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2019年 『ヒマラヤピークトレッキング 2. メラピーク』 May 2019 "Himalaya Peak Trekking 2. Mera Peak"

2.Mera Peak (6476 m) メラピーク

 日本を出発してからはや10日、いよいよ目標に挑む時だ。

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20日(土)Khare (5,045m) Mera High Camp (5,780m)

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朝日に照らされたメラ山群。左端に目指す中央峰、すぐ右隣が北峰、右端が西峰。

 0530起床。晴天の朝を迎えた。Khareは登山基地。屹立する山々に囲まれる。うっすらと雪が積もっているが登山には何の支障もないほど。念入りに荷物の仕分けをする。ポーターの二人は登頂に加わらないので、自分で運ぶ水、非常食、防寒着、手袋、ピッケル、ハーネス、カラビナ、ユマール、・・・・を自分のリュックに詰め、不要なものは残す。0800雪を踏みながらKhareのロッジを出発。

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急坂を登って振り返ると、手前にKhareのロッジ群。屹立する山は左がKyashar(6769m)、右にカンテガ(6783m)、タムセルク(6618m

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メラ山群全体が白く輝く。ヒマラヤに登る緊張が高まる。


登りはじめるとすぐに高度を実感する。苦しい、一歩一歩がつらい。後から出発してきた約10名のドイツ隊に追い越される。ただただ下を向いて「ビスターリ、ビスターリ(ゆっくり、ゆっくり)」とつぶやきながら、呼吸を整えながら、歩みを進める。「足が前にさえ出れば、いつかは必ず頂上に立てる!」。
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途中、ガイド・ポーターが人を担いで下山してきた。担がれているのは昨日出発したタイ人女性だ。目をつぶったまま朦朧とした様子。同じく昨日出発したオーストリア人カップルも一緒で、さかんにタイ人女性に声をかけていた。高山病だろう。私自身は呼吸が苦しいものの、高山病の症状はまったくない。

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目指すメラピーク中央峰はまだまだ遠い。氷河上に積もった雪を踏みしめ、ビスターリ、ビスターリとつぶやきながら登る。


1330 Mera High Camp (5,780m)に到着。大きな岩塔の下、岩・雪にへばりつくようにテントがびっしりと張られている。20張はあるだろう。トイレテントも張られている。すぐにパスタの昼食をとらせてもらい、疲れた体をテントに横たえた。今日から4泊連続のテント生活となる。日が傾くころ見晴らしの良い岩塔の北側に出てみた。到着したころは雲に隠れていたヒマラヤの峰々が、夕日に照らされていた。エヴェレスト、ローツェ、マカルーが輝いていた。少し休んで元気を取り戻し、明朝への決意を新たにした。1830には就寝。二・三度トイレに起きたがぐっすりと眠れた。

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遠く左端に見えるのがエヴェレスト、ローツェ。右に屹立するのはPeak41。


421日(日)Mera High Camp (5,780m) Summit Mera Peak(6,461m) Mera High Camp (5,780m) Mera La, trek to Kongma Dingma (4,850m/15912ft)


涙のメラピーク

0145起床。ポリッジと紅茶で朝食を簡単にとり、ヘッドランプを灯してDikさんとともに闇の中を出発。我々の前に灯りはない。我々が一番先に出発したようだ。寒い!とくに手が冷たくなる。手袋の中で指を曲げたり伸ばしたり、血行を良くするように頑張るが、暖かくなるまでに1時間は要した。そのうち今度は目がちかちかしてきた。まつげが凍ったのだろうと思い、軽くこすってみるがちかちかしたままで、だんだんと痛くなり、目には涙が溢れるようになった。東の空が明るくなるころ、Dikさんに目を見てもらったが「氷ついていない」とのこと。「ああ、雪目だ!くそっ!サングラスをはずすことは決してしていない。ヒマラヤの紫外線の強さは半端じゃなかったのか、昨日ずっとうつむきながら雪渓、氷河の上を歩いていたからか、くそっ!」。呼吸は苦しいし、目は痛いし、涙でかすんで景色が見えないし、・・・。でもとにかく登頂のことだけを念じながら一歩一歩進んだ。


傾斜が増した頂上ドームも、ユマールなしで登り、そして0630山頂フラッグをこの手でつかんだ。「Dikさん、ありがとう」、二人で抱き合った。目はかすんで見えていなかったが、写真に収めておけばあとで振り返ることができるだろうと思って、こっちがマカルーの方角、こっちがエヴェレスト、こっちはチョーオユー、とまさに「めくらめっぽう」にシャッターを押した。そして二人で交互に頂上の記念撮影を済ませ、最後にピタンバルさんが用意した大きな記念フラッグをDikさんが取り出して、さあ写真、と思ったら、Dikさんが「先生のiPhoneがない!」、「さっきリュックの上に置いたよ」、「ない」。Dikさんはリュックの底の底まで確認したが、「ない」。iPhoneはリュックの上から雪の上に落ちて、あっという間に氷河の底まで滑って行ったのだろう。涙、涙のMera Peakとなった。

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エヴェレスト(8848m)、ローツェ(8516m)、マカルー(8463m)の8000m峰が連なる。
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そしてゆっくりと下山した。
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High Campに到着して、「やったね、ありがとう、Dikさん」。二人とも随分と顔がむくんでいる。


1020無事HighCampまで下山。しばらくテントの中で横になった。1230 HighCampを出発、途中Mera Laでポーターの二人と合流し、いよいよAmphu Labcha La pass (5,845mアンプ・ラプチャ峠) へと向かった。Mera Laからは誰も歩いていない雪渓を進む。雪が緩み、膝まで埋まりながらの歩行で、とにかく疲れて苦しかった。雪渓が終わると岩礫の間の道となり、雪目でかすむぼやけた視野のではたいへん怖かった。1600 Kongma Dingma (4,850m)に到着。テントは快適。バッティの中で簡単な夕食を済ませ、早々と就寝、今日の行動時間、14時間45分!

さあ、これから AmphuLabcha La pass (5,845m) Trekking アンプ・ラプチャ峠トレッキング。ハイライトを迎える。





by kobayashi-skin-c | 2019-06-03 06:57 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2019年5月 『ヒマラヤピークトレッキング 1.アプローチ』May 2019 "Himalaya Peak Trekking 1.Approach"
  1. アプローチ


49日(火)札幌→東京(羽田)


 一日の診療を終え、留守中の事務処理、給与計算を済ませてから帰宅。衣子から促されるように自宅を後にして新千歳空港に向かった。2100の羽田行きに搭乗。飛行機の席に座るなり、旅へ出発した実感が胸に迫る。心地よい緊張感と解放感に浸る。えも言われぬような夢見心地。


4
10日(水)東京(羽田)→バンコク→カトマンドゥ

カトマンドゥ・トリプヴァン国際空港では長蛇のVisa申請に2時間を費やし、荷物探しに手間取り、そして出口へと行った所で「コバヤシさん!」の声が聞こえた。

ピタンバルさんと、今回のガイドDik Tamangさん(Dikさん)が待っていた。そして、赤い花輪を首に巻いてくれた。ありがとう、お世話になります。
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さっそくダルバートのお世話になる。街のダルバートは豪華で美味しい。これから1ヶ月、毎日ダルバートか。
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411日(木)カトマンドゥ(1,300m)→クルコット

 朝は時差の関係上、早起きとなる。タメルのホテルから、ダルバール(王宮)広場へと向かった。街の様子、人々の服装からは、4年前となんら変わりはない。香草や揚げパンのにおい、バイクの騒音と排気ガス、寺院の鐘の音、混沌の街である。旧王宮付近では、4年前の大地震被害がまだ生々しく残っていた。シヴァ寺院は瓦礫の山と化し、旧王宮も竹の足場とテントに覆われていた。残った建物には、つっかい棒がそこかしこに立てかけられている。これが耐震対策なのだろうか。しかし、それでも人々は路上に品物を並べ朝市を開き、寺院には人々が灯したバター油の蝋燭の煙が漂っている。異国である。
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クマリ(女性の生神)の館の前で遊ぶ少女と見守る母
この少女がクマリ!?
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41日から、カトマンドゥ国際空港改修工事ため国内線の一部とくにルクラ便は、カトマンドゥから100kmも離れたラムサップ空港発着となっている。4時間かけて、ラムサップ空港の手前のクルコットの町のホテルまで移動・宿泊した。


412日(金) クルコット→ラムサップ空港→ルクラ(2,860m)→パンヤ(2,730m)

ルクラ空港に降り立つと、青い空、白いヒマラヤの峰、そして赤いシャクナゲの花が待っていた。
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すぐにポーターのダワさん、アンビルさんと合流。荷造りを済ませてから、さあトレッキング開始(左からアンビルさん、ガイドのDikさん、ダワさん)。
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0900 ルクラを出発。空港脇の小道を下り続ける。ドゥード・コシの流れの音が聞こえる2200mまで下り、また尾根に登る。パンヤは標高2730mだからルクラとほぼ同じ高さだが、2200-2800mの間を登ったり下ったりで、日本の北アルプスの縦走並みだ。登りは少し息が切れる。今日の道は、麓の町ジリとルクラ、ナムチェを結ぶ生活道路であるため、ロバの隊列が絶え間なく登ってくる。土曜日、日曜日バザールがルクラ、ナムチェに開かれるためだ。荷物をいっぱいに背負ったロバの隊列は、ときに50頭以上にもなり、すれ違いが危険なため、30分以上も待たされることがある。そしてすれちがった後の山道には糞、糞、糞!これが臭いのだ。新鮮な糞は注意深くよけて歩くが、少し時間を経たものは糞なのか、土なのか見分けが付かない。気にしないことにしよう。
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413日(土)Paiya(2,730m)to Panggom (2,846m)
 
夜、屋根を鳴らす雨の音で何度も目が覚めた。雨の音、さびしいロッジ、ネパール式トイレ、少し暗い気持ち。0500起床。0730パンヤのロッジを出発。今日のコースも生活道から始まったため、ロバ隊と何度もすれちがう。臭い。しかし、途中からドゥードコシ沿いの生活道を離れて、尾根へと登る山道へと分かれた。ロバのいない道はきわめて快適。尾根上の峠を3000mまで登る。空には青空が切れ切れに顔を覗かせるがほとんどがガスの中。霧に包まれた山肌に紅やピンクのシャクナゲが咲き誇っていた。少し気分が明るくなる。とちゅう土砂降りの雨と落雷にあう。運よくバッティに逃げ込むことができた。バッティを揺るがすような至近の落雷あり。尾根上の小村(たった3軒)で孫娘そっくりの美少女に出会った。一緒に写真をとる。
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414日(日)Panggom (2,846m/9,337ft) to Ramailo Danda (3,200m)

07:20出発。まず村の上に立つゴンパ(チベット仏教寺院)に向かった。この地域ではタンボチェゴンパに次いで格式の高いゴンパであるとのこと。そして今日はネパール暦のお正月。Dikさんが僧侶にお願いして、本堂でお祈りをさせていただいた。僧侶がきちんと祈祷をあげ、ろうそくの灯もともしてくれた。Dikさん、ダワさん、アンビルさんは五体投地の祈りをささげた。小生は1000ルピーの寄進をした。敬虔な気持ちとなる。この祈りが無事ヒマラヤの神様に届きますように。ゴンパの向こうにクンビラ、コンデの峰々を望むことができた。
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415日(月)Ramailo Danda (3,200m) Chhatra Khola(2,800m)

快晴の朝を迎えた。ロッジの屋根の向こうにメラ山群が姿を現した。美しい、そしてsouth faceのなんと荒々しいことか。あんな山に挑めるなんて幸せだ。ただ気になるのは、この数日の雨模様で、山にはかなり新雪が降り積もっている様子。Amphu Labcha アンプ・ラプチャ峠 越えは難しいのかな。
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今日のコースもワイルド。登って登って、下って下って、登って、下って、森の中を歩く。足元のピンクの花、そしてシャクナゲがきれいだ。今回のルートはMera Peak Trekking と名が付いているが、エヴェレスト街道に比べるとマイナールート。さらに降雪のためルクラ西方の4000mの峠を避けて、いったんかなり南下してから谷沿いの道を北方につめるコースを選んだため、トレッカーの姿は少ない。パンヤ、パンゴンのロッジで一組ずつ会っただけで、昨日、今日は一人も会っていない。ときおり地元の人とすれちがうだけであり、静かで良い。その反面、寂しさもある。黙々と歩いて、ついに到着したChhatra Kholaのなんと素晴らしいこと!深い森に覆われた急斜面の谷に、はりつくようにロッジというよりも山小屋が立っていた。
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416日(火)Chhatra Khola (2,800m) Kothe (3,691m)
 朝、空は晴れていたが、深い谷間の下からどんどんとガスが上がってきて、0730出発のころにはまた霧の中。苔むした深い森の中をまた黙々と登り、下り。とくにロッジを出発してからいきなり300mをジグザグに急登。さすがに息が切れたが、ヒマラヤの歩き方をだんだん分かってきた。とにかく急がず、ゆっくりと体を動かす。息が切れる動作は極力避けてマイペースを維持する。そうすると高山でも休むことなく歩き続けることができる。
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417日(水)Kothe (3,691m)Thaknak (4,358m)
 どんどんと高度が上がる。高度順応を意識してゆっくり目に旅程は組まれているが、この2日間で2800mから4358mなので、多少不安である。体調は良いが天気は今日もいまいち。冷たい風が吹き、雪がちらつく。昨晩の雪が道に残っている。下山してくる3組のトレッカーとすれちがう。皆、嬉しそうな表情で「We reached Summit」と。「Congratulations!」と声をかけると、「Good luck!」と言ってもらった。嬉しいものである。1200にはThaknak(4,358m)に到着した。


418日(木)Thaknak (4,358m) Khare (5,045m)
 朝、雲ひとつない青空が広がっていた。ロッジから出て歓喜の声を上げる。昨夜の吹雪が嘘のようだ。てっきり今日はロッジで停滞かと思っていた。0830、ロッジを出発。もうヒマラヤの山懐の中である。ヒンクコーラは氷河となり、砂と石と岩の氷河地形に取り囲まれる。モレーンの登りはきついが、登った先に緑色をした氷河湖(Sabai Tsho)があり、急峻な峰々を湖面に映し出していた。その一つがKyashar(6769m)。初登頂は2003年の英国隊であるが、2012年、花谷泰広ら日本隊が難攻不落とされたそのSouth Pillarの登攀に成功した。その業績にPiolet d’Or賞が贈られている。それにしても、どうしてこんなにも垂直な難コースを選んで、人は登るのだろうか、登らなければならないのか。同じ疑問は、たとえポピュラーなピークであっても、今から登ろうとしている自分にも投げかけられる。今の自分の回答は、「山に対し人間は原始的な神の存在=崇高感を抱き、頂への道が困難であればあるほど極めようとする欲望を持つ」、山=神といった原始的宗教観が人を突き動かしていると思う。
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Kyashar (6769m)
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 神々しいほどの山峰に囲まれて幸せである。
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岩峰、氷河を眺めながら、いくつかのモレーンを喘ぎながら越えて、Mera Peakの登山基地であるKhare (5,045m)のロッジに到着した。午後からはまた曇り、雪もちらつき始めた。明日はKhare (5,045m)で一日休息、高所順応。そして明後日、Mera PeakHigh Campへ出発する。

419日(金)Khare (5,045m) 休息日
明日いよいよMera Peakへ。高山病の症状は微塵もなく、高所順応は順調だ。



by kobayashi-skin-c | 2019-05-31 12:35 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2019年5月『ヒマラヤピークトレッキング』 May 2019 "Himalaya Peak Trekking"

山歩きを楽しみながら、その山行も回数を重ねていくと、より高い山、より難しい山へと興味がわいてくる。むろん技術・体力があってのチャレンジとなるが、練習・鍛錬によって、目標とする山への技術・体力を会得することはできる。ただ、年齢のことを考えると、チャレンジできる年数は限られてくる。

ヒマラヤの魅力を知ってからというもの、いつかはどこかのピークに登りたいと夢を抱き続けてきた。山の本、雑誌、インターネット情報から、エベレスト山域にあるMera Peak (6476 m) Island Peak (6189 m) が私の目標となった。
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かくして、Mera Peak メラピーク (6476 m) Island Peak アイランドピーク (6189 m) の同時登頂、さらに二つのピークを結ぶAmphu Labcha La アンプ・ラプチャ峠 (5,845m) を越えていこうという欲張りな計画を立てた。
 まず一番先に立ちはだかるのが「衣子の説得」。しかし、これはいとも簡単に許可がおりた。答えは、「私は行きません、どうぞ。これからの人生、一人になったときの練習ね」とのこと。その答えに複雑な心境。
 次に、誰にガイドを依頼するか。日本のトレッキング・ツアー会社のホームページをあたってみたが、それぞれのピークツアー募集はあるが、同時登頂ツアーはない。ネパールで長年お世話になっているピタンバルさんに問い合わせてみることとした。ピタンバルさんの会社 All Nepal Adventure Tours & Treks(P.)Ltd は、今までトレッキングしか行っていなかったのだが、ガイド資格を持つ新しいスタッフが加わり、ピーク登頂の案内もするようになったとのこと。「渡りに舟」とはまさにこのこと。ピタンバルさんは希望通りのコース計画を作成してくれた。要する日数は30日。とんとん拍子にヒマラヤピーク登頂の夢が実現へと動き始めた。そして49日の出発の日を迎えた。

次回から、
1.アプローチ
2.Mera Peak メラピーク(6476 m
3.AmphuLabcha La アンプ・ラプチャ峠 (5,845m)
4. Island Peak アイランドピーク(6189 m)
5.KalaPatthar カラ・パタール(5545m)
6.下山、そして祈りの時
をお届けしてまいります。



by kobayashi-skin-c | 2019-05-31 11:37 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2019年2月 『白銀の山、素敵な仲間たち、良い一日』 February 2019 "Snow Mountains, Good Friends"
自宅からわずか30分。
白銀の世界が待っていた。
私たちをいざなってくれたAGノマドの宮下親分さん、そしてともに滑った仲間たち、ありがとうございました。
最高齢68歳のマスターチームは(ちなみに私は最高齢ではありません、67歳!)、今日一日、活動距離18.5km、累積標高は登り1859m、下り2289mでした。リフト3本分が含まれていますが。

札幌の街を眺めながら、日本海を望みながら、銀世界に浸りました。最良の一日、・・・・。
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木々は霧氷に輝く。
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まさに、白銀!
ぽかぽか暖かかった。
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ノマドチームのこの一体感!いいね。
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行くぜー、ぴょーーん。
宮下親分もマスター世代。すごいね。

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https://youtu.be/zpC1vazdhXw
https://youtu.be/h-oPyrEJW9Q
https://youtu.be/QuZ8xUoqs-k

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こんな斜面も!
「親分、雪崩れてますよ」
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素晴らしい仲間たち、ありがとう。
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最良の一日が終わり、札幌の西の空に日が沈む。
今日遊んでくれた、あのお山さん、ありがとう。
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by kobayashi-skin-c | 2019-02-21 20:50 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2019年2月『雪山は呼ぶよ』 February 2019 "Hokkaido, Powder Snow Paradice"
世界に冠たるパウダースノー天国、北海道。
札幌から僅かの距離の中に、こんな素晴らしい雪の斜面が!

#1蝦夷富士。AGノマド、オダッチの案内で。
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#2道央、某所、某山にて。AGノマドオダッチの案内にて。
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#3 支笏湖、イチャンコッペ山。
https://youtu.be/38_AByfpfd8
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暖冬予報であったが、すばらしい雪、天気に恵まれた!(日もあった)
雪に、山に、仲間たちに、そして衣子に感謝。

by kobayashi-skin-c | 2019-02-20 23:07 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2019年2月『感激、初・冬・利尻、初・島・Pow』February 2019 "Amazing Powder Snow in Mt Rishiri"
憧れていた冬の利尻岳。思い立って札幌からひとっ飛びで利尻へ。診療を終えてから、わずか2時間半で利尻空港へ降り立った。おりしも北海道は今冬最強の寒波の最中。利尻岳は雪雲に隠れていた。
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翌日から5日間、連日で山に入り、利尻岳の島Powに遊んでもらった。
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https://youtu.be/-ozvPinX7oY
https://youtu.be/LA48aYLpKXU

島Powは、利尻特有なのか、少し重くねっとりとした雪。さらっと体にまとわりつくのではなく、バシャーーッと体中に浴びる。最初は重く感じたが、しだいにその抵抗感が快感となった。
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利尻岳は想像していた以上に大きい。いくつもの大きな谷があり、その深い谷から尾根がせりあがり、尾根から谷に向かって絶好の斜面が落ち込み、無数のシューティングラインがある。その日の風向き、雪のたまり具合によって、ガイドが滑るコースを選ぶ。レラモシリの精鋭ガイド、敏哉さん、コウスケさん、翔平さん、ユウスケさんが頼もしい。
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行く手に見える「おっぱい」が美味しかった。「奥おっぱい」を二度味わった。誤解のなきよう。「おっぱい」、「奥おっぱい」は、アフトロマナイ沢左岸の小ピーク群。誰が名付けたのか(敏哉さんらしい)、白く丸みを帯びたピークから落ちる左斜面が「おっぱいシュート」!
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当然、雪崩の巣。注意深く滑降コースの指示を受ける。
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こんなメローなコースもたくさんある。この斜面を衣子、さやかさん、そしてガイドのコウスケさん、翔平さんの5人だけで滑った。それも1回だけ!なんとも贅沢。
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「奥おっぱい」を滑り終えて。
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晴間がのぞくと、眼下の海が光る。「ヤッホーー!」
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そして一日の最後は、海岸線まで滑り降りる。
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ありがとう、楽しい仲間たち! ありがとう、ガイドの敏哉さん、コウスケさん、翔平さん、ユウスケさん!! 衣子さん、すごい、頑張った!!!
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札幌に帰ってから、レラモシリを真似て、「うにめし丼」を衣子が作った。レラモシリのうにめし丼は、全国どんぶり選手権のチャンピオンにも輝いた一品。
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by kobayashi-skin-c | 2019-02-20 22:32 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2019年1月 『粉雪をけたてて』 January 2019 "Deep Powder Snow"
シーズン始めは雪が少なく、どうなることやらと心配したが、年が明けてからは雪が降り続き、存分に粉雪を楽しんだ。たまらんなあ。

深い深い雪山へと誘ってくれたノマド宮下さん、小田さん、そして楽しい仲間たち、そして衣子、どうもありがとう。

https://youtu.be/GICwABI5u_M

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山の奥へ、奥へ、ノマド宮下親分、オダッチ隊長に誘われる
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そして粉雪をけたてる
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二羽のクマゲラを見つけた。「キューン、キューン」と啼きながら遊んでいるようだった。今が恋の季節なのだろうか。真っ白な雪が褥となるのだろうか。
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by kobayashi-skin-c | 2019-01-23 12:25 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2019年1月 『新年明けましておめでとうございます』 January 2019 "A Happy New Year"
遅ればせながら、『新年明けましておめでとうございます』。
冬の入りは暖冬で雪も少なかったのですが、年が明けてからというもの、寒い日が続いていますね。

元旦の朝ではありませんが、今年一番の晴天の朝日を写しました。
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そして雪に覆われた北海道大学と手稲山。
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北海道大学のキャンパスを散歩しました。

まずは、クラーク博士にご挨拶。おりしもこの日は「成人の日」。"Boys be ambicious"と若者たちにエールを送っているのだろうな。小生もしばし若き日々に思いをはせる。
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北大農場とポプラ並木。農場の雪の上にはキツネの足跡が。
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ポプラ並木を歩く。冬枯れのポプラ並木も素敵である。
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旧昆虫学・養蚕学教室
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第二農場とモデルバーン
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くれぐれもご自愛専一に、健康で幸せな一年をお過ごし下さい。

by kobayashi-skin-c | 2019-01-23 11:54 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2018年12月『広島カープありがとう!2018年を振り返って』December 2018 "Many Thanks to Hirosima Base Ball Team in 2018"
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2018年の思い出、いろいろあったが
これに尽きる。もちろん、9月26日のセリーグ三連覇の日。
そして・・・・

6月6日、広島マツダスタジアム、広島カープ 対 北海道日本ハムファイターズ戦の始球式。小林 礼が投じた球は、直球ど真ん中、広島の捕手會澤のミットに音を立てて吸い込まれた。広島カープのベンチ脇でそれを見ていたジジこと私の目は熱くなった。
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広島カープ球団オーナーから、6月5日の広島カープ 対 北海道日本ハムファイターズ戦始球式のオファーがあったのは去年のこと。夢のような話であったが、現実のものとなった。当日は、北海道から職員一同、北海道広島県人会の有志、私の広島の縁者がマツダスタジアムに駆けつけた。ところがプレーボール直前に降雨、中止が決まった。まさにこの日、広島は入梅。

どんなに落胆したことか。孫はグランドまで下りて、広島選手とキャッチボールも終えてからの決定だった。応援に駆けつけてくれた皆さまにも申し訳ない、と思っていた矢先、オーナーの松田 元様からなんと「始球式のスライド登板」の機会を与えていただいた。応援に皆が残ることはできないが、孫、両親、私たちジジ、ババは広島に残り、雨が上がるのを待った。

そして成し遂げた「ド真ん中、ストライク」の始球式だった。投球を終え、日ハムの一番バッター西川選手に、アンパイアに、そして広島の會澤捕手に一礼し、両親の元に小走りに戻ってきた。感謝、感謝、広島カープに北海道日本ハムに、とりわけ松田オーナーに。
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始球式スライド登板までは全員が残れなかったが、職員一同で広島平和記念公園、宮島を訪れ、私の故郷である広島をみんなに見てもらった。感謝、感謝である。
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オバマ前米国大統領が折った折鶴が展示されていた。オバマさんが被爆者と抱き合ったあの光景を忘れることができない。彼はアメリカ大統領としてはじめて全世界の非核化を目指そうとした。実現までには遠い道のりだろうが、また誰かがその意志を継ぐことだろう。
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そして、その広島カープはセリーグ3連覇を達成した。なんと、目の前で胴上げをみることができた。さらに優勝祝賀会ビールかけも、そっと見守ることができた。「ありえないこと」と思っていたことが眼前で起こり、日頃から「カープの優勝・胴上げをみることができたなら、死んでもいい」と嘯いていたことが恐ろしくなった。すぐに「カープ日本一が・・・」に切り換えた。
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ビールかけ会場にて、選手入場前に写させていただいた。湯崎広島県知事、松井広島市長も一緒でした。
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優勝翌日の中国新聞切抜き。松田オーナーのインタビュー。
彼と高校時代3年間バレーボールを一緒にしたことが今も縁として続いている。感謝である。
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優勝翌日の広島駅。
広島の町全体としての盛り上がり方が素晴らしい。
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うむ、日本シリーズは残念であったが、寿命が延びたな!また来年だ。頑張ろう!!

by kobayashi-skin-c | 2018-12-14 21:54 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2018年11月『京都の紅葉』 November 2018 "The Autumn of Kyoto"
屋久島から札幌に帰る途中、京都に寄り道をして、さらに今年の秋の紅葉を楽しんだ。秋の京都を訪れるのは生まれて初めて。今でも、北海道大雪山の紅葉が世界で一番と思っているが、京都の紅葉もなかなか。あまりの美しさに、そしてあまりの人の多さにいささか驚いた。
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いわゆる紅葉の名所の数々。なんと日本人は、春の桜、秋の紅葉と、大好きなことか。「散る美しさ」?、作られた神話!

まず訪れたのが東福寺。人の多さに仰天した。
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真如堂。人が少なく、祈りの場所であった。
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南禅寺。外国人の多さに圧倒される。
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永観堂。人もさることながら、お寺と紅葉の調和は随一と感じた。
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池を巡らす紅葉

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昼に拝観、夜に拝観。
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夜桜の言葉はあるが、「夜紅葉」とは!
昼も夜も拝観料を取られた。「商魂逞しい」?!


人ごみを避けた京北山の貴船、鞍馬寺ではもう紅葉は散り始め。
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貴船神社は「絵馬」発祥の宮であるとのこと。


最後に訪れた下鴨神社、糾の森。

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河合神社の祭神は、神武天皇の母神「玉依姫命」。女性の美の神様であるらしい。多くの若い女性が訪れていた。私が祈るのって、何?? 参拝者が奉納した顔の絵馬が愛らしくも、いじらしかった。私的には、一番下の段、右から三番目が好き!
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京都では、神様、仏様の数々に(お名前を言えないのが不信心、無教養!)お詣りし、自身のそして家族の平安、さらに世界の平和を祈った。「商売繁盛」、「縁結び」、「安産」の神様にもお祈りした。欲張りすぎた感がなきにしもあらず。

かくして、秋の山旅が終了。ありがとうございました。泊まったお宿、食事などなど、他にも多くの思い出が残りました。

by kobayashi-skin-c | 2018-12-10 21:07 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)