人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2024年7月 『豊富温泉の治療効果の科学的検証』 July 2024 "Scientific Evidence of Toyotomi hot spa for skin diseases"
2024年7月10日に発行された『陽だまり』乾癬の会だより 92号に掲載された記事を転載いたします。

豊富温泉の皮膚病疾患に対する治療効果の科学的検証

 612日、岐阜大学皮膚科教授岩田浩明先生から嬉しい連絡がありました。

「こんにちは、お久しぶりです。お忙しくされている毎日かと思います。

僕は岐阜に戻り、少しずつですが生活も落ち着き研究室も動き始めたところです。

先生よりあずかりました豊富温泉の原油を用いた研究は、実験助手の田中加蓉子さんが非常に熱心にすすめてくれており、結果が増えています。

昨年は研究内容で日本健康財団の研究助成をいただき、その成果発表を先日行い優秀賞を獲得しました。貴重な機会をいただけたことを改めまして感謝申し上げます。

研究助成の成果報告書が出来上がりましたのでPDFで送らせていただきます。お時間のある時に目を通しください。ご助言などいただけますと幸いです。

謝辞に先生のお名前を入れ忘れてしまったことを心よりお詫び申し上げます。

今後、さらに結果を増やして最終的には英文投稿を考えておりますので引き続きご指導ください。今後ともよろしくお願い申し上げます。

岩田浩明」

 1993年の第1回乾癬の会湯治ツアーで初めて豊富温泉に出会ってからずっと、「どうして豊富温泉は乾癬に、そしてアトピー性皮膚炎に効くのだろうか」と思い続けていました。その疑問に光を当ててくれたのが「タピナロフ」という新しい乾癬治療薬の登場でした(その詳細は2022年の陽だまり85号、87号でお知らせしました。本ブログでも2022年12月記事「豊富温泉がなぜ効くか」に掲載)。「豊富温泉成分にはタピナロフと共通するものがあるに違いない」と考え、成分分析のため当時北海道大学皮膚科におられた岩田先生に豊富温泉原油をお渡ししました。まもなく先生は岐阜大学に転任されましたが、岐阜大学でも分析実験を続けられ、今回の発表にいたりました。この報告書の最後はこう締めくくられています。「本研究結果から、豊富温泉成分は炎症性皮膚病疾患においてバリア機能の回復の観点から、高い有効性が確認できた。今後、バリア機能回復の更なる詳細な機序の解明により、豊富温泉の湯治としての有効性に加えて、炎症皮膚疾患に対する新しい治療薬の開発にもつながる可能性を秘めている」と。

 その報告書コピーの陽だまり掲載を岩田先生からこころよく許可いただきましたので、以下に1ページ目を掲載いたします。(記小林 仁)

2024年7月 『豊富温泉の治療効果の科学的検証』 July 2024 \"Scientific Evidence of Toyotomi hot spa for skin diseases\"_c0219616_12470258.jpg
左が岩田浩明先生

2024年7月 『豊富温泉の治療効果の科学的検証』 July 2024 \"Scientific Evidence of Toyotomi hot spa for skin diseases\"_c0219616_12475352.jpg
豊富温泉ふれあいセンター、油が浮く湯治用浴槽(乾癬の会湯治ツアーにて)


2024年7月 『豊富温泉の治療効果の科学的検証』 July 2024 \"Scientific Evidence of Toyotomi hot spa for skin diseases\"_c0219616_12494935.jpeg
2024年7月 『豊富温泉の治療効果の科学的検証』 July 2024 \"Scientific Evidence of Toyotomi hot spa for skin diseases\"_c0219616_12500899.jpeg


# by kobayashi-skin-c | 2024-08-06 12:56 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』 July, 2024 "Trekking in Taisetsu Mountains"
久々のトレッキング。目指したのは大雪山系トムラウシ山から沼の原。ずっと歩きたいと思っていたコースですが、台風や大雨で沼の原登山口の閉鎖が続いていました。7月11日5:00am札幌の自宅を出発し新得町のトムラウシ山登山口へ。三泊四日のテント旅トレッキングです。体力にはもう自信がなくなってきているので担ぐ荷物は極力減らして、食事の大半はアルファ米、お酒もワイン1本分だけ!それでもズシリと重かった。
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_15084115.jpg
朝9:30、元気に登山口を出発。


カムイ天上に着くと、その標識にヒグマが齧った痕。クワバラクワバラ。
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_15084172.jpg
さらに前トム平に着くと、ここの標識にもヒグマの齧った痕。ヒトに恨みでもあるのだろうか。
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_15084263.jpg
お目当ての山の花々(チングルマ、エゾノツガザクラ)が満開、前トム平からはトムラウシ山頂が間近に望めましたが、この後からぽつぽつと雨。
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_15084282.jpg
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_15071925.jpg
午後4:15、ようやくのことトムラウシ山頂直下の南沼テント指定地に着きました。先客テントは二張。疲労困憊の私たちを見て、地元のお二人がテント設営を手伝ってくださいました。ありがとうございます。
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_15071973.jpg
テント設営が終わり中に入った途端、本格的な雨になってきました。少し盛り下がります134.png


翌朝一番でまずは山頂へ。ガスガスでした。今回が4度目のトムラウシ山頂。眺望は1勝3敗。
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_15213360.jpg
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_15213304.jpg
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_15213301.jpg
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_15213386.jpg
お目当ての日本庭園も天沼も霧の中、幻想的な美しさではあるのですが、衣子の表情も曇りっぱなし。


雨が降ったりやんだり、二日目の宿泊地ヒサゴ沼では避難小屋に寝床を確保しようとしたのですが、避難小屋に入ると2:00pmにもかかわらず人でいっぱい。さらにここからトムラウシ山頂ピストンをする人たちの寝袋が置きっぱなし。とても快適なスペース確保は無理と判断し、小雨の中、濡れた地面にテント設営。テントの中でゆっくり休息、と思ったが暗くなるころから強い雨と風。風でテントが飛ばないか、雨で水浸しにならないか、ヒヤヒヤ。打ちつける雨音で衣子の声も聞こえないほど。その模様はYouTubeで!

翌朝三日目。ヒサゴ沼は霧の中。雨でびっしょりと濡れたテント。ザックの重さに重い心はさらに沈み込む。ところが化雲岳、五色岳を過ぎて五色ヶ原にかかるころ、陽射しが、青空が、トムラウシ山が!五色ヶ原は色とりどりのお花畑。
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_20402026.jpg
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_20402011.jpg
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_20402056.jpg
良かったね、きれいだね、衣子さん!


2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_20401909.jpg
大好きなエゾコザクラも微笑みかけてくれました。泥んこ道もなんのその。


そしていよいよ沼の原。あまりの美しさに、今までの悲しい道のりもすっかり明るい思い出となりました。
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_20441371.jpg
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_20441389.jpg
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_20441333.jpg
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_20441270.jpg
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_20441334.jpg
このテント場の美しさ、楽しさは一生の思い出となるでしょう。大沼に映し出される針葉樹の森、どっしりと横たわるトムラウシ山、湖畔に現れたエゾシカ、......すべてが美しかった!


そして四日目の朝、まばゆい日の出を迎えました。
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_20494853.jpg
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_20494963.jpg
2024年7月『大雪山系トムラウシ、沼の原縦走』  July, 2024 \"Trekking in Taisetsu Mountains\"_c0219616_20494984.jpg
あれほど打ちひしがれたヒサゴ沼のテントの中の会話もなんのその、衣子の口からは「また来るわよ、今度は逆コースね!」101.png 沼の原の木道に思わずズッコケた衣子でした。

また来ようね 169.png169.png



# by kobayashi-skin-c | 2024-08-05 20:57 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』
7月に入って向かったのが広島。もちろんまずは広島カープ観戦です。試合開始前、広島カープオーナーにご挨拶、広大附属高校OB野郎5人のミニミニ同窓会でした。

2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』_c0219616_14163359.jpg
2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』_c0219616_14163339.jpg
赤い法被を着て熱烈に応援しましたが阪神タイガースに惜敗

2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』_c0219616_14163394.jpg
毎度お馴染み、お好み焼「電光石火」に舌鼓



そして世界遺産の宮島へ。30℃を超える暑さに負けず弥山登山。
2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』_c0219616_14232995.jpg
2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』_c0219616_14240614.jpg
2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』_c0219616_14233036.jpg
2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』_c0219616_14232959.jpg
弥山山頂からの眺めは最高です。瀬戸内海の島々、穏やかな海、白い航跡を引く船。


広島からは鳥取県までレンタカーで足を延ばしました。一度はチャレンジしたものの強風のため登れなかった伯耆大山です。梅雨の晴れ間、絶好の好天に恵まれ無事登頂しました。私たちの百名山33座目。登山道わきのヤマアジサイがとてもきれいでした。
2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』_c0219616_14304065.jpg
2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』_c0219616_14304031.jpg
2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』_c0219616_14291678.jpg
2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』_c0219616_14291788.jpg
2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』_c0219616_14291751.jpg

大山は信仰の山、大山寺、神社があり、祈りを捧げることも忘れませんでした。
2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』_c0219616_14322579.jpg
下山後は広島に戻り義兄の家を訪ね、姉、姪たちが作る故郷の味に舌鼓。義兄の家の庭には、姉が丹精込めて育てたアジサイが咲き乱れていました。
2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』_c0219616_14374009.jpg
2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』_c0219616_14374169.jpg
2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』_c0219616_14374146.jpg
2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』_c0219616_14374111.jpg
2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』_c0219616_14374159.jpg



さてさて、広島の旅の終わりはこの人のコンサート。山旅だったのか、食旅だったのか。いやいや今回も衣子の「追っかけ旅」でした。
2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』_c0219616_14405646.jpg


コンサート後、会場すぐそばの広島平和記念公園を訪ねました。暮色の空に建つ原爆ドーム。もうすぐ79回目の原爆忌。ウクライナ、パレスチナのことを思いながら祈りを捧げました。
2024年7月 『山旅、食旅、そして少し観光 その3 広島編』_c0219616_14531141.jpg

広島から北海道に戻ると、全館冷房中のようでした。やっぱり北海道がいいなぁ!

# by kobayashi-skin-c | 2024-08-05 14:55 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光 その2』
函館小旅行に続き、ピアニスト角野隼斗クンを富山に追っかけ、ついでに岩瀬の歴史景観地区、合掌造りの里を訪ねました(前回分)。

合掌造りの民宿に宿泊した後、白川郷から庄川をさかのぼり、白水湖、白水の滝を訪ねた。エメラルドグリーンの美しい湖で、その最奥には雪をかぶった白山がどっしりと横たわっていた。憧れの山、まだ登ったことがない。白水湖の少し下流には白水の滝があった。
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光 その2』_c0219616_10122713.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光 その2』_c0219616_10130874.jpg


次に北陸道を走り滋賀県へ。目的は伊吹山登山。
伊吹山は滋賀県、岐阜県にまたがる堂々した山容で、深田久弥の日本百名山の一つに数えられている(標高1377m)。日本書紀、古事記にも登場する歴史豊かな山であり、麓には「不破の関」、「関ヶ原」がある。1600年、関ヶ原の戦いに敗れた石田三成が伊吹山に逃げ込んだものの捕らえられ、京都六条河原で斬首された、そんな歴史も持つ山である。
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光 その2』_c0219616_09264139.jpg
この日宿泊したペンションから見上げる伊吹山。堂々とした山容である。このペンションのすぐそばに登山口があるのだが、昨年7月の大雨で登山道が崩落し、まだ閉鎖されたまま。仕方ないので、伊吹山観光道路を9合目まで車で登った。駐車場から30分で山頂!たったこれだけで二人で登る百名山32座目105.png
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光 その2』_c0219616_09264010.jpg

伊吹山は地質学的に石灰岩を多く含むため、この山にしか見られない植物が多く、イブキを冠した草花が多く見つかっている。イブキトラノオ、イブキジャコウソウ、イブキハタザオ、イブキノエンドウ、・・・・・・
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光 その2』_c0219616_09264088.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光 その2』_c0219616_09264000.jpg


山頂に現れた狸!と思って「あっタヌキ、タヌキが出た!」と叫んだのですが、あとでアナグマと教えられた。貉(ムジナ)とも呼ばれる。なんかほっそりとした顔しているな、と思ったのですが105.png
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光 その2』_c0219616_09254562.jpg

伊吹山から下山しては、お目当ての "Berceau"を訪ねました。大切な友が住むレストラン。すごく素敵で、おしゃれで、暖かくて、そしてもちろん美味しいのです。
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光 その2』_c0219616_18181222.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光 その2』_c0219616_18181383.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光 その2』_c0219616_18181399.jpg
素敵でしょう!


次に向かったのは彦根城。ヒコニャンに会いました。彦根城は全国に残る12現存天守閣を持つ城の一つで、国宝にもなっています。私にとって、百名山はまだまだ遠い道のりですが、12現存天守閣は犬山城と丸岡城を残すのみとなりました。
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光 その2』_c0219616_18273294.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光 その2』_c0219616_18273132.jpg

彦根から長浜に向かい、船で琵琶湖の竹生島を訪ねました。琵琶湖は「海」とも称えられますが、なるほど大きいですね。
竹生島は琵琶湖第一のパワースポットと言われ、厳かな空気が感じられました。国宝宝厳寺唐門は大坂城の唯一の生残り建築物とのことでした。
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光 その2』_c0219616_17300488.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光 その2』_c0219616_17300435.jpg
この日の夕食は琵琶湖の海の恵みをいただきました。発酵食品として名高い「鮒ずし」を初めて口にしました。こくとうまみが凝縮されたその味に驚きました。鮒の切り身をベーコンに、発酵したコメをチーズに見立てたスパゲッティカルボナーラ風の「鮒ボナーラ」が印象的!
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光 その2』_c0219616_17355681.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光 その2』_c0219616_17355648.jpg
この食事処は「湖里庵(こりあん)」。狐狸庵先生こと遠藤周作が名付け親とのこと。鮒ずしの名店「魚治(うおじ)」直営の庵でした。
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光 その2』_c0219616_17364543.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光 その2』_c0219616_17364520.jpg


湖北に位置する海津から眺める琵琶湖はのんびりと穏やかに広がっていました。
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光 その2』_c0219616_17443209.jpg

まだまだ知らないところだらけの日本。もう少し旅してみたい。

# by kobayashi-skin-c | 2024-08-01 17:46 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June "Hiking, Eating and Sightseeing"
三つの小旅行に出かけました。
函館へ、北陸から近江の国へ、そして中国地方へ。それは登山だったのか、食の探訪だったのか、観光だったのか、・・・・・・・

まずは山の友を誘って函館、恵山へ。
その前に、登別温泉街にあるピッツェリア”Astra"に寄り道。タバスコの代わりに登別の清流で採れたワサビを、バジルの葉の代わりにアイヌネギをトッピング。ご馳走様!
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_10315677.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_10315651.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_10315641.jpg
ツツジが咲き乱れる恵山公園、恵山登山。ハイキング気分で登れる名山です。
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_10352702.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_10352781.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_10362303.jpg
恵山は元気のいい活火山。火山性蒸気がいたるところで噴出しています。

2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_10362383.jpg
太平洋を望みながらゆっくりと登ります。山道脇にはイソツツジの白い花がいっぱい。恵山山頂は618mですが、渡島半島の東端にあり、眺望は抜群です。
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_10362341.jpg

今年上映され大人気の「名探偵コナン:百万ドルの五稜星」をご存知ですか?
孫4人を連れて(連れられて)札幌の映画館で観たのですが、ストーリーはサッパリ分かりませんでした。舞台は函館で名所巡りのようなストーリーでした。函館の街は今「コナン」だらけ!
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_11164444.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_11201778.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_11192808.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_11201745.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_11192919.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_11192883.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_11192965.jpg
年甲斐もなくはしゃいでいます105.png

函館の締めは「朝市のイカ刺身定食」。イカさんごめんなさい、ごちそうさま!
Youtubeの動画でご覧ください。



函館の次に向かったのが北陸、富山。一番の目的が、下のポスターでした。この夢のような競演は札幌では開催されませんでした。イケメンで東大卒で抜群の音楽センスを持つ角野隼斗、いわゆる「追っかけ」です(もちろん衣子の)。
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_11520580.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_11534941.jpg


夢のようなコンサートが終わった後、富山電鉄に乗って岩瀬に。岩瀬は今の富山港があるところですが、江戸時代から大正時代にかけては「北前船」で栄えた港。今も豪勢な廻船問屋の家並が連なっています。その古い建物をリノベーションして素敵な町おこしが進行中なのです。三軒ほどにお邪魔しました。

まずは「ふじ居」さん。私の大好物の鱒寿司がふるまわれました。学生時代、富山から北大に進学していたH君からの土産で知った味でした。
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_12050952.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_12050926.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_12050919.jpg

そして地ビールを飲ませる "KOBO"。廻船問屋森家の蔵をリノベーションした所です。
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_12113183.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_12093082.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_12092983.jpg

百万ドルの笑みですね107.png
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_12092950.jpg
もう一軒、「ねんじり亭」を訪れたのですが、地酒の「満寿泉(ますいずみ)」を飲み過ぎて写真を撮ることを忘れてしまいました。味と言い、雰囲気と言い、また来なくてはなりません。


富山からはレンタカーを借りて、富山、岐阜にまたがる世界遺産「合掌造りの里」へ。合掌造りの里には多くの外国人観光客が訪れていました。日本らしさを際立たせたとも言える景観に、初めて見る私もたいへん感激しましたが、観光地として残ったものの、そこに根付いていたこの地の文化、伝統は、すでに失われつつある(失われた)ことを思い知らされた、そんな気持ちが残った観光地でした。
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_12244273.jpg
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_12251350.jpg


白川郷原町で一晩お世話になった合掌造りの民宿
2024年5月・6月 『山旅、食旅、そして少し観光』 May & June \"Hiking, Eating and Sightseeing\"_c0219616_12215628.jpg
いろいろ寄り道旅はまだ続くのですが、次回山旅もご紹介いたします。

# by kobayashi-skin-c | 2024-07-20 12:35 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)