2017年9月~2018年2月教室
2017年9月教室 『日本乾癬学会の話題から』
32回日本乾癬学会が、日本医科大学皮膚科の照井教授の下で989日、東京都で開催されました。目覚しく進歩する乾癬研究と治療開発。その最新の話題を有田副院長がお届けしました。

20171024日 『夏、秋、日本の山々』

一昨年、昨年は、夏に冬にとヨーロッパアルプスで登山、スキーをしましたが、今年は北海道内、国内の山々を楽しみました。ことに念願であった日高幌尻岳七つ沼カールでのテント泊、そして日本アルプス槍ヶ岳から穂高岳へ、大キレット、ジャンダルムを越えての縦走と思いで深い山行を重ねました。その思い出写真を皆様にご覧いただきます。ブログ"photo & essay"に掲載しておりますのでご覧下さい。

20171128日 『パラダイム・シフト (paradigm shift) in アトピー・乾癬』 を予定しておりましが、時間の都合上開催中止となりました。

以下の内容の教室を考えておりました。
「パラダイム・シフト」とは、当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが、革命的に、もしくは劇的に変化すること。「科学革命」として使われることもある。

皮膚科医となってすでに40年以上を経た今、病気の理解・知識・治療法の劇的な変化に驚くと同時にとまどってしまう、そんな思い(パラダイム・シフト)があります。ことに、アトピー性皮膚炎・乾癬でその思いが強い。アトピーと皮膚バリア、そして乾癬と免疫について、振り返ってみます。

201712月、2018年1月、2月は、多忙を理由に中止いたしました。

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# by kobayashi-skin-c | 2018-04-11 17:20 | 「皮膚の健康教室」抄録 | Comments(0)
駐車券サービス中止のお知らせ
今まで、1時間分の駐車券サービスを行っておりましたが、201841日より中止とさせていただきます。これは、かねてから自家用車以外の公共交通機関で来られている方々と不平等であるとの指摘があったことと、マイカー自粛の時流に沿う考えによるものです。近隣には北口地下駐車場やコインパーキングが多数ありますので、各自でご利用、ご負担をお願い申し上げます。
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# by kobayashi-skin-c | 2018-04-05 09:30 | お知らせ | Comments(0)
休診のお知らせ
6月4日(月)、5日(火)、職員研修のためお休みいたします。

この間ご迷惑をお掛けいたしますが、ご諒解のほどをよろしくお願い申し上げます。

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# by kobayashi-skin-c | 2018-03-25 17:15 | お知らせ | Comments(0)
2018年2月 『ドロミテ,トレ・チーメ Tre Cime di Lavaredo, Dolomiti, Italia』
アルプスきっての北壁、岩塔 "Tre Cime di Lavaredo(トレ・チーメ)"がドロミテ、コルチナ・ダンペッツォの北東方向にある。バックカントリースキーで、トレ・チーメ一周に挑んだ。
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3つの岩塔がほぼ垂直に立つ。左端がCima Piccola 2857m、中央がCima Grande 2999m、右がCima Ovest 2973m。Cima Grandeの標高は長らく3003mとされていた。現在も地図によっては3003mと表記されている。わが国の剱岳とまったく同じ数字の変遷を遂げている。「山は高きが故に貴からず」とは言うものの、この素晴らしい山山に対し、岳人は洋の東西を問わず、3000mにこだわったのだろうか。初登は1869年。Cima Grande北壁の初登攀は1933年。エミリオ・コミッチらが3日間をかけて登攀した。


今回のドロミテ、コルチナ・ダンペッツォ行きの半分の目的は、この山を廻るバックカントリー・スキーに挑むことだった。日本から持参したスキーは、バックカントリー用一式を選んだ。だから、ベニスの空港にスキーが届かなかった時には、けっこう落ち込んだ。
 と意気込んではいたものの、現地に着くまでトレ・チーメのバックカントリースキー情報は皆無であった。街のトラベラーズ・インフォーメーションではまったく話しにならなかった。街の散歩中、ふと目にとまったのが、この看板。
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「おお、コルチナ・ダンペッツォにもAGノマドがある」のかと思った。オフィスに入ると、いかにも山屋さんといった風情の人が対応してくれた。"Round Tre Cime, back country ski? OK, OK, perfect!" の二つ返事。このチーフガイドと思しき親分、すぐに携帯電話で仲間のガイドに連絡。「2月18日8:00、ホテルにEdoardoという名のガイドが迎えに行く。いや8:30だ。料金は一人120€、ビーコン、シャベル、プローブは無料でレンタルOK、支払いはツアーが終わってオフィスに来い」との指示、狐につまれたような気持ちであったが、飛び上がるほど嬉しかった。

山小屋三連泊のあと、天気は下り坂。インターネットでみる天気予報は、サイトごとに、一日ごとにコロコロと変わる。結局、17日の夜からちらちらと雪が降り始め、18日の朝も雲が低く垂れ込め雪が降り続いていた。「トレ・チーメが見えない?!」、「パウダースノーか!?」。8:30、ホテル前には20代と思しき好青年が待ち受けていた。"Paulo"と名乗ったか、なんと名乗ったか、"Edoardoが病気で、代わりに今日のガイドを務める"とのこと。Pauloかどうかはっきりしないまま"Paulo"と声を掛け続けたが、帰国してから届いた彼のメールには"Pier"とあった。

彼の車に同乗し、まずはLago Misurinaミズリーナ湖へ向かい、湖畔の駐車場からはスノーモービルに乗り換えてRifugio Auronzoまで。
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そこからスキーにシールを貼って、いよいよトレ・チーメを廻るバックカントリーへ。しかし、「トレ・チーメはどこ?」の状態。雲が低く、霧でもやっている。最初からいきなり吹きさらしの急斜面。おまけに風に吹き飛ばされたのか、下はほとんど氷斜面。スキーがスリップして登りづらい。おまけにPauloの歩調は速く、息切れをしてくる。"Slowly, Paulo"と頼む。しばらくは視界のないまま、左側にあるであろうトレ・チーメの急斜面をトラバース気味に登っていった。ときおり鋭い山の稜線が顔を出す。
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広い雪原を歩くころ、Pauloが "Cima Piccola!"と声を上げた。
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いつの間にか、登山口のトレ・チーメ南面から、Cima Piccolaが立つ東面まで回りこんでいたのだ。霧が抜けてきて、Piccolaの向こうにGrandeも見えるようになってきた。少し急登が続いてからスキーシールをはずして滑走準備。かなりの急斜面だ。東面では思っていた以上の深さの新雪。ヤッホー!と叫びたくなるが、Pauloは「自分が先に滑るが、自分のトレースより左側には入らないように、一人ずつ合図のあとから滑り出すように、雪崩が危ない」の指示を出す。Pauloはたくみにターンして雪を蹴立てる。自分の番、やっぱり雪は重かった。思うようにスキー操作は出来なかった。とにかく「慎重に、慎重に」と自分に言い聞かせる。
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さらに、しばらく滑り降りるとトレ・チーメ北面に出た。なんと、トレ・チーメの全貌が眼前にある。言葉を失った。
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黄色味を帯びたドロマイトの岩壁が垂直に立つ。左側からCima Piccola, Cima Grande, Cima Ovest。アルプス屈指の北壁。

ふたたびシールを貼って歩き始めるが、左側ばかりを見ながら歩き、写真を撮る。Pauloにどんどん遅れるが、Pauloはあまり気にしていない。でも結局のところ、この写真、すべてPauloが撮影して日本に送ってくれたもの。感謝、感謝である。
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西面に回り込み、登山口方向が見えるころ、最大斜度のトラバース斜面にさしかかった。Pauloは急に慎重になって、幾度となく斜面をチェック。トレ・チーメ西面は、風で飛ばされたのか雪は固い氷面にうっすらと乗っかっただけで、すぐに落ちていく。ところどころには岩も露出している。Pauloは "Long walking, but safe. We had better to avoid the traverse" とのこと。もちろん従う。Long walkでも、その分たくさんトレ・チーメを見れるのだから異存はなかった。

もう一度北面に戻り、北西方向に雪原を横切って、深い深い谷に向かって新雪の急斜面を滑り降りた。ここには比較的深いパウダーが待っていた。ちょっと危ない滑りもあったが大満足。
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谷の底に下りてからは長い長いお帰りコース。巨岩がごろごろと転がる沢すじを、岩をぬうように下っていった。そしてトレ・チーメを最後に望むことができる地点で、Pauloが写真を撮ってくれた。トレ・チーメはまた霧にかすんでいた。

"ありがとう、Paulo君、いやPier君"。"ご苦労さん、衣子さん"。
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「やあコルティーナ、君はドロミテの女王だ!」の言葉を胸に刻む。お別れだ。

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# by kobayashi-skin-c | 2018-03-08 10:31 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)
2018年2月 『イタリア・ドロミテ、食べて飲んで、山小屋の楽しみ』 February 2018 "Mountain Huts in Dolomiti"

「山小屋に泊まった者でしか味わえぬ楽しみ」

-第二弾ー


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この飲み物はスプリッツァ・アペロール。北イタリア定番の食前酒。さっぱりと甘く、切れもよい。何より色がきれいだ。スキーのあとの渇いた喉を潤す(Rifujgio Scoiattoli スコイァトッリ小屋 2225mにて)



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そして、そのあとは赤ワイン。地元産のピノ・ネッロが美味しい。すみません、こんな顔になってしまいます(この写真はコルチナの街のレストラン)。


夕食は「午後7時から」。どこの山小屋でも言われるが、だいたい7時半ごろにずれこむ。イタリアらしい。待つ間は、絵画のように広がる窓の外の景色を眺めながらワイングラスを傾ける(Rifugio Averau アヴェロウ小屋 2416m)。

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Rifugio Averau アヴェロウ小屋 では夕食のメニューまで用意されていた。
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どこの山小屋でも趣向をこらした地元の料理を楽しむことが出来た。写真を見ていても懐かしく、生唾が出てくる、それほど美味しかった。

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ビーフ・カルパッチョ(日本では例のBSE問題で食べられない)と
パルメジャーノチーズ(Rif. Scoiattoli)


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甘いカボチャを包み込んだラヴィオリ(Rif. Scoiattoli)


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地元産キノコがたっぷり入ったショートパスタ(Rif. Scoiattoli)


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右下から時計回りに、赤カブの入ったラヴィオリ(Casunziei)、
ほうれん草を練りこんだニョッキ、トマト味の自家製パスタ(Rif. Lagazuoi)


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カボチャのリゾット、カリカリに焼いたスペック(干し肉)と
バルサミコが乗せられている(コルチナの街のレストラン)


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牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、黄色いのはポレンタ(トウモロコシ粉を
練って蒸したもの)、ワインがすすむ(Rif. Scoiattoli)


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デザートの定番は熱々アップルパイ(ストゥリューデル)。
ドロミテ地方は元来オーストリア・ハンガリー帝国領でドイツ語圏。
第一次世界大戦で戦勝したイタリアが領土とした。今も南チロル地方と
呼ばれ、料理、デザートはチロル風のものがおおい(Rif. Scoiattoli)



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朝ごはんには、こんなに沢山のものが並べられている。写真に入りきらないところには濃厚ヨーグルトやミルク、ゆで卵も並べられていた(Rif. Averau)


さらに、さらにお昼時は、スキーコース脇にある素敵な山小屋で(Rif. Scotoni)

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なんと山小屋の中では、炭火でTボーン・ステーキが焼かれていたが、注文は二人前から、あの堂々と立っているのがそれである。とても食べきれるはずもなく、可愛く炭火焼ソーセージを二人で分けた。飲み物はビールとスプリッツァ!


そしてまた夕暮れ時になると、
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窓の外に帳がおりてくる(ラガツォイ小屋)。


山小屋にはこんなものまで用意されている(Rifugio Scoiattoli スコイァトッリ小屋のHPから引用)。

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でも寒すぎたのか、勇敢な申込者がいなかったのか、風呂桶は閉じられたままだった。水着は持参していたのだが・・・・・
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さても、さても、食べて、飲んで、滑って、飲んで、食べて、・・・、「ひんしゅくもの」ではあるが、しかし、もう少しお付き合いいただきたい。ドロミテ最終日に一番のドラマが待っていたのです。次回の報告をお楽しみに。



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# by kobayashi-skin-c | 2018-03-07 16:08 | PHOTO & ESSAY | Comments(0)