、ぐらいかな。

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標高が高いので息が切れます。背後にMt Tofana山頂 3245m。

一気に滑り降りていきました、「飛ばし過ぎ!」



朝一、誰よりも早く山宿を出ます。全く、勤勉なのか貧乏性なのか、遊ぶときも一生懸命!日本に比べ新雪が少なく人口雪を使うスキーコースはカリカリの圧雪状態。午前中、雪上車できれいにグルーミングされた斜面は滑りやすいのですが、午後になると急斜面はスキーヤーに表面の雪が削り取られ、下のアイスバーンが露出。エッジも効かない状態となり滑るのがたいへん。だから朝一番を目指すのです。


日目の朝、この日も一番で出ると、山宿の下には雲海が広がっていました。

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まずはリフトを乗り継ぎ2303mPomedes山頂へ。絶景でした。そして雲海に向かってシー・ハイル!
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1224mのコルティナの町まで滑り降り(町はまだ霧の中)、ゴンドラ2本、ロープウェイ1本、リフト1本で、今度は2828mTofanaへ。Tofana山頂3245mまでのロープウェイは冬期間運休ですが、リフト終点も標高が高いので息が切れます。Tofana areaのほとんどを滑りつくしました

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次にFaloria Area。コルティーナ・ダンペッツォの町を挟んで向い側の山に広がる、やはり長大なゲレンデで、Cristallo3216mを目がけて大滑降。美しいです。ため息が出ます。
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そして午後疲れたころ、スキーコースを辿りながら山宿Locanda del Cantoniereに帰るのです。山宿で3泊を過ごした後、次に2年前も泊まった山小屋へと向いました。


まず訪れたのがRifugio Scoiattoli スコイアトッリ小屋2225m。小屋の目の前にはCinqueTorri2363mが聳立っています。Mt Tofana西壁、Mt Lagazuoi、Mt Averau, Croda la Lagoの岩壁も間近に迫っています。この山小屋の名物は、なんと露天風呂!今年は元気なドイツ人グループがお湯を楽しんでいました。

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Cinque Torriを背後に。

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Rifugio Scoiattoliの食堂の窓から(窓枠が額縁のよう)

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Rifugio Scoiattoliの次に訪れたのはRifugio Averau アヴェラウ小屋2416mMT Averau2649mの岩壁直下に建っています。人気の山小屋ですがその理由は、食事が美味しいからだそうです。いかにもイタリアらしいですね。その詳細は次の機会に。ここまで登ってくるスキーヤーは少なく、ゲレンデは二人占め状態でした。とくに朝一の気持ちいいこと!

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そして最後の山小屋は、Rifugio Lagazuoi ラガツォイ小屋2752mMt Lagazuoiの稜線上にあり、その展望から人気随一(自分的に)です。3000mを超えるドロミテの名峰がずらりと並び、その間に昇る朝日、沈む夕日を望むことができます。そして2752mの山小屋からは標高差1000mの長大なスキーコース、そしてラストランのさらに最後は馬橇に引かれたスキーで、2020年ドロミテスキーを締めくくりました。

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Lagazuoiへと登るFunivia(ロープウェイ)。どこにロープウェイがいるか分かりますか。身の毛もよだつ、その高さ。

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Dolomitiの山々を見晴らすRifugio Lagazuoiは、画面の上、左端に見えます。岩壁の上に建っています。

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Mt Lagazuoiの頂上。崖の上の稜線をスキーブーツで登って来た。



Lagazuoiからラストラン。「また来れるかな?」

馬橇に引かれて。

山宿、山小屋を移動しながら滑るスキーに、またドロミテの虜となりました。ラストランを滑りながら、
「また来れるかな?」「何言ってんの、来年も来ましょ」、どちらが、どちらの言葉やら。ドロミテの山々に、7日間の晴天に、イタリアの青い空に、そして衣子に感謝、感謝。


山宿、山小屋でしか味わえないドロミテの山々の景色。

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山宿 Locanda del Cantoniereから観た夕焼け。

次回は、あの「エンロサディラ(バラの伝承)」、燃える朝日・朝焼け、夕日・夕焼けをお届けします。








by kobayashi-skin-c | 2020-03-12 21:47 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2020年1月 『新年のご挨拶』 January 2020 "A Happy New Year of 2020"
2020年、新年明けましておめでとうございます。

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そこかしこで「2020」の文字が躍っています。今年の日本はなんといっても「オリンピック、パラリンピックの年」。心も躍ります。マラソン会場の変更ではドタバタとしましたが、マラソンが札幌で実施されることを、市民として素直に喜びたいと思います。なんといっても目の前で世界一を争う選手たちを観ることができるのですから。しかも、わが母校「北海道大学」構内が競技コースに含まれるとは、なんとも誇らしい気分です。声援を送りたいと思います。

また2020年は、小林皮膚科クリニック20周年の年でもあります。これからも元気の続くかぎり、皮膚の病気で悩まれる方々の心の支えとなりたいと思っております。

今年も、皮膚の話題、山の話題、などなどこのブログで皆さまと情報を共有したいと思います。ときどきの話題提供ですが、ぜひ小林皮膚科クリニックホームページ、ブログをお訪ねください。

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令和2年正月
小林皮膚科クリニック  院 長  小林 仁
8・3プラザ皮膚科診療室 院長 小林 衣子


by kobayashi-skin-c | 2020-01-29 17:23 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2019年12月 『師走のご挨拶』 December 2019 "Greetings of the end of 2019"
2019年、今年も多くの方にお世話になりました。
2020年が皆さまにとって佳い年となりますよう、心からお祈り申し上げます。


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by kobayashi-skin-c | 2020-01-29 16:59 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2019年11月『北海道の秋、11月』 November 219 "The Autumn of Hokkaido, November"
日本最北の島、北海道。秋は9月中旬、大雪山から始まり裾野に広がり、南へ、そして里へと下りてきた。札幌でも錦秋のときを迎え、そしてもう冬が忍び来る。

私の母校(北海道大学)にはポプラ並木、イチョウ並木があり、紅葉の名所となっている。最近は観光客も押し寄せ、休日ともなると身動きが取れなくなるほど!それだけ、美しい!!
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ポプラ並木の黄葉もなかなかのもの。いちばん北大らしい風景と思う。


そして街の紅葉も、今年最後のときを迎える。札幌の街を、紅葉を求め逍遥した。

北海道大学工学部前のイチョウ並木
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中島公園のもみじ。しみじみと秋を送り行く。
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街路樹のナナカマド。
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北大農場から見る秋の夕暮れに涙す。
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北大の一画にはアイヌ遺跡がある。秋の神事が行われたのだろうか。イナウが立てられていた。オオウバユリの枯れた実も飾り物のよう。
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北海道の秋は紅葉だけでなく、大地の恵みが舌も心も豊かにする。友から届けられたキノコに、そしてなじみのレストランで供される秋の味に、感動、感謝!
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落葉キノコ


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ムラサキシメジ(ホコリタケ)

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イタリア料理「マガーリ」のランチ

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フランス料理「ラ・サンテ」のディナー

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「蕎麦切り 春のすけ」の新蕎麦と新酒



陶然としてる間に、冬が来た。さあたいへん、スキーシーズンだ!!
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札幌初冠雪、北海道大学キャンパスの初雪景色。

by kobayashi-skin-c | 2019-12-07 16:28 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2019年10月『北海道の秋、10月 その2』 October 2019 "The Autumn of Hokkaido, October #2"
天皇陛下の即位礼の日、道南へと旅立った。札幌から小樽へ、さらに余市から岩内、寿都、函館へ。海岸沿いを走りながら紅葉を愛でた。学生時代、このコースをヒッチハイクで函館まで行った思い出の路線。当時、寿都の先の島牧から瀬棚へはまだ道路が開通しておらず、その部分は小さな船で旅を続けた。今では北海道全周の海沿いを車で走れるが、今回はその変わりようにいささか驚いた。トンネルがとにかく多い。それも昔の古いトンネルは、のきなみ閉鎖され、新しく、長い、長いトンネルが掘られている。たしかに便利に早くなったのだが、昔「きれいだな」と思った海岸線の道が、長く長く長いトンネルのせいでなくなっていた。

小樽の町を見下ろす毛無峠の紅葉。
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寿都の弁慶岬。北海道には義経伝説が意外と多い。この岬から義経、弁慶は大陸に渡ったという。
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寿都の町で食べた「ホッケ半身、イか刺し定食」と一日4枚限定の「巨大開きホッケ定食」。美味しくて皮も骨も食べつくした。
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函館についてから、すぐに函館山登山。ヘッドランプを点して山道を登る。目指すはこの景色。それにしても人の多いこと、多いこと。修学旅行生、そして外国の人々。
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それでも、やはり、函館の夜景は日本一だと思う。


2日目は初めての恵山へ。恵山はツツジの名所として名高いが、ツツジの紅葉も見事であった。晴天に恵まれ、恵山の白い火口、裾野の真っ赤な紅葉が、青空に照らされ見事であった。山頂からは、津軽海峡、噴火湾と太平洋が青く広がっていた。

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函館は品があって、いい町。元町あたりを散策した。そうそう、元町にあった小さなホテルが素敵だった。
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3日目は朝一番に大沼公園へと車を走らせ、湖面に映る駒ケ岳、湖畔を彩る紅葉に目を細めた。そして初めての駒ケ岳登山へ。
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駒ヶ岳は活火山であり、近年でも大爆発を起こしている。また頂上付近の山塔は崩れやすいため、長年にわたって馬の背から上部は登山規制がしかれている。素っ裸で火山灰、火山礫むき出しの駒ヶ岳は、山としての魅力に欠けるが、上部の火口原の荒々しさは、別世界のような見ごたえがあった。
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昭和17年火口が口を開けている。底まで覗くには地面が滑りやすいのでとても近寄れない。
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本当の山頂はまだここから50㍍上の岩塔にある。ここまででやめとこう。噴火湾の向こうにうっすらと羊蹄山が見えた。
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下山後、車を走らせ続けて3時間。暮れなずむ支笏湖畔、丸駒温泉に到着、投宿した。
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駒ヶ岳の上からみた羊蹄山の麓を走りぬける。北海道は、でっかいどう!
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素敵な休日?でした。天皇陛下、ご即位おめでとうございます。


by kobayashi-skin-c | 2019-12-06 12:27 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2019年10月 『北海道の秋、10月 その1』 October 2019 "The Autumn of Hokkaido, October #1"
大雪山、日高山脈には勝てないが、札幌近郊にも楽しい山が多い。その近郊の山々が紅葉に染まり始めた。まずは 風不死岳、楓沢。

支笏湖を取り囲む外輪山の一つが 風不死岳。支笏湖の眺望はここの山頂が随一である。 風不死岳の麓には原生林が広がり、その一角に楓沢がある。その昔「苔の洞門」と呼ばれる素晴らしい苔の回廊があった。しかし沢の崩落が著しく、長らく閉鎖されたままである。その「苔の洞門」と同じような神秘的な苔の回廊が「楓沢」。緑の苔と紅葉が目にまばゆかった。
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まず「一の回廊」。ここから2時間半、苔の沢をつめることとなる。
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ふかふかのみずみずしい苔が、あらあらしくごつごつした崖を包む。そっとしておかないとはかなく消えそうな、そんな自然の造形である。「二の回廊」で素敵な秋の贈り物を見つけた。山葡萄、酸っぱく濃厚な味、ワインにしたいな。
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なかなかワイルドな道が続く。「三の回廊」へ。
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そして、木々の葉が色づき、葉を落とし始め、山頂へといたった。
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山頂は風と霧。支笏湖の眺望は得られなかったが、楓沢の神秘的な美しさに大きな感動をもらった。はかなく、もろい、この自然を子供たちに伝えたい。



手稲山。明治45年北海道大学恵迪寮歌「都ぞ弥生」二番にこう謳われている。
「豊かに稔れる石狩の野に 雁(かりがね)遥々(はるばる)沈みてゆけば

羊群声なく牧舎に帰り 手稲の嶺(いただき)黄昏(たそがれ)こめぬ

雄々しく聳ゆる楡の梢 打振る野分(のわき)に破壊(はゑ)の葉音の

さやめく甍(いらか)に久遠(くをん)の光り

おごそかに 北極星を仰ぐ哉」

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手稲山の標高はたかだか1023mだが、北海道大学の農場から仰ぎ見る手稲山は堂々としている。山頂付近に林立するテレビアンテナが無粋でいけない。手稲山は春、夏、秋、冬と素晴らしい。この秋、ガレ場の紅葉がきれいだった。
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山頂からの眺望も素敵である。小樽から石狩へ、そして雄冬岬にいたる海岸線、増毛の山々、晴れたときは大雪山まで見晴らすことができる。今夏の北アルプス五竜小屋のTシャツを着てポーズ!

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道端に見かけた紅梅??「ツリバナ」の赤い実でした。



10月中旬、旭川市で開かれた講演会に出席する機会が与えられた。長年の知己であるカリフォルニア大学皮膚科教授Jon Koo先生の講演会である。せっかく旭川まで足を伸ばしたのだから、十勝岳の麓の紅葉を観に出かけた。

Koo先生とはもう30年来の友人。20年前には、サンフランシスコのご自宅に1週間滞在し、Koo先生が主任の乾癬治療センターで学ばせていただいた。
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講演会の翌日、旭川から十勝岳吹上温泉にある白銀荘に移動。
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「白銀荘」は私の大好きな登山者用の山小屋。上富良野町営の自炊宿泊施設であるが、とにかく風呂が素晴らしい。ここの露天風呂には「すごく熱い」「熱い」「少し熱い」「ぬるい」の4段階の岩風呂が上から連なっており、私の好きな「ぬるい」だと1時間でもゆっくりとしていられる。星空を仰ぎ見ながらふやけていた。
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白銀荘を出発する時、管理人さんから「山に登るならアイゼン、ピッケルの冬山装備が必要だよ」と釘を刺された。私たち二人とも夏靴、軽装。衣子にいたってはハイキングシューズだった。まあ「麓の紅葉を観に行こう」と誘ったのだから。さすがに雪を被っているのを見て、山用長靴に履き替えてもらって、やっぱり十勝岳に登ることとした。1ヶ月前に登った主峰旭岳をはじめ大雪の山々は真っ白!

大正火口を越えると登山道はすっかり雪に覆われ、長靴にして良かったなあ、と思ったが、頂上が近づくと雪は氷に変わり、ゴロゴロの岩はすべてツルツルに氷結していた。これは、アイゼン、ピッケルだは!
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頂上標識には「えびのしっぽ」!! 冷たい風が吹き、3分ととどまらないで下山した。
下山後、望岳台登山口から十勝岳を振り返り、青空と、白い雪、吹き上がる噴煙、そして赤や黄色の紅葉に見惚れ、登頂の歓びとともに、充実感に浸った。衣子さんの赤も綺麗である。「長靴でよく頑張りました!」
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下山後、美瑛の「白髭の滝」、「青い池」、「美瑛の丘」を訪ねた。観光客が多かった。
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続いて札幌近郊の八剣山(観音岩山)。私たち二人の秋の紅葉定番スポット。昨年の今頃、私たちが下山した後、女性が頂上から転落して死亡した、八剣山は危ない山です。
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「おーーい衣子さん、気を付けて!」
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山頂は標高4988m?

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下山後、豊平峡ダムまで足を伸ばして紅葉を楽しみました。
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どうして、こんなにも紅葉に心を奪われるのでしょうか。若いころは見向いてもいなかったような気もするのですが・・・・・・・・

さらに北海道の紅葉が続きます。

by kobayashi-skin-c | 2019-12-05 17:59 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2019年9月 『北海道の秋、9月』 September 2019 "The Autumn of Hokkaido, September"
北海道の秋は早い、そして速い。
あっという間に過ぎ去り、いつの間にか雪に覆われる。
今年も師走となり、あわてて秋を振り返った。

齢とともに時の過ぎ行きが早まり、残りの時間がどんどんと狭まる。秋の色がなおいっそう愛おしい。

今年も大雪山から秋が始まった。
9月11日、12日、旭岳温泉のなじみの宿「杜季」に泊まり、旭岳からお鉢、裾合平を巡った。「杜季」のお風呂、お食事、そしてグランドピアノが素晴らしい。
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旭岳山頂はガスで何も見えなかったが、お鉢まで足を伸ばすと、あの大雪山の紅葉の襞模様が待っていた。

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真っ先に紅葉する「チングルマ」


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「杜季」のご主人手作りの露天風呂。素晴らしい、ちと熱いが。

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昭和初期に建てられたこの建物では、雪の博士中谷宇吉郎先生が雪の結晶の観察を行った。宮様もご宿泊されたとのこと。




続いて1週間後、層雲峡から黒岳へ、そしてふたたびお鉢まで足を伸ばし、北鎮岳へ登った。今年の紅葉は夏が暑すぎたせいか紅の鮮やかさに欠けるように思ったが、それでも「日本一」の紅葉であることは間違いない、と思う。
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黒岳からお鉢へと向かう途中の雲の平で鮮やかな「ウラシマツツジ」、「チングルマ」の紅葉に見惚れる。向こうに北海岳の頂き。
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黒岳山頂からは強風に煽られた。
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北鎮岳山頂は爆風!この風に乗って霰、雪が舞ってきた。黒岳避難小屋に泊まることも考えていたが、下山、日帰りとした。翌朝のニュースでは黒岳避難小屋には15㌢の雪が積もったとのこと。




さらに、10日後。今度は大雪銀泉台から赤岳へと向かった。大雪山の紅葉のフィナーレ、雪と紅葉のデュエット。
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登山口の銀泉台が紅葉の真っ盛り、錦模様。登るにつれ雪が現れる。


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紅葉の名所「第三雪渓」のナナカマドはすでに葉を落とし、雪が雪渓を覆うようになる。



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第三雪渓の上からはアイゼンを装着した。



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赤岳山頂から望む大雪山の峰々。左、雲をかぶるのが2週間前に登った旭岳。右、真っ白ななだらかな山が10日前に登った北鎮岳。山はもう冬。

日本で一番早い大雪山の紅葉は、しだいに麓へと下り、そして街へと降りてくる。(『北海道の紅葉、10月』に続く)


by kobayashi-skin-c | 2019-12-05 16:18 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)