海の日の連休、花が咲き乱れる大雪に登った。
(「海の日」に山に登って何が悪い?「山の日」なんて要らん!と私は思うのだが) 土曜日の診療を終えて2時過ぎに札幌を出発。黒岳ロープウエイを使い、黒岳石室には夕暮れに着いた。黒岳山頂を過ぎた辺り、エゾツツジが夕映えの中に紅く色輝いていた。 山小屋は楽しい。多少の寝苦しさもあるし、鼾もうるさいが、夕空から星空へ、そして黎明の時、茜色の空から煌くばかりの朝日が一瞬のうちにすべてを照らしはじめる。そんな時、自分が地球上に生きていることを実感する。ダイナミックな時の移ろいに感動を覚える。 きりりとした晴天の山の朝、暖かいスープを作り簡単な朝食。そしてすぐに歩き始める。あたり一面はお花畑。北鎮岳から比布岳の斜面でチングルマ、エゾノツガザクラ、アオノツガザクラ、ハクサンイチゲ、クモマユキノシタ たおやかな頂が連なる大雪において、愛別岳だけが切り立った独立峰を見せている。表大雪の西端のこの山には雲がかかりやすく、なかなか頂上を見ることができない。この朝はすっきりとした姿を見せてくれていたのだが、頂上に立って間もなく、真っ白な霧に包まれてしまった。 ふたたび北鎮岳に戻ってお鉢を一周。北海岳から黒岳への斜面も花々が美しかった。イワツメクサ、イワヒゲ、キバナシオガマ、エゾコザクラ、ミネズオウ 飽きることのない大雪の山々、花々。この自然に感謝、感謝。 #
by kobayashi-skin-c
| 2014-11-06 18:04
| PHOTO & ESSAY
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今年で4回目となる富良野ア―スライド。1回目は快調であったものの、2回目は冬のスキーでの骨折、3回目は5月のネパールトレッキングで腎臓を壊し、2年間は不調であった。今年は春に富士山、スイスアルプスに登り、高所トレーニングを行ってきたようなもので、自分としては絶好調でのぞんだつもりであった。しかし、その過信が油断となったのか、先頭近くの集団で頑張っていた前半戦、先行車の後輪に自分の前輪をすらしてしまい、あえなく落車。後続の5-6台も落車に巻き込み、恥ずかしくも申し訳ない事態を招いてしまった。脳震盪を起こし、右胸にも呼吸痛があり(おそらく肋骨骨折)、救急車も止むなしかと覚悟したが、少し記憶が途切れてしまったものの、強気でゴールまで頑張った。晴天に恵まれほろ苦くも楽しい一日であった。スタート・ゴールの写真。
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by kobayashi-skin-c
| 2014-11-06 17:55
| PHOTO & ESSAY
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乾癬がどのようにして起こるのか、最近次々に新しいことが分かるようになってきています。原因究明の研究に呼応して、この数年で生物学的製剤治療がわが国でも使用されるようになり、目覚ましい効果が得られています。しかしながら、生物学的製剤治療をはじめ内服薬治療、紫外線治療には、治療効果の半面、副作用があったり、治療費が多額であったり、通院が頻繁であったりと、患者さんの負担面も生じます。多くの皮膚の病気と同様、乾癬の治療でも主役はやはり外用療法(塗り薬)です。約10年ぶりで、新しい乾癬の外用剤(塗り薬)が近々発売となります。その新薬のことも含め、もう一度乾癬の外用治療について勉強したいと思います。
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by kobayashi-skin-c
| 2014-09-10 15:50
| 「皮膚の健康教室」抄録
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「酒さ」はいわゆる「酒やけ」と呼ばれる顔の赤みですが、お酒とは全く関係なしに「赤ら顔」に悩まれる方が増えています。以前にも一度「皮膚の健康教室」で取り上げましたが、再度酒さの原因・治療について勉強しましょう。
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by kobayashi-skin-c
| 2014-09-10 15:48
| 「皮膚の健康教室」抄録
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北海道の夏はあっという間に通り過ぎ、いつの間にやら秋風が吹き始めました。朝・夕は肌寒く感じる日もあります。でも、ちょっと前までは、蒸し風呂のような暑さが続くこの夏の日本列島。何だか毎年のように、何十年ぶりの暑さとか、日本最高気温の町とか、話題になりますね。「地球温暖化現象」は深刻!そんな時に『汗』の話題では、なお一層のこと暑苦しくなりそうですが、今『汗』が見直されています。そのキーワードは『汗は最高の天然保湿ローション』なのです。アトピー性皮膚炎は、皮膚の症状が夏に悪化することが多く、『汗は大敵!』と思われがちでした。しかし最近の研究では、アトピー性皮膚炎の方で多くみられる『乾燥肌、皮膚バリア障害』にとって、汗をかくことが何よりの保湿となり、皮膚症状の改善にも役立つことが分かってきました。そんな『汗』についてちょっと勉強してみましょう。
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by kobayashi-skin-c
| 2014-09-10 15:46
| 「皮膚の健康教室」抄録
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