「やってみたいとずっと思っていること」ってありませんか?
まったく手が届かないことを思い続けても仕方ありませんが、チャレンジできそうなこと! 私にとっては、まだ体が動くときに、今しかない「やってみたかったこと」。 その1「麓から富士登山」 なんだ、そんなこと、と思われる方が多いかもしれませんが、富士山頂上まで登られた方の大半は五合目まで車かバスで行き、五合目登山口から登られたのではないでしょうか。今までに三回の富士登山経験がありますが、私もご多分に漏れず三回ともに五合目からでした。最初は1999年、20世紀最後の年の記念でした。2014年には頂上からスキーで滑り降りました。2016年にはモンブラン、マッターホルン登山のための高度順応のためでした。 というわけで「本物の富士初登山」にチャレンジです。 8月27日、乾癬学会を終えた翌日早朝、東京駅からの高速バス富士河口湖行きに乗り込み、富士山駅(富士吉田市)で下車。そこから歩き始めました。くそ暑かった東京に比べヒンヤリとしています。 ところが、5合目登山口からの登山道に合流すると、登山道には光の列!各合目の山小屋の前は仮眠をとる外国人だらけ、宿代を節約しての弾丸登山のようだ。9合目あたりで東の空が真っ赤になったが、ご来光は雲の中 そして山頂付近は人ごみでいっぱい、ほとんどが外国人 「一度やってみたかったこと」、さらに続きます。
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by kobayashi-skin-c
| 2023-11-02 12:15
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学会が終了した夕方には「日本乾癬患者連合会」の懇親会も対面で行われました。ビールを飲みながら大いに盛り上がったことはもちろんですが、懇親会場からみたレインボーブリッジ、花火に「東京って、スゲーな!」とため息がもれました。来年の乾癬学会(大阪市)での再会を約束し名残を惜しみました。 #
by kobayashi-skin-c
| 2023-10-03 16:21
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7月~8月の40日間、ずっと思い描いていた夢の旅を実現させました。3月に引退し、四国遍路に続く私たちの卒業旅行です。旅は5つのパートに分かれ、 パート1:イタリア・ヴェローナ音楽祭(アレーナのオペラ) パート2:イタリア・ドロミテのトレッキング パート3:オーストリア・ザルツブルク音楽祭 パート4:イタリア・スイス・フランスにまたがるツールドモンブランのトレッキング パート5:スイス・ルツェルン音楽祭 3ヶ所の音楽祭が2ヶ所のトレッキングを挟むように旅を計画しました。 今回は最終回『パート5:スイス・ルツェルン音楽祭』です。 ワーグナーやラフマニノフが暮らしたルツェルン市は、1910年代から小さな音楽祭をおこなっていましたが、ザルツブルクでの音楽祭が隆盛を極めることで衰退し、1920年頃には行われなくなってしまったそうです。この音楽祭が実現に至るのは、皮肉にも1938年4月に行われたナチスによるオーストリア併合がきっかけでした(「サウンドオブミュージック」のトラップ大佐一家がザルツブルクを去ったのもこの時でした)。ナチスのこの暴挙によってザルツブルク音楽祭を閉め出された音楽家たちを集めて音楽祭を開催すべく、ルツェルン市がトスカニーニをはじめとする音楽家たちに呼びかけ、1938年に第1回の国際音楽祭が開催されました。(Wikipediaから引用) 私たちは二公演を楽しみました。初日はダニエル・バレンボイム指揮、イゴール・レヴィットのピアノ、ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団によるベートーヴェンピアノ協奏曲1番、そしてブラームス交響曲2番の演奏を聴くことができました。予定ではマルタ・アルゲリッチのピアノでショパンのピアノ協奏曲でしたが、アルゲリッチが体調不良のため急遽レヴィットが代演。曲目も変更となりました。残念でしたが、レヴィットの繊細で透き通った音色に感銘しました。 ルツェルンは美しい町です。フィアヴァルトシュテッテ湖(ルツェルン湖)とピラトゥス山やリギ山に囲まれ、湖から流れ出す水がとうとうとロイス川を下り、その川には14世紀に建造された(1993年に一度全焼、その後再建された)カペル橋が今も美しく花で飾られています。 音楽祭の合間のお昼には、ピラトゥス山に登りました。ルツェルンから船に乗って、アルプナッハシュタートへ。湖畔から世界最急勾配の歯車式鉄道(最大傾斜48%)。森を抜けて、森林限界をこえると険しい岩の間を登っていくアトラクションのような登山鉄道。そしてピラトゥス山頂! 山頂からはアイガー、ユングフラウの名峰が間近に見え、真下にはルツェルン湖。楽チン登山を楽しみました。皆さま、卒業旅行にお付き合いいただきありがとうございました。 卒業旅行⁉ 人生の旅はまだまだ続きます。これからもよろしくお願い申し上げます。
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by kobayashi-skin-c
| 2023-09-14 11:24
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パート1:イタリア・ヴェローナ音楽祭(アレーナのオペラ) パート2:イタリア・ドロミテのトレッキング パート3:オーストリア・ザルツブルク音楽祭 パート4:イタリア・スイス・フランスにまたがるツールドモンブランのトレッキング パート5:スイス・ルツェルン音楽祭 3ヶ所の音楽祭が2ヶ所のトレッキングを挟むように旅を計画しました。 今回は、「パート4:イタリア・スイス・フランスにまたがるツールドモンブランのトレッキング」です。 過去2015年、2016年の2回、私たちはモンブラン山頂に立ちました。 登頂できなくなったら「ツールドモンブラン Tour du Mont Blanc (TMB)」と決めていました。モンブラン山塊を一周するTMB(170km)! 夢に描いていました。天候は出たとこ勝負。とにかく楽しむことを第一に、無理をせず、疲れたら乗物も利用するぐらいの気持ちで計画を立てました。苦労したのは山小屋の予約。コロナ禍が明け、いっせいに皆が動き始めたのでしょう。ネットで予約は可能なのですが、なかなか目的の山小屋が押さえられません。押さえることができた山小屋と山小屋の距離がずいぶん離れているところもできてしまいました。これも出たとこ勝負、と腹をくくって出発です。 TMBはどこを出発点にしても良いのですが、多くの人はフランス・シャモニーを選びます。私たちはイタリア・クールマイユールを選びました。ヴェローナからバスで移動できたこと、それとお気に入りのホテルとレストランがあったからです。 モンブラン山塊、そして氷河がクールマイユールの町に迫っています。美しい町です。 ずっとここに居たいけれど、山が呼んでいる! 翌日3日目、朝は晴れていましたが、イタリア・スイス国境のフェレ大峠にかかるころ、強風に霰、雪が混じってきました。 いきなりはしご場。長いはしごがいくつか続きました。 夕方、シャモニーのホテルに着くころ、なんとモンブランの山頂が姿を現し始めました。先ほどまでは白い雲のベールで包まれていた女王様も、少し頬を赤く染めながらの登場です。 6日目、シャモニーでの休息日はCafe Floriaまでゆっくりお散歩。Cafe Floriaはその展望と、そしてブルーベリータルトが絶品!白い生クリームが乗っかったタルトは「モンブラン」と呼ばれています。 7日目、朝、目を覚ますと、朝日を浴びたモンブランが「おはよう」と。 8日目、この日が長丁場。コンタミヌ 1170m から二つの峠(Col du Bonhomme 2329m, Col du Croix du Bonhomme 2480m)を越え、シャピュー Chapieux 1550mまで下らなければなりません。 まだ暗いうちに出発、Notre Dame de la Gorge寺院に無事を祈りました。 この日も快晴で気温がぐんぐん上がり、衣子はズボンを脱ぎ捨てタイツ姿のニューファッションへと変身。 9日目、この日も長丁場。フランス・イタリア国境のセーニュ峠 Col de la Seigne 2515m を越えてイタリアのエリザベッタ小屋まで。朝一番にシャピューの山小屋を出発したのですが、なんと私はまったく逆方向に歩き始めてしまいました。20分も歩いたころ、地元の人に教えられて山小屋まで戻るはめとなりました。面目ない。 こんな日もあるのか、お天気も少しご機嫌ななめ。絶景で知られるセーニュ峠ですが、山の眺望はありませんでした。何とかエリザベッタ小屋に到着し、遅いお昼を食べて元気回復、夕方には虹のプレゼント。いよいよTMBも残すところ明日一日となりました。 感傷を少し胸に、この日はエリザベッタ小屋から快晴の空と、モンブランを望みながらクールマイユールへと下っていきました。 長々とつづったツールドモンブラン、お付き合いいただきありがとうございました。 次回はいよいよ最終章:スイス・ルツェルン音楽祭です。
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by kobayashi-skin-c
| 2023-09-13 16:51
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7月~8月の40日間、ずっと思い描いていた夢の旅を実現させました。3月に引退し、四国遍路に続く私の卒業旅行です。旅は5つのパートに分かれ、 パート1:イタリア・ヴェローナ音楽祭(アレーナのオペラ) パート2:イタリア・ドロミテのトレッキング パート3:オーストリア・ザルツブルク音楽祭 パート4:イタリア・スイス・フランスにまたがるツールドモンブランのトレッキング パート5:スイス・ルツェルン音楽祭 3ヶ所の音楽祭が2ヶ所のトレッキングを挟むように旅を計画しました。 ブログでは5回に分けて連載いたします。写真の枚数も多く、長文となってしまいましたがお付き合いのほど宜しくお願い申し上げます。 今回は、パート3:オーストリア・ザルツブルク音楽祭です。 今回の旅では、ヴェローナを出発するときにレンタカーを借り、ドロミテ、ウイーン、ザルツブルクを廻り再びヴェローナに戻り、レンタカーを返却。その後はバス、汽車を使って移動しました。レンタカーは「ランボルギーニ」ではありません。トヨタのヤリスです。ハイブリット車でオートマチック、さすが日本車、小型なので狭い山道でも村道でも楽々。そして何より優れていたのがナビ。iPhoneのGoogle Mapを車のUSBポートに接続すると、車のディスプレイに地図が大きく表示され、案内は何と日本語!あらかじめGoogle Mapのオフラインマップを作っておくと、電波の接続なしで使用が可能!地図とにらめっこしていた昔に比べるとなんと楽になったことか。助手席に座る衣子が一番楽になったようです。ナビゲーターの役割から解放されて居眠りばかり😲 ウイーンでは奮発してHotel Sacherに宿泊。あのザッハトルテで有名なホテルです。なんとグレードアップでスイートルームに案内されました。 ウイーンでは、宮殿、美術館、公園を巡り、ヨハン・シュトラウス、シューベルト、モーツアルト、ベートーヴェンにご挨拶。 さらにベルヴェデーレ宮殿、レオポルド美術館ではグスタフ・クリムト、エゴン・シーレの19世紀末の退廃が漂う甘美的絵画を鑑賞しました。 そしてザルツブルク。 映画「サウンドオブミュージック」を皆さまご存知ですか? そう、あの町、あの音楽祭なのです。 「サウンドオブミュージック」の舞台となったミラベル宮殿、そしてレオポルツクロン城。 そして音楽祭です。ここでは三公演を楽しみました。 三日目、モーツァルト"Le Nozze di Figaro”(フィガロの結婚)を祝祭劇場”Haus fur Mozart”で観劇。私達も気合を入れて行ったつもりが、聴衆の皆んなの衣装の凄さに圧倒されました(数多くの男性はブラックタイ、女性はイヴニングドレス)。オペラは演出が超現代的でモーツアルトを超えているのか、壊しているのか、ピストルの殺人場面が出てきたり、突如女性の入浴シーン、胸もあらわな女性との絡みの場面があったり(それも有名なアリアのところ)。邪念のためか音楽に集中できず私にはついていけませんでしたが、拍手喝采で終わったので、きっと素晴らしかったのでしょう。 #
by kobayashi-skin-c
| 2023-09-12 15:10
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