今年の北海道のゴールデンウィークは「菜種梅雨」。肌寒い雨が降ったりやんだり。その寒空の下、なぜか花々はいっせいに開花した。 ![]() 数は少ないもののソメイヨシノも植えられている。さすが絢爛豪華な花房をつける。 ![]() 北海道では梅も桜も同時に開花する。あでやかな紅梅。 ![]() キタコブシ、レンギョウといえば早春の代表花。純白のキタコブシ、鮮やかな黄色のレンギョウが目に眩しい。 ![]() ![]() ツツジも咲いた! ![]() これほど同時に咲くのも珍しい。異常気象なのだろうか。 散り急ぐな、エゾヤマザクラ。 ![]() なんと、初夏の花オオバナノエンレイソウがもう咲いた。 咲き急ぐな、オオバナノエンレイソウ ![]() ▲
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| 2018-05-04 17:01
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今年のGW、細切れにしか晴間がのぞかない。昨年に続き大雪旭岳に登り、地獄谷を滑った。今年の大雪山の雪解けは早く、すでに山肌の大半は黒く土と岩が出ていた。
午前中は雨と霧。姿見の池駅舎出発の時点では、真っ白なガスの中。今日は不肖私が頼りないガイドを務めるため、衣子は不安そうである。感は良いほうであるが、地図は読めない。GPS機能付きのiPhoneが頼りである。 ![]()
![]() 七合目を過ぎると、夏道の地面が現れ始め、登りラインの雪はどんどん細くなっていった。金庫岩の手前で地獄谷へ降りるラインを見つけ、そこからドロップイン。 ![]() ![]() ![]() 地獄谷の中は素晴らしいザラメ雪でスキー板が滑る、滑る! 噴気孔脇もなんなく滑り抜けた。 スリリングな斜面を滑り降り、イエッイ! ![]()
![]() ![]() 針葉樹の森の中を滑り抜け、今夜の山宿「杜季」へ。 ![]() ![]() ![]() ![]() ▲
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| 2018-05-04 10:27
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| 2018-04-29 14:16
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![]() 今春は残雪が深い。好天を見計らってニセコ・アンヌプリ、羊蹄山の頂上を狙った。一日目の登山口、宿はニセコ五色温泉。学生時代からなじみの山の湯宿である。 ![]() 次第に高度を上げながら、真っ白なニセコ連峰に見入る。風も弱くポカポカ陽気を楽しんだ。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 二日目、今日も晴天。昨日のこの笑顔に羊蹄山が微笑み返してくれたのだろう。 ![]() 真狩登山口はまだまだ深い雪の中。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 外輪山へと登り返し、そしていよいよ羊蹄山大滑降。春山ならではの陽射しを浴びながら存分に楽しんだ。衣子さん、強いね、上手ね。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 山麓では畑の雪おこしが始まっていたが、まだ半分も進んでいない様子だった。残雪が多いのを喜んでばかりもいられない。今年のアスパラは遅れるかな? ![]() ▲
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| 2018-04-29 13:05
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上ホロカメットク山(かみホロカメットクやま)は、北海道上富良野町・南富良野町・新得町にまたがる標高1,920 mの山。十勝岳と富良野岳の中間にあり、夏は縦走の一環として登られることが多い。安政火口から屹立した岩山で、冬季に氷りついた爆裂火口壁が格好の氷雪クライミングルートを数多く提供する(2016年3月「氷雪の上ホロカメットク」から引用)。
3年連続のクライミングを、AGノマド宮下親分のガイドで、楽しむことができた。楽しむ? これが上ホロカメットク北西稜。昨年、十勝岳三段山山頂から撮影した。実は昨年、この写真の翌日、上ホロカメットクは吹雪で登頂を諦めた。 ![]() 今年の大雪・十勝の雪解けは早い。上の写真は4月下旬。今年は3月というのに岩がむき出しになった部分も多かったが、クライミングの朝は気温が下がり、北西稜は素晴らしいアイス状態にあった。 早朝、朝日に向かって安政火口を目指す。 ![]() 安政火口の取り付きにて。晴天に雪壁が輝いている。 ![]() 雪壁を登る。締まった雪面にアイゼンが音をたてながら刺さる。快感を覚える。 ![]() 北西稜の核心が迫る。 ![]() ピッケル、アイゼンが確実に氷を捉え、快適なクライミング。そして何より宮下親分のサポートが心強い。 ![]() ![]() 宮下親分、ありがとう。背後に十勝岳山頂がのぞいている。 ![]() 上ホロカメットク山頂。 ![]() 取り付き地点まで戻って、今日登ったルートを振り返る。美しい。 ![]() 宮下親分に、衣子に、 そして包み込み、受け入れてくれた 上ホロカメットクに。 また来よう。 ▲
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| 2018-04-11 18:57
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アルプスきっての北壁、岩塔 "Tre Cime di Lavaredo(トレ・チーメ)"がドロミテ、コルチナ・ダンペッツォの北東方向にある。バックカントリースキーで、トレ・チーメ一周に挑んだ。
![]() 今回のドロミテ、コルチナ・ダンペッツォ行きの半分の目的は、この山を廻るバックカントリー・スキーに挑むことだった。日本から持参したスキーは、バックカントリー用一式を選んだ。だから、ベニスの空港にスキーが届かなかった時には、けっこう落ち込んだ。 と意気込んではいたものの、現地に着くまでトレ・チーメのバックカントリースキー情報は皆無であった。街のトラベラーズ・インフォーメーションではまったく話しにならなかった。街の散歩中、ふと目にとまったのが、この看板。 ![]() 山小屋三連泊のあと、天気は下り坂。インターネットでみる天気予報は、サイトごとに、一日ごとにコロコロと変わる。結局、17日の夜からちらちらと雪が降り始め、18日の朝も雲が低く垂れ込め雪が降り続いていた。「トレ・チーメが見えない?!」、「パウダースノーか!?」。8:30、ホテル前には20代と思しき好青年が待ち受けていた。"Paulo"と名乗ったか、なんと名乗ったか、"Edoardoが病気で、代わりに今日のガイドを務める"とのこと。Pauloかどうかはっきりしないまま"Paulo"と声を掛け続けたが、帰国してから届いた彼のメールには"Pier"とあった。 彼の車に同乗し、まずはLago Misurinaミズリーナ湖へ向かい、湖畔の駐車場からはスノーモービルに乗り換えてRifugio Auronzoまで。 ![]() ![]() 広い雪原を歩くころ、Pauloが "Cima Piccola!"と声を上げた。 ![]() ![]() ![]() ![]() ふたたびシールを貼って歩き始めるが、左側ばかりを見ながら歩き、写真を撮る。Pauloにどんどん遅れるが、Pauloはあまり気にしていない。でも結局のところ、この写真、すべてPauloが撮影して日本に送ってくれたもの。感謝、感謝である。 ![]() ![]() もう一度北面に戻り、北西方向に雪原を横切って、深い深い谷に向かって新雪の急斜面を滑り降りた。ここには比較的深いパウダーが待っていた。ちょっと危ない滑りもあったが大満足。 ![]() ![]() ![]() "ありがとう、Paulo君、いやPier君"。"ご苦労さん、衣子さん"。 ![]() ![]() 「やあコルティーナ、君はドロミテの女王だ!」の言葉を胸に刻む。お別れだ。 ▲
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| 2018-03-08 10:31
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「山小屋に泊まった者でしか味わえぬ楽しみ」 ![]() ![]() そして、そのあとは赤ワイン。地元産のピノ・ネッロが美味しい。すみません、こんな顔になってしまいます(この写真はコルチナの街のレストラン)。 ![]() Rifugio Averau アヴェロウ小屋 では夕食のメニューまで用意されていた。 ![]()
![]() ビーフ・カルパッチョ(日本では例のBSE問題で食べられない)と ![]() 甘いカボチャを包み込んだラヴィオリ(Rif. Scoiattoli) ![]() 地元産キノコがたっぷり入ったショートパスタ(Rif. Scoiattoli) ![]() 右下から時計回りに、赤カブの入ったラヴィオリ(Casunziei)、 ![]() カボチャのリゾット、カリカリに焼いたスペック(干し肉)と ![]() 牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、黄色いのはポレンタ(トウモロコシ粉を ![]() デザートの定番は熱々アップルパイ(ストゥリューデル)。 ![]() ![]() ![]() 朝ごはんには、こんなに沢山のものが並べられている。写真に入りきらないところには濃厚ヨーグルトやミルク、ゆで卵も並べられていた(Rif. Averau) ![]() ![]() ![]() そしてまた夕暮れ時になると、 ![]() 窓の外に帳がおりてくる(ラガツォイ小屋)。 ![]() ![]() ▲
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| 2018-03-07 16:08
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「山上には、登った者でしか味わえぬ世界がある。」 と言うにはおこがましい。今回のスキー行ではリフト、ロープウェイが山の上まで連れて行ってくれたのだから。「山小屋に泊まった者でしか味わえぬ世界」と言いなおそう。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() こんな可愛い夕映えもあった。 ![]() こんなかっこいい!夕映えもあった。感激のひととき。 ![]() そして朝には、再び昇る太陽が壮大なショーを繰り広げる。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() そして誰もいない、リフトもロープウェイも動いていない、まっさらなゲレンデを滑り降りる。 ![]() まだまだ山小屋の魅力は尽きない。続編を乞うご期待。 バラの伝承 ー エンロサディラ ー 【しばしば夕暮れ時の数秒間、ドロミテの山頂は素晴らしいバラ色に染まります。これは、Enrosadiraと呼ばれる現象で、その「バラ色になる」を意味する言葉通り、ドロミテ特有の鉱物質を含む岩壁が、日没とともにピンク色を帯び、そして徐々に紫色に変わっていきます。また、古くからある伝承には、小人たちが住む魔法の王国の話があります。この王国を治めるラウリン王は、ドロミテ・カテナッチョ山にバラが一面に咲き誇るたいへん美しい庭を持っていました。人の良いラウリン王には、ラディーナという名の美しい娘がいました。ある日、ラテマル山の王子は、荒涼とした未開の土地に咲く見事なバラに興味を持ち、ラウリン王の王国に踏み入りました。そこでラディーナ姫を見た王子は激しい恋に落ち、彼女をさらってラテマル山に連れ帰り、妻にすることにしました。娘がいなくなってうちひしがれたラウリン王は、王国の場所を教えることとなったバラの花を呪い、昼も夜も二度と咲かないように命じました。しかし、夕暮れ時のことは忘れていました。これが、現在でもなおその時間にドロミテの山でEnrosadiraが見られることとなったのです。(コルチナ・ダンペッツォガイドブック、日本語版から引用)】 ▲
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| 2018-03-04 05:46
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「やぁ、コルティーナ、君はドロミテの女王だ!」(ドロミテ街道のトンネルの壁に書かれてあった第一次世界大戦の無名イタリア戦士の銘) 私もドロミテに恋をしてしまった。2013年に初めて訪れて、そして2014年に再訪。美しい岩壁の山々、白く輝く雪、緑濃い針葉樹の森、長大なスキースロープ、素敵な山小屋、すべてが私を魅了した。しかし、2014年のドロミテでは、訪れる予定であったコルチナ・ダンペッツォを雪崩のため断念せざるを得なかった。2018年2月、そのコルチナ・ダンペッツォを目指した。そして再びドロミテの山々に抱かれた。 ![]() コルチナ・ダンペッツォまでは、新千歳空港から羽田へ、羽田からロンドン・ヒースロー空港経由でイタリア・ベニス空港へ、そしてバスでコルチナ・ダンペッツォへと至る27時間の旅。疲れた、そして、さらにベニス空港では預けていたスキーが届かなかった。スキーは一便遅れで到着するが、コルチナ・ダンペッツォへの配達は明後日になる見込みとのこと。この見込みを信じていいものかどうか、そこが問題である。一気に盛り下がる。 なんとか気を取り直してスキー・ストック・ブーツ一式をレンタルすることとした。そして、晴天のドロミテが私たちを迎えてくれた。コルチナ・ダンペッツォの街を囲む3つのスキー場、ファローリア、クリスタッロ、トファーナを滑った。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ドロミテ全域には12のスキーエリアがあり、450基のリフト、ロープウェイ、スキーコース全長は1200kmという。コルチナ・ダンペッツォはその12のエリアの一つで、38のリフト、120kmに及ぶスキーコースが含まれる。コースの整備は素晴らしく、またリフト、ロープウェイ、スキーバスを乗り継ぐと、異なるエリアへの移動も可能となる。まさにスキー天国! ![]() ![]() ![]() ロープウェイは目も眩むような岩壁を急角度で上る。 ![]() ![]() ロープウェイ駅に貼られていたポスター。 ![]() ![]() 今回のドロミテでは、三泊四日で山小屋に泊まりながらスキーを楽しむことが出来た。まさに天国。山小屋に泊まった者だけに与えられる特権が、朝一番。誰もいない、まだリフトもロープウェイも動いていない、グルーミングされたばかりのゲレンデを独り占めだ。 ![]() ![]() ![]() ![]() 滑る、滑る、とにかく滑る。オフピステにもおいしそうな新雪斜面が広がる。しかし、北海道に比べると降雪量は圧倒的に少なく、この新雪もいつ積もったものやら、固く、重かった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() リフトで上るたびに、スキーで滑るたびに、山の景観がどんどん変わる。森林限界から針葉樹の森の中に入るころ、素敵な山小屋が現れたり、青空を見上げながらのんびりと緩斜面を滑ったり、飽きることがない。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 次回の報告を乞うご期待。 ▲
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| 2018-03-03 05:07
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2018年、雪山シーズンが始まった。今年は気温が低く、雪も深く、スキーコンディションは最高!
2017年暮、大雪黒岳にて。ノマドYOUさん、宮下親分の案内で、黒岳山頂からパウダースノーの斜面を大滑降。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 年が明けて、初夢は大雪旭岳で。夢から覚めると窓の外は白銀の世界。ノマド宮下親分と旭岳バックカントリーへ。去年はここで頬をー15℃の強風に叩かれて凍傷を負った。今年も寒いが絶好のパウダー。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() そして、札幌近郊の山々も深い深いパウダーに覆われている。宮下親分いわく『危うく溺れ死ぬかと思った』ワオーーーッ! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 写真を撮影していただいたノマド宮下親分、オダッチ、YOUさん、ミレー札幌林さん、まことに有難うございました。 ▲
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| 2018-01-25 18:31
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